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大日本印刷、絵の中に入り込めるデジタル教材を開発

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擬似的に絵の中に入り込める美術デジタル教材
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 大日本印刷(DNP)は5月12日、体験をもとに活発な協働学習が行える学習システムを開発したと発表した。実用化に向け、擬似的に絵の中に入り込める美術デジタル教材の実証実験を5月11日~15日に豊島区内の小学校で実施する。

 近年の学校教育では、知識の習得だけでなく、子ども同士が教え合い、学びあう協働学習が求められている。また、美術教育では、作品の鑑賞や、美術館・博物館の訪問、専門家の話を聞くなど、主体的に取り組む体験型の学習が重要視されているという。しかし、教員の知識不足や時間的な制約などが課題となっていた。

 そこでDNPは、これまで取り組んできたICTを活用した美術鑑賞システムの開発・運用実績を活かして、美術デジタル教科書研究会と共同で体験型協働学習システムを開発し、実証研究を行う。

 美術教育の体験型協働学習システムは、歩く動作に合わせてスクリーンに投影された絵が変化する。絵の中に入り込むような疑似体験を通じて、鑑賞能力の向上をサポートするという。この体験型協働学習システムは、プロジェクターとスクリーン、センサー機器を設置するだけで簡単に利用できる。

 実証実験は、美術デジタル教科書研究会の香川大学教育学部の安東恭一郎教授と共同で、豊島区立池袋本町小学校6年生を対象に実施。ICTを活用した美術の体験型協働学習を実施後、国立西洋美術館を訪問して授業で学習した美術作品を実際に鑑賞する。事前に体験型協働学習を行うことで、学習の質を高めるのがねらい。

 今後の展開について、6月より同システムを使用した実証研究を香川県や新潟県など全国の小・中学校で実施して効果検証を行い、2016年度以降に自治体での本格的な導入を目指す。2020年度までに累計で10億円の売上を見込む。
《工藤めぐみ》

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