首都圏でイメージの良い鉄道路線「山手線」「東横線」…ワースト1は?

 首都圏の鉄道路線のイメージ調査では、もっともイメージの良い路線は「JR山手線」、反対にイメージの悪い路線1位は「JR埼京線」となった。遅延が多い路線では「JR中央線」が1位となるなど、路線ごとに持たれている異なるイメージが明らかになった。

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 首都圏の鉄道路線のイメージ調査では、もっともイメージの良い路線は「JR山手線」、反対にイメージの悪い路線1位は「JR埼京線」となった。遅延が多い路線では「JR中央線」、住みたい路線では「東急東横線」がそれぞれ1位となり、路線ごとに持たれている異なるイメージが明らかになった。

 オウチーノ総研は5月15日~5月22日、首都圏在住の20~59歳の男女703名を対象に「路線に関するアンケート調査」をインターネットで行った。

 「イメージの良い路線」で1位となったのは「JR山手線」。2位は「東急東横線」、3位は「東急田園都市線」だった。山手線が選ばれた理由では、「首都圏の中心的路線だから」や「本数が多い、利便性が高い」という意見が多かった。東急2線についてはともに、「高級住宅地が多い」「おしゃれ」という声が多かった。この上位3路線は「住みたい路線」ランキングでもトップ3を占めた。

 「イメージの悪い路線」の1位は「JR埼京線」。2位「JR京浜東北線」、3位「JR常磐線」と続いた。埼京線が選ばれた理由では、「痴漢が多いから」という理由が圧倒的に多かった。京浜東北線については「混雑しているから」、常磐線では乗客の様子に懸念を持つといった理由が多く見られた。

 「遅延が少ない路線」では、トップが「JR山手線」、2位「都営大江戸線」、3位「東京メトロ銀座線」となった。山手線が選ばれた理由としては、「本数が多い」ことがあげられた。大江戸線や銀座線では「ホームドアによる転落事故の減少」のほか、「他路線と乗り入れていない」という意見が見られた。

 一方「遅延が多い路線」として1位となったのは「JR中央線」。2位が「JR山手線」、3位が「JR京浜東北線」だった。3路線に共通する理由は「人身事故や踏切事故が多いから」となった。

 「通勤で使いたくない路線」は、1位が「JR埼京線」、2位が「JR山手線」、3位が「JR中央線」となった。3路線ともに「混雑」が理由となっており、それに伴う遅延を懸念する声があがった。イメージ調査だが、「呼吸するのもつらいほど混んでいるから」などといった実体験に基づく理由も多く寄せられたという。
《勝田綾》

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