佐賀県教育委員会は、6月9日、県内におけるこれまでのICT利活用教育の取組み状況や今後の展望について発表報告する「平成27年度 ICT利活用教育フェスタ」第1回を開催する。併せて6月8日には県内の小・中・高校・特別支援学校での授業公開も行う。 佐賀県は、全県規模で「先進的ICT利活用教育推進事業」に取り組んでおり、平成26年には県立高校全校への学習用パソコンの導入や、小学校での電子黒板設置率が全国1位になるなど、ICT利活用教育の充実を進めている。 今回の教育フェスタでは、これまでの成果の公開・事例共有を行うだけでなく、一層の教育情報化の推進を図るために基調講演やパネリストを迎えてのシンポジウムを実施する。 9日の全体会では、東北大学大学院情報科学科研究科の堀田龍也教授による基調講演「情報活用能力調査の結果から見るICT利活用指導改善のポイント」を午前中に実施、午後には総務省、文部科学省、尚美学園大学大学院、日本マイクロソフト、佐賀新聞社からパネリストを招き「教育の情報化の現状と今後」と題したシンポジウムを行う。そのほか、小・中・高校・特別支援学校それぞれの専門ブースを設けての事例発表も行われる。 また、全県立中・高・特別支援学校と市町立小・中学校において授業公開を実施。54校は6月8日に行うが、17校は別日程にて授業公開を実施する。各校の実施日などの詳細については、佐賀県ホームページにて確認できる。参加は無料、事前の申込みも不要だが、授業公開の取材等に関しては別途各校への許可が必要。◆平成27年度 佐賀県ICT利活用教育フェスタ第1回日時：6月9日（火）10:00～16:30（9:30～受付開始）会場：佐賀市文化会館大ホールおよび佐賀県総合体育館大競技場参加費：無料◆佐賀県ICT利活用教育 授業公開日程：6月8日（月）※一部学校は別日程会場：全県立中・高・特別別支援学校および町市立小・中学校※開催時間は会場により異なる
