日本科学未来館、常設展リニューアル…公開は2016年4月

 日本科学未来館は、開館15周年を迎える2016年4月、展示の新設など、常設展の総面積の半分ほどを新しくする。リニューアル工事に伴い、2015年11月から2016年4月、一部の展示エリアを閉鎖する。

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 日本科学未来館は、開館15周年を迎える2016年4月、展示の新設など、常設展の総面積の半分ほどを新しくする。リニューアル工事に伴い、2015年11月から2016年4月、一部の展示エリアを閉鎖する。

 リニューアルするのは、常設展のうち、5階「世界をさぐる」と3階「未来をつくる」のエリア。科学技術の未来を考え、社会や地球をめぐる課題の解決に貢献する場となることを目指すという。

 新規展示は、「地球で暮らすリスクと向き合う(仮)」「未来のノーベル賞(仮)」の2種類。このうち、「地球で暮らすリスクと向き合う」は、地震や噴火などの自然災害、局地的豪雨やスーパー台風などの気象現象、エボラ出血熱やデング熱などの感染症といったハザード(リスクの原因)が生まれる仕組みやリスクを減らす取組みへの理解を深める展示となる。

 また、「未来のノーベル賞」は、これからの地球や人類に貢献する科学技術について、来館者や科学コミュニケーター、ノーベル賞受賞者らと考えるコーナーとなる。

 シンボル展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」にも新規コンテンツを投入。新設の展示端末を使い、パーソナルなGeo-Cosmosに見たいデータを表示し、操作できるようにする。ドームシアターにも新しいコンテンツが登場する。

 このほか、出入口エリアの新演出、ステージの整備、オピニオン・バンクの拡充など、既存スペースについてもより魅力的な内容にリニューアルする。

 公開日は2016年4月20日。リニューアルを記念して、2016年4月20日から24日は、常設展入場とドームシアターの鑑賞を無料とする。なお、リニューアル工事に伴い、2015年11月18日から2016年4月18日まで、3階と5階の常設展エリアの一部を閉鎖する期間がある。
《奥山直美》

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