増進会と米国Edmodo社、SNS・学習プラットフォーム来春提供

 増進会出版社は、9月7日、Edmodo, Inc.(米国、以下Edmodo社)に出資を実行し、業務提携について基本合意を行ったことを発表した。両社は学校向けSNS・学習プラットフォームを開発し、2016年2月から提供する予定。

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 増進会出版社は、9月7日、Edmodo, Inc.(米国、以下Edmodo社)に出資を実行し、業務提携について基本合意を行ったことを発表した。両社は学校向けSNS・学習プラットフォームを開発し、2016年2月から提供する予定。

 学校向けのSNSおよび学習プラットフォームは、教育ICTサービスの普及が進むなかで注目を浴びているもののひとつ。コミュニケーションの円滑化、先生どうしの指導知見の共有、生徒どうしが刺激し合うことによる学習意欲の向上などの効果が期待されている一方、ICT化する教育現場びは生徒が安心して利用できるような安全面のサポートを求めた提案が求められている。

 Edmodo社は、安心・安全な環境下で利用されることを目的としたソーシャルラーニングネットワークサービス「Edmodo」を現在世界190か国以上、5,500万人以上に提供している。増進会出版社は、子会社のZ会を通じた学校市場に対して書籍、通信教育、模擬試験、検定、ICTを使った指導サービスなどの教育サービスを提供。そのほか、グループ会社の栄光ホールディングス子会社である栄光、エデュケーショナルネットワーク、シェーンコーポレーションなどを通じ、塾や英会話学校の運営、教材・テストの販売など、多様な教育サービスを提供している。

 開発されるプラットフォームは、学校内に限定された、先生・生徒・保護者が利用できるコミュニケーションサービスや教材コンテンツの提供や宿題の管理機能を備える。また、小テストやアンケートの実施、スケジュールの管理・共有、学習状況の分析が行える予定。サービスや機能の一部は無料で利用可能。

 今後、両社は9月より学校に対して、Edmodo社のSNSおよび学習プラットフォームの提案を開始し、2016年2月よりEdmodo社の学習プラットフォームを通じた教材コンテンツの提供・販売を行う予定。両社は双方のノウハウを活かし、学校教育をより豊かなものにしていくとしている。
《佐藤亜希》

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