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企業が求めるのは工学・経済・医学系…大学に求める教育分野

教育・受験 大学生

文系・理系による業務遂行時に求める役割の違い
  • 文系・理系による業務遂行時に求める役割の違い
  • 大学で学ぶ・教えることが重要な分野
  • 調査における学問系統・分野一覧(参考)
  • 文系と理系出身者に求めることに違いが「ある」割合
 企業が大学で学ぶ分野として重視するのは「自社の成長」では工学系、「日本経済の成長」では経済系、「社会発展」では医学系であることが、帝国データバンクの調査で明らかになった。

 「大学に求める教育分野に対する企業の意識調査」は、文部科学省が6月8日に全国の国立大学に向けて教員養成系や人文社会科学系の学部・大学院の廃止や転換を求める通知を出したことを受けて実施したもの。8月18日~8月31日に全国1万833社から有効回答を得た。

 自社の業務遂行に文系と理系の出身者で求めることに違いが「ある」と回答した企業は29.2%。「製造」42.8%と「建設」39.0%で割合が高く、製造では「精密機械、医療機械・器具製造」が7割近くに達した。また、従業員数が多い企業ほど「ある」の割合が高かった。

 大学で学ぶべき分野として、「自社の成長」に重要なのは「工学系統」と考える回答が45.7%でもっとも高く、「経済・経営・商学系統」が43.7%と続いた。「日本経済の成長」では「経済・経営・商学系統」が重要とする割合が64.5%でもっとも高く、「工学系統」が63.0%と続いた。経済成長には工学系と経済系を重視する傾向が強いことがわかる。

 一方、「社会の発展」については「医・歯・薬学系統」が63.3%でもっとも高く、「看護・保健系統」63.2%、「教員養成・教育学系統」61.9%、「文学・語学系統」61.7%と続いた。「工学系統」は12位、「経済・経営・商学系統」は14位となり、経済成長と社会の発展で重要と考える分野が異なった。

 しかし、「社会の発展」で重視する分野は12位までがそれぞれ5割以上の回答を得ている。機械関連など自社の得意分野を中心に事業を展開する企業では文系と理系で人材を使い分けている傾向があるが、企業は学問分野にとらわれない教育を求めていることがうかがえる結果となった。
《勝田綾》

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