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武雄市のICT教育「効果を上げ始めている」…第2次検証報告

教育ICT 先生

スマイル学習の効果に対する考え(保護者)
  • スマイル学習の効果に対する考え(保護者)
  • 動画コンテンツの使いやすさ(教員)
 東洋大学は9月28日、同大白山キャンパスにて、佐賀県武雄市の「ICTを活用した教育」の第2次検証報告会を開催した。教員や保護者を対象としたアンケートでは、ICTを活用した教育に対して肯定的な回答が得られ、「効果を上げ始めている」と評価した。

 ICT教育研究プロジェクトは、2014年度佐賀県武雄市で行われたスマイル学習(武雄式反転授業)やプログラミング教育など、ICTを活用した教育について、東洋大学現代社会総合研究所がその効果の検証を行ったもの。2015年6月に第1次検証報告書として児童の「ICTを活用した教育」への評価などを中心にとりまとめた。その報告を踏まえて、このたび第2次検証報告書としてまとめ、報告会を実施した。

 2014年6月より2015年1月にかけて教員を対象に実施した「スマイル学習授業後・評価アンケート」によると、予習用の動画コンテンツが「使いやすかった」「どちらかと言えば使いやすかった」といった肯定的な回答の割合は算数82.1%、理科83.5%といずれも8割以上となった。

 また、すべての小学校の保護者を対象としたアンケート調査(2015年7月実施、回収調査票数1,313)によると、スマイル学習の効果について、「効果があると思う/やや効果があると思う」は40.9%、「ほとんど効果はないと思う/あまり効果はないと思う」は15.1%で、効果について肯定的な考えを持つ保護者の割合が、否定的な考えを持つ保護者よりも多かった。

 スマイル学習やデバイス導入で教員の負担が増えたにもかかわらず、負担感より達成感が増していることから、「総じて武雄市のICTを活用した教育は、効果を上げ始めている」と報告書では評価している。
《工藤めぐみ》

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