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神奈川県立高校を最大2割閉校など、高校改革に意見募集

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  • 再編・統合による配置の考え方
  • 旧学区を組み合わせて区分した5つの地域
 神奈川県教育委員会は、新たな県立高校改革に取り組むとして、教育内容・方法、県立高校の再編・統合にかかる「県立高校改革実施計画(全体)素案」を作成。改革を通じて、現在の県立高校142校より、20校から30校を減らすことなどが盛り込まれた。

 これまで県の教育委員会では、「高校百校新設計画」「県立高校改革推進計画」の2回の改革を行ってきた。新学習指導要領への移行、国の第2期教育振興基本計画の策定など、高校教育をめぐる大きな動きを受け、平成27年1月には「県立高校改革計画」を策定。「スチューデント・ファースト」を基本的な考え方とした改革に取り組むこととした。「県立高校改革実施計画」は、この改革計画にもとづき中長期を展望した改革に取り組むための具体的な計画として策定された。質の高い教育の充実、学校経営力の向上、再編・統合等の取組みを、改革の柱としている。計画の実施期間は、平成28年度を初年度として平成39年度までの12年間を予定している。

 質の高い教育の充実では、県立高校2年生等を対象とした生徒学力調査の実施、プログラミング教育などの研究推進校の指定、県立高校と大学等教育機関、企業と連携するコンソーシアムの形成などがある。また、学校経営力の向上では、教職員の研修体系の構築、高校のICT環境整備の推進などをあげた。

 再編・統合等の取組みでは、学校規模の適正化、教育課程の改善のほか、県立高校改革計画の全期間を通じて、再編・統合を行う。全県を隣接する旧学区を組み合わせて区分、「横浜北東・川崎」「横浜南西」「横須賀三浦・湘南」「中・県西」「県央・相模原」の5つの地域を基本に再編するという。改革を通じて、県立高校は現在の142校から、20~30校を減少するとした。また、全日制の配置では、クリエイティブスクールを既設の3校に加え、新たに県央・相模原と中・県西の地域にそれぞれ1校増設し、県全体で5校になる。単位制による普通科であるフレキシブルスクールを、県全体で2校配置する。

 「県立高校改革実施計画(全体)素案」については、県のホームページから閲覧できる。県では11月16日まで、実施計画について、県民からの意見を募集(パブリックコメント)。意見の提出方法は、郵送、FAXのほか、神奈川県ホームページのフォームメールから送ることができる。意見募集結果の公表は平成27年12月頃を予定、実施計画の公布(公表)時期は平成28年1月頃を予定している。
《黄金崎綾乃》

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