東京オリンピックが留学意欲に影響、学生の多くが「五輪に関わりたい」

 EF留学総合研究所が実施した留学経験者の実態調査によると、「東京五輪に関わりたい」と思い留学にチャレンジした学生が多くいることが明らかになり、東京五輪が学生たちの留学意欲(語学学習意欲)に影響を与えていることがわかった。

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留学を決意した理由
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 EF留学総合研究所が実施した留学経験者の実態調査によると、「東京五輪に関わりたい」と思い留学にチャレンジした学生が多くいることが明らかになり、東京五輪が学生たちの留学意欲(語学学習意欲)に影響を与えていることがわかった。

 EF留学総合研究所とは、留学・語学教育事業を展開する世界最大級の私立教育機関の日本法人であるイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンの研究部門。2015年9月に留学先から帰国した学生(中学1年生から大学4年生)、100名を対象にアンケート調査を実施した。

 留学を決意した理由で、「語学力を強化したいと考えたから」がもっとも多く、ついで「海外文化に触れたかったから」「留学先で友人を作りたかったから」「将来のキャリア(夢を実現する)ため」という回答が多かったが、7位に「東京オリンピックに関わりたいと思ったから」がランクインし、東京五輪が学生たちの留学意欲(語学学習意欲)に影響を与えていることがわかった。

 EF留学総合研究所の小池浩上席研究員によると「2015年9月に帰国した学生たちが留学を検討し始めた2014年8月頃は、日本を訪れる外国人旅行者の数も増え、肌感覚として英語の必要性を感じ始めた頃」かもしれないと分析している。そして、「2020年の東京五輪を成功させるためには語学堪能なボランティアスタッフの存在は必要不可欠」とし、「学生たちには東京五輪で活躍するために、語学習得、そしてその方法の1つとして海外留学にチャレンジしてもらいたい」という。

 イー・エフ・エデュケーション・ファーストは、1965年に「教育を第一に」をモットーにスウェーデンで設立された私立教育機関。現在は、世界53か国以上の国々に500以上の事業拠点を持つほか、直営語学学校では言語教育、留学、オンライン英語学習、ビジネススクールなどを展開している。2016年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでは公式語学サプライヤーに認定されている。
《外岡紘代》

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