「ArgosView」反転授業版登場、教員負担軽減や自宅学習定着ねらう

 パナソニックインフォメーションシステムズの連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズは11月4日、映像授業を自動収録、配信する「ArgosView(アルゴスビュー)授業配信システム」の新バージョン「ver.1.4」をリリースすると発表した。

教育ICT 先生
2動画同時収録機能
  • 2動画同時収録機能
  • ArgosView 授業配信システム
  • 倍速再生機能
  • 視聴ログ収集機能
 パナソニックインフォメーションシステムズの連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズは11月4日、映像授業を自動収録、配信する「ArgosView(アルゴスビュー)授業配信システム」の新バージョン「ver.1.4」をリリースすると発表した。

 ArgosView授業配信システムは、授業収録を自動収録・配信できるシステム。これまでおもに復習や欠席対応の用途で利用されていたが、「反転授業」の学習スタイルによる成果が教育機関で顕著に現れ、全国的に導入意欲が高まりを見せたことから「従来の用途に加え、収録した授業映像を反転授業のコンテンツとしても活用できるようにしたい」という要望が多く寄せられるようになったという。

 今回リリースされる新バージョンでは、反転授業の実施にあたり課題となる予習用動画制作の教員への負担と、生徒の自宅学習への定着をサポートする機能を標準機能として加えたという。

 新機能はおもに3つ。授業のようすに加えて資料投影するPC画面も同時に収録し、収録後に映像と資料を組み合わせる手間を省き教員の負担を軽減する「2動画同時収録機能」や、生徒が限られた時間で効率よく学習するための「倍速再生機能」を追加。さらに、生徒が映像をどのように視聴したかを分単位で記録・確認できる「視聴ログ収集機能」が新たに追加されている。

 新バージョンの導入により映像授業の配信だけでなく、生徒が自宅で動画視聴による予習を行い、授業で応用力を身につける「反転授業」スタイルをより負担なく実現できるようになるという。「ArgosView授業配信システムVer.1.4」の発売日は11月4日。価格は1システム300万円からとなっており、2016年度末までに50システムの導入を目標としている。
《畑山望》

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