Teach for Japanが放課後学習に「勉強サプリ」導入…福岡県飯塚市

 リクルートマーケティングパートナーズが提供するオンライン学習サービス「勉強サプリ」と、教師を教育現場に派遣し教育コンサルティングを行うTeach for Japanは11月25日、福岡県飯塚市で「勉強サプリ」を活用した取組みを開始した。

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  • Teach for Japan CEO 松田悠介氏(リセマムインタビュー時の写真)
 リクルートマーケティングパートナーズが提供するオンライン学習サービス「勉強サプリ」と、教師を教育現場に派遣し教育コンサルティングを行うTeach for Japanは11月25日、福岡県飯塚市で「勉強サプリ」を活用した取組みを開始した。

 「勉強サプリ」は、教育格差を解消し誰もが思う存分勉強できる機会を提供することを目的として、2015年3月にスタートした小中学生向けのオンライン学習サービス。月額980円で利用でき、大手進学塾で講師を務めた先生が教科書に沿った内容を説明する。

 Teach For Japan(TFJ)は11月25日、2015年から支援を行っている福岡県飯塚市との取組みに「勉強サプリ」の導入を開始した。飯塚市は「すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができる社会の実現を目指す。」というTFJの将来展望に賛同し、2015年11月25日から2016年3月31日まで、TFJが派遣する先生が「勉強サプリ」を利用して指導する教育支援を受け入れる。

 教育支援の対象生徒は飯塚一中の生徒40名と、庄内中の生徒180名。全員強制参加ではなく、放課後を利用した希望者制を採る。実施内容は、週3回1~2時間放課後学習の実施や派遣教師による学習指導サポート。そのほか、既存の模試・意識調査・定期テストの変化を測定し、差異を検証するサポートプログラムを共同開発する。

 TFJのCEOである松田悠介氏は、今回の協働に関し「『勉強サプリ』によって新しい授業・学びのモデルを実現できる」と期待を寄せた。また、「勉強サプリ」プロデューサーの中野慧氏はTFJとの取組みで「すべての子どもたちへ学びを届けることに挑戦していきたい」とコメントしている。リクルートマーケティングパートナーズとTFJは、「勉強サプリ」の活用で学校や先生と連携し、個別学習の最適化による基礎学力の向上を目指す。
《佐藤亜希》

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