日本の英語力はベトナムの次、TPP加盟国中4位…1位はシンガポール

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟国のうち、英語が母国語ではない7か国の中で、日本の英語力は4位であることが11月25日、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンの調査結果から明らかになった。7か国中、1位は「シンガポール」であった。

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TPP加盟国と日本の英語力比較
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 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟国のうち、英語が母国語ではない7か国の中で、日本の英語力は4位であることが11月25日、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンの調査結果から明らかになった。7か国中、1位は「シンガポール」であった。

 11月11日に発表した世界最大の英語能力指数「EF EPT 2015」のデータを使用。2015年11月現在でTPPに加盟している12か国のうち、母国語が英語である5か国(オーストラリア、アメリカ、ブルネイ、カナダ、ニュージーランド)を除いた7か国(シンガポール、マレーシア、ベトナム、日本、ペルー、チリ、メキシコ)の英語力を分析した。

 「EF EPI 2015」の対象は世界70か国、91万人の成人データ。分析値となる「EF EPIスコア」は、2つのオンライン英語テストの結果をもとに算出し、スコアが高いほど、英語力が高いことが読み取れるという。

 分析の結果、日本のほかシンガポール、マレーシア、ベトナム、ペルー、チリ、メキシコの7か国における日本の英語力は4位であった。日本のスコアは、「標準的な英語レベルの国(52.61~57.16点)」に分類される53.57点。7か国中、1位は「シンガポール」61.08点、2位は「マレーシア」60.30点、3位は「ベトナム」53.81点だった。「シンガポール」と「マレーシア」は、「高い英語レベルの国(57.90~61.97点)」に分類されている。

 来年のEF EPIレポートには、EFのWebサイトから無料の英語テストを受験することで参加できる。
《奥山直美》

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