茨城大、学生を守る緊急対策実施…女子学生全員へ防犯ブザー配布

 茨城大学は、学生が巻き込まれる犯罪や交通事故が大学周辺で多発していることを受け「学生を守る!緊急対策」を実施すると発表した。女子学生全員への防犯ブザー配付や、茨城県警との連携による防犯講習会など、防犯・交通事故対策の取組みを強化する。

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  • 茨城大学の三村信男学長と水戸警察署の上原眞佐樹署長
 茨城大学は、学生が巻き込まれる犯罪や交通事故が大学周辺で多発していることを受け「学生を守る!緊急対策」を実施すると発表した。女子学生全員への防犯ブザー配付や、茨城県警との連携による防犯講習会など、防犯・交通事故対策の取組みを強化する。

 茨城大学の水戸・日立・阿見の各キャンパス周辺ではここ数か月、「路上で持ち物を強奪された」「留守中のアパートへ侵入された」「夜間に不審者から自動車に乗るよう声をかけられた」「帰宅中につきまとわれた」など、学生の身の安全が脅かされる事件やバイク・自転車などによる交通事故が頻発しているという。

 こうした事態を受け、茨城大学では緊急対策として三村信男学長による「学生安全確保のための緊急メッセージ」を学内Webサイトや掲示板で発信。学生たちに、ひとりひとりが防犯意識を高く持ち、自分だけは大丈夫と考えず危機感を持って行動するよう呼びかけた。

 また、学部生・大学院生を含む女子学生約2,650人全員に防犯ブザーを配付することを決定。茨城県警と連携した女子学生対象の防犯講習会の実施や、防犯・交通安全パンフレットやハザードマップの配付、学生に関係する事件・交通事故の周知なども積極的に行う。茨城大学では、防犯・交通事故防止のための啓発と情報共有を強化し、各キャンパスの安全確保に向けた環境整備を推進するとしている。
《畑山望》

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