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大学入試の新テスト、国語と数学の記述式問題例を公表…文科省

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多肢選択式と条件付記述式の相違のイメージ例
  • 多肢選択式と条件付記述式の相違のイメージ例
  • 数学の問題イメージ例
  • 国語の問題イメージ例
  • 「大学入学希望者学力評価テスト」の各教科において評価すべき力
 大学入試センター試験に代わって平成32年度から実施される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について、文部科学省は12月22日、記述式問題のたたき台となるイメージ例を公表した。国語3問と数学1問で、グラフや新聞記事などから考察する問題などが示されている。

 記述式問題のイメージ例は、12月22日開催の第9回高大接続システム改革会議において公表された。会議では、「大学入学希望者学力評価テスト」に記述式を導入する意義として、より主体的で論理的な思考力・判断力の発揮が期待できるとしている。

 記述式問題の対象は、当面、高校で共通必履修科目が設定されている「国語」「数学」とし、特に記述式の意義が大きい「国語」を優先するとしている。方式は「自由記述式」ではなく、解答にあたって一定の条件への適合を求める「条件付記述式」とされている。英語(4技能)の記述式については、民間の資格・試験との連携で実施を検討している。

 記述式の問題イメージ例は、国語3問と数学1問で公表された。国語の「例1」は、多様な見方や考え方が可能な題材として、警察庁事故統計資料に基づいて作成された交通事故の発生件数、負傷者数、死者数のグラフが示され、それを基にした高校生の話し合いの内容について、考えを表現する問題となっている。

 国語の「例2」は、3つの文章を読み取り、解決法などを考察する問題。選択式と記述式の問題で構成されており、組合せに応じて複数の解答が成立しうるという。国語の「例3」は、1,400字程度の新聞記事を読み取る問題。条件に従って200~300字で表現することが求められている。

 数学の「例4」は、事象から問題解決に必要な情報や条件を抽出・収集し、仮定をおいて考える問題。「スーパームーン」に関する記事などから、満月を観測してフィルムに写し取った月の直径について、三角比を用いて答えることなどを求めている。

 なお、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の評価方法のイメージ例は11月30日に開催された第8回高大接続システム改革会議の中で公表されている。
《奥山直美》

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