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アジア初、元素の命名権獲得…理研が113番元素を発見

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 理化学研究所の研究グループが発見した「113番元素」が、国際機関に新元素として認定され、発見者として命名権が与えられた。欧米諸国以外の研究グループに命名権が与えられるのは初めてで、元素周期表にアジア初、日本初の元素が加わることになる。

 理化学研究所仁科加速器研究センターの森田浩介グループディレクターを中心とする研究グループは、重イオン線形加速器を用いて、亜鉛(原子番号30)のビームをビスマス(原子番号83)に照射し、新元素の合成に挑戦。2004年に初めて原子番号113の元素の合成に成功し、2005年、2012年と3度合成に成功した。

 新たに発見された元素を認定するかは、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)が推薦する委員で組織された合同作業部会「JWP」が審議を行う。12月31日にIUPACから認定の通知があり、発見者として新元素の命名権を与えられた。

 新元素名は、研究グループが提示する候補をIUPACとIUPAPが審査し、妥当であると認められれば約1年後に発表される。グループディレクターの森田浩介氏は今回の成果を「理科好きの老若男女を増やすきっかけとなれば、基礎研究の社会貢献であると思う」とコメントしている。
《田中志実》

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