【Googleと教育1】なぜGoogleが? 業界参入の目的と3つの施策

 世界的巨大企業Googleが教育分野に進出するようになった理由や目的、その背景とは一体何だったのか。また、現在はどのようなサービスを展開し、今後はどのようなサービスを展開するつもりなのか。エデュケーションエヴァンジェリストのスアン・イェオ氏に聞く。

教育・受験 その他
Googleアジア太平洋地域担当エデュケーションエヴァンジェリストのSuan Yeo(スアン・イェオ)氏
  • Googleアジア太平洋地域担当エデュケーションエヴァンジェリストのSuan Yeo(スアン・イェオ)氏
  • Google for Education
  • Google ウェブレンジャー
  • Google Mind the Gap
 教育ICTに関わる業界の裾野は、実は幅広い。自治体、学校、教科書会社、教材メーカーなど伝統的な教育業界に加え、PCやタブレットなどのデバイスメーカー、サービスプロバイダー、アプリベンダー、その他インターネット関連の業界も積極的にこの分野にコミットしている。

 Yahoo!(ヤフー)、Microsoft(マイクロソフト)、そしてGoogle(グーグル)といったITインフラやプラットフォームを提供している企業もその一例だ。このうち、Googleは2006年から教育分野への進出・取組みを始め、グローバルに教育ICT事業を展開しており、教育現場に合わせたサービスや製品を供給している。

 世界的巨大企業が教育分野に進出するようになった理由や目的、その背景とは一体何だったのか。また、現在はどのようなサービスを展開し、今後はどのようなサービスを展開するつもりなのか。

 オーストラリア、ニュージーランドを拠点に、Googleのアジア太平洋地域を担当する、Googleアジア太平洋地域担当エデュケーションエヴァンジェリストのSuan Yeo(スアン・イェオ)氏に、Googleが教育業界へ参入した目的や戦略や背景、どのようなサービスを展開しているのか聞いた。Googleが教育業界へ参入した目的や背景を探ろう。
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top