「Coursera(コーセラ)」は今夏、企業向けに「Coursera for Business」の提供を開始した。世界的に一流とされる140以上の大学と提携し、1,400種類以上におよぶ学習コースを扱ってきた知見から、企業の人材育成サポートに乗り出す。
教育・受験先生
大規模公開オンライン講座(MOOC:Massive Open Online Course、ムーク)のひとつである「Coursera(コーセラ)」は今夏、企業向けに「Coursera for Business」の提供を開始した。世界的に一流とされる140以上の大学と提携し、1,400種類以上におよぶ学習コースを扱ってきた知見から、企業の人材育成サポートに乗り出す。
今夏スタートした企業向けのMOOCプラットフォーム「Coursera for Business」は、Courseraが扱う教育コンテンツを企業の人材育成に役立てようとするもの。利用する各企業のニーズに合わせ、教育業界の専門家がデザインした学習プログラムをカスタマイズして提供する。利用者の学習進捗を追跡する機能や、学習効果を分析するツールも用意されているという。
Coursera for Businessは、すでにアメリカのボストン・コンサルティンググループ(BCG)やフランスの化粧品会社ロレアル、インドのアクシス銀行が導入済み。利用を希望する場合は、Coursera for BusinessのWebサイト上に設置されている申込みフォームに事業形態や従業員数などの会社事項のほか、必要とする教育プログラムに関して記入し申し込む。なお、CourseraのWebサイトおよび配信される講義動画で使用される言語は英語のみのため、Coursera for Businessも英語対応のみ。
《佐藤亜希》