子連れで買物、円滑に進めるための工夫とは

 子連れショッピングで困った経験は、「品物選びに集中できない」がもっとも多いことが、日本生活協同組合連合会の調査結果より明らかになった。買物を円滑に進めるための工夫は、6割の母親が「混んでいない時間帯に行く」と回答している。

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子どもを連れての買物の際に困ったこと
  • 子どもを連れての買物の際に困ったこと
  • 子連れショッピング中のエピソード
  • スムーズに買物するために有効だと思う工夫
  • スムーズに買物するために有効だと思う工夫(属性別)
  • 買物の際、子どもにしてもらったことがあるお手伝い
 子連れショッピングで困った経験は、「品物選びに集中できない」がもっとも多いことが、日本生活協同組合連合会の調査結果より明らかになった。買物を円滑に進めるための工夫は、6割の母親が「混んでいない時間帯に行く」と回答している。

 子連れショッピングに関する調査は、小学校低学年以下の末子と買物に行くことがある20~49歳の女性を対象にインターネット調査を実施し、有効回答から各年代がほぼ均等になるよう1,000サンプルを抽出した。調査期間は9月2日~9月5日。

 子どもを連れての買物の際、どのようなことで困ったか聞いたところ、「品物選びに集中できない・ゆっくり選べない」が43.2%ともっとも多く、「子どもがカートを押したがる」36.5%、「抱っこが疲れる」33.6%、「子どもが走り回る」29.3%、「子どもが勝手にどこかへ行く」29.1%が続いた。

 子連れショッピング中に呆れてしまった子どものいたずらは、「お総菜や肉などのラップ部分を押す」(小学校2年生のママ)、「商品を1つ1つ床に並べる」(1歳児のママ)、「お金を払う前に袋を開けてしまう」(保育園児・幼稚園児のママ)といった商品に対するいたずらが多くみられた。また、「知らないうちにカゴにお菓子が入っていた」(保育園児・幼稚園児のママ)というエピソードもあった。

 スムーズに買物するためにどのような工夫が有効だと思うか聞いたところ、「混んでいない時間帯に行く」が59.5%ともっとも多く、「事前に買うものを決めておく」58.8%、「宅配やネットスーパーを使う」44.9%、「家族や親戚と一緒に買物に行く」36.8%、「家族や親戚に子どもを預ける」30.5%が続いた。

 スムーズに買物するための工夫について、子どもの年齢別にみると、子どもが幼いほど「家族や親戚と一緒に買物に行く」や「家族や親戚に子どもを預ける」が多く、子どもの年齢が高くなると「買物中、子どもにお手伝いをさせる(品物を選ばせるなど)」が高くなる傾向にある。このことから、子どもが成長してきたら、お手伝いをしてもらうことでスムーズに買物を進められそうだ。

 ショッピング中、子どもにどのようなことを手伝ってもらったことがあるか聞いたところ、「カートを押してもらう」が51.1%ともっとも多く、「商品を選んでもらう」38.0%、「(特定の)商品を探してきてもらう」33.4%、「買物カゴを持ってもらう」30.5%が続いた。子どもも一緒に買物している実感が得られそうだ。
《工藤めぐみ》

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