SBイノベンチャー「hugmo」設立、連絡帳アプリほか保育サービスを提供

 ソフトバンクグループで新規事業を手掛けるSBイノベンチャーは11月1日、保育業界へのICT導入で保育者の業務負担軽減と「ワクワクする」子育て環境の構築に取り組む新会社「hugmo(ハグモー)」を設立した。

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hugmo(ハグモー)
  • hugmo(ハグモー)
  • hugnote(ハグノート)、hugphoto(ハグフォト)の保護者利用画面イメージ
  • hugnote(ハグノート)保護者画面
 ソフトバンクグループで新規事業を手掛けるSBイノベンチャーは11月1日、保育業界へのICT導入で保育者の業務負担軽減と「ワクワクする」子育て環境の構築に取り組む新会社「hugmo(ハグモー)」を設立した。保育者および保護者向けに、スマートフォンやパソコンで利用できる多彩なサービス「hugmo」を提供する。

 2016年3月28日に厚生労働省が発表した「平成27年4月の保育園等の待機児童数とその後(平成27年10月時点)の状況について」によると、2015年10月時点で保育所などの待機児童数は45,315人。hugmoは、待機児童などの問題解消に寄与するとともに、子どもたちの豊かな保育のため、保育者と保護者のより緊密なコミュニケーションをサポートする新サービス「hugmo」を開発した。

 「hugmo」のメインサービスとして提供する連絡帳アプリ「hugnote(ハグノート)」では、保育者が園児の活動内容や健康状態、園からのお知らせなどを写真付きで保護者に連絡できる。保護者はパソコンやアプリから登降園時間の変更などの各種申請、毎日のスケジュールや献立、行事などの閲覧ができる。祖父母など保護者以外の家族も利用でき、音声入力にも対応している。

 11月1日時点ではさらに、保育者がアップロードした毎日の活動写真や、イベント時などにプロカメラマンが撮影した写真を購入できる「hugphoto(ハグフォト)」も利用可能。

 初期導入費用や月額料金は不要。利用は「hugmo」Webサイトの申込みフォームから行う。Webサイトでは詳細情報のほか、導入事例として市川保育園のようすも紹介している。

 ソフトバンクイノベンチャーは、新しい価値やサービスが次々と生まれる企業風土の醸成を目的に、ソフトバンクグループが2011年度からグループ企業の全社員を対象に開始した新規事業提案制度。
《佐藤亜希》

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