大卒の就職内定率(12/1現在)、過去最高の85%

 平成29年3月卒業予定の大学生の就職内定率は85.0%と、12月1日時点としては調査開始以来もっとも高かったことが1月20日、文部科学省と厚生労働省が発表した「平成28年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果から明らかになった。

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 平成29年3月卒業予定の大学生の就職内定率は85.0%と、12月1日時点としては調査開始以来もっとも高かったことが1月20日、文部科学省と厚生労働省が発表した「平成28年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果から明らかになった。

 調査は、文部科学省と厚生労働省が共同で実施し、平成28年12月1日現在の状況として取りまとめたもの。設置者や地域などを考慮して国公私立大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)から112校が抽出され、6,250人が対象となった。

 大学の就職内定率は、前年同期比4.6ポイント増の85.0%。6年連続で増加を続けており、12月1日時点としては平成8年の調査開始以来、もっとも高い結果となった。

 国公立と私立を比較すると、国公立大学は前年同期比2.8ポイント増の86.9%、私立大学は前年同期比5.2ポイント増の84.4%。男女別では、男子大学生が前年同期比4.1ポイント増の83.1%、女子大学生が前年同期比5.2ポイント増の87.2%。

 さらに国公立と私立を男女別でみると、国公立大学では男子88.1%、女子85.6%、私立大学では男子81.6%、女子87.7%。国公立大学男子と私立大学女子の健闘が目立った。

 文理別では、文系が前年同期比4.9ポイント増の84.6%、理系が前年同期比3.2ポイント増の86.6%。地域別では、関東地区の就職内定率が88.3%ともっとも高く、ついで近畿地区87.0%となっている。

 このほか、短期大学は前年同期比4.6ポイント増の72.6%、高等専門学校は前年同期比1.9ポイント増の98.3%、専修学校(専門課程)は前年同期比4.9ポイント増の70.7%だった。
《奥山直美》

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