日本生命とニチイ学館、保育所の全国展開…2018年までに100か所

 日本生命保険はニチイ学館と協働で、企業主導型保育所の全国展開を4月より開始する。自社の従業員だけでなく、広く利用者を募っていく方針で、2018年までに全都道府県で計100か所を開所する予定。

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 日本生命保険はニチイ学館と協働で、企業主導型保育所の全国展開を4月より開始する。自社の従業員だけでなく、広く利用者を募っていく方針で、2018年までに全都道府県で計100か所を開所する予定。

 日本生命保険とニチイ学館は1999年の業務提携以降、子どもの健康や育児の疑問を無料で専門家に相談できる「育児相談ほっとライン」や介護領域を中心としたサービスなど、幅広いサービスを提供している。

 ニチイ学館は、仕事と育児の両立を総合的に支援するという考えのもと、2015年度より基幹事業の1つとして保育事業に取り組んでいる。両社は保育領域での継続的な情報交換を行い、本格的な協業取組みの検討を行う中、このほど企業主導型保育所の展開につながったという。

 日本生命保険は、保育所利用枠の一部を引き受けることで、安定的なニーズを創出し、ニチイ学館の全都道府県への保育所展開を支援する。今回展開する一部保育所は、日本生命保険の不動産物件にテナント誘致することで、用地不足に対応するとしている。

 保育所名は、ニチイ学館の保育ブランド「ニチイキッズ」で展開するが、一部の保育所は「ニチイキッズ・ニッセイみらい」となる予定。自社の従業員だけでなく、地域住民や企業など、広く利用者を募っていく。今後、4月に31か所、7月までに17か所、2018年までに全都道府県で計100か所を開所する予定だ。
《工藤めぐみ》

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