自転車の購入基準、子ども用はデザイン・主婦用は価格重視で後悔

 自転車購入を検討する人が増える新生活を前に、自転車の安全利用促進委員会が「自転車購入基準調査」を実施した。中高生の子ども用自転車では「デザイン」、主婦用自転車では「価格」を重視したために後悔した人が多いことがわかった。

生活・健康 保護者
子どもの自転車を購入する際の購入基準
  • 子どもの自転車を購入する際の購入基準
  • 主婦用自転車を購入する際の購入基準
  • 購入した自転車で気になる点、後悔した点
  • 後悔する・した結果としてどのようなことが考えられるか
 自転車購入を検討する人が増える新生活を前に、自転車の安全利用促進委員会が「自転車購入基準調査」を実施した。中高生の子ども用自転車では「デザイン」、主婦用自転車では「価格」を重視したために後悔した人が多いことがわかった。

 自転車の安全利用促進委員会は、中高生の自転車通学をする子どもを持つ主婦(親)500名を対象に、自転車購入時の購入基準について調査した。調査期間は2017年2月20日から22日まで。

 子どもの自転車を購入する際の基準を尋ねると、主婦の83.0%、子ども(子どもが考える基準について主婦が代理で回答)の69.2%が「安全性」を最重視。ついで、「デザイン」67.8%、「サイズ」61.4%、「価格」48.6%が上位となった。主婦は「価格」74.4%、「サイズ」52.2%、「安全マーク(BAAマークなど)」44.8%が上位に。

 一方、主婦が自身の自転車を購入する際の基準では、「価格」71.4%がもっとも多く、「安全性」は60.6%と、子どもの自転車購入時より安全性への関心が低い傾向にあった。

 購入した自転車で気になる点、後悔した点を回答してもらいグラフ化したところ、子ども用・主婦用ともに「さびやすい」「すぐタイヤがパンクする、空気がぬける」「重い」という回答が多かった。

 また、気になる点、後悔した点ははどのようなことが原因と考えられるかを聞くと、子ども用は「デザインを重視したから」31.4%、主婦用は「値段(安さ)を重視したから」41.0%がトップ。それぞれが重視していた項目に起因していると考えていることがわかった。

 自転車の安全利用促進委員会によると、近年、自転車自体の破損やメンテナンス不足によって事故に遭う事例が増えているという。色や形、値段さまざまな自転車があるが、車と同じ「車両」であることを理解し、被害者はもちろん加害者にもならないよう、正しい自転車選びで新生活をスタートするようアドバイスしている。
《黄金崎綾乃》

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