探究活動する大学生向け、月額5万円の奨学枠設立

 HLAB、小田急電鉄、UDSが3社協働で取り組む「SHIMOKITA COLLEGE」。4月からの居住者に向け、コロナ禍によって活動に制限を受ける中でも積極的に探究活動を続けている学生を応援するための奨学枠を新設する。

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SHIMOKITA COLLEDGE
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 HLAB、小田急電鉄、UDSが3社協働で取り組む「SHIMOKITA COLLEGE」。4月からの居住者に向け、コロナ禍によって活動に制限を受ける中でも積極的に探究活動を続けている学生を応援するための奨学枠を新設する。

 SHIMOKITA COLLEDGEは、多様な背景から集まる居住者が寝食を共にする中で学び合う「レジデンシャル・カレッジ」(暮らしながら学ぶ学寮)。従来の学生寮と異なり、選考された高校生から社会人までが一緒に住みながら、2年間(高校生は3か月間)の多様なプログラムを通して互いに学び合う。現在は70名の大学生、社会人、高校生が共に暮らし、学んでいる。

 現在、大学生はコロナ禍により学びが制限され、オンライン授業化の中でコミュニティからの学びが生まれにくい生活を送っている。この人との出会いが減ったことにより、近年、学生時代からプロジェクトを興したり、アート活動を行なったり、研究をしたりと、学生の活動が多様化になる動きがあったが、現在は新型コロナウイルスの影響を受けている。

 SHIMOKITA COLLEGEでは、このような情勢の中で、上記のような意欲ある学生に対する奨学枠を2022年4月の入居学生(レジデンシャル・プログラム2期生)として新設する。

 今回の奨学枠は現在募集を続けている、レジデンシャル・プログラム2期生の応募者へ向けて設置されている。奨学生は、SHIMOKITA COLLEDGEでの共同生活の中で得られる偶発的な出会いやメンタリングの機会の支援に加えて、月額5万円の活動奨励金が支給される。

 対象者はレジデンシャル・プログラムに応募し、2年間のプログラミに参加する者、応募時に大学2年生以上、大学院生であること等がある。「研究・リサーチコース」「アントレプレナーシップコース」「ソーシャルアクションコース」「表現者・アーティストコース」の4つのコースがあり、奨学枠は全コース合計10名程度の予定。

 奨学生はコミットメントとして、定期的な活動レポート、発表を行うほか、カレッジ活動へのコミットが求められる。

 Webにて応募できる。応募締切は2022年2月28日。
《高垣愛》

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