東大生はこう使う「ないと困る」デジタルデバイスの新定番、縦横自在のアイケアモニター

 文系理系問わずIT・ICT活用力が求められる中、東大生はどのようにデジタルデバイスと接しているのか。プログラミングやデータ解析などを学ぶ、いまどきの小中高生にとって望ましい学習環境やAI活用法とは。BenQアイケアモニターを体験してもらい、活用法について聞いた。

教育・受験 高校生
PR
東大生はこう使う「ないと困る」デジタルデバイスの新定番、縦横自在のアイケアモニター
  • 東大生はこう使う「ないと困る」デジタルデバイスの新定番、縦横自在のアイケアモニター
  • 3つのパーツを組み立てるだけ。ドライバーも必要ない
  • 東京大学理学部物理学科の4年生の縹さん
  • 東京大学農学部水産学科4年生の松島さん
  • USB Type-Cで画面表示と給電を同時にできる。コードが減ってデスクもスッキリ
  • 研究は画面が1つでは作業効率が悪いので外付けモニターは「ないと困る」という縹さん
  • 外付けモニターがあると複数画面を同時に表示できる
  • 縹さんのLaTeXコーディング画面を縦型で表示。プログラミングにもデータ解析にも外付けモニターは欠かせない

 大学入学共通テストに2025年度入試から「情報I」の導入が決定、多くの大学でデータサイエンス学部が新設、就職先もソフトウェア・情報関係が増えるなど、今や文系理系問わずIT・ICTの活用力は求められている。

 社会でデジタル人材が求められる中、日本の最高学府である東京大学の学生たちはどのようにデジタルデバイスを活用しているのか。また、いまどきの小中高生にとって望ましい学習環境とはいかなるものか。現役の東大生お2人にBenQのアイケアモニター「GW2790QT」「GW3290QT」を体験していただき、使用感や東大生の学習環境、AI活用や保護者や小中高生への学習環境のアドバイスなどについて話を聞いた。

縹(はなだ)峻介さん:東京大学理学部 物理学科、家では外付けモニター2台を使用。3台目がほしい
松島かれんさん:東京大学農学部 水圏生物科学専修、ノートパソコン2台使用。家に外付けモニターがほしい

 まずアイケアモニター「GW2790QT」「GW3290QT」の箱をオープン。3つのパーツを取り出して組み立てていただき、実際に使っているノートパソコンに接続。自分ならどう使うか、その使用感を体験していただき話を聞いた。

外付けモニター購入を検討中という縹さんと松島さん。ドライバーも必要なく、組み立てはわずか5分で完了

進路選択のきっかけにもなったICTの活用

--東大を目指した理由と現在の研究テーマなど、自己紹介をお願いいたします。

縹さん:出身は関西で、地域で有数の進学校に進学しましたが、関西なので京大に行く人が多く、皆と同じことをしたくなくて東大を目指しました。現在は東京大学理学部物理学科の4年で、研究テーマは「重力波の観測技術の向上」です。

東京大学理学部 物理学科の4年生の縹さん

松島さん:出身は神奈川県で、ほとんどが内部進学する大学付属の高校に通っていました。周りの子は勉強や運動が得意なだけでなく、お裁縫などの趣味や特技もあるのに自分には何もないと思っていました。高校の入学式の日に、そんな自分を変えるのは今がチャンスだと考えて3年間、毎日10時間ほど勉強して東大の文科三類に合格しました。その後、農学部水圏生物科学専修に理転して、現在は「貝」の研究をしています。

--高校生のときに東大を目指すと決めたんですね。

縹さん:僕は中学時代は高身長を生かし、とあるスポーツをしていたのですが、一緒にやっていた同級生が全国で優勝。自分の方が身長はあるのに才能はないんだと感じました。高校に進学して、目の前の勉強を頑張れば東大や京大に行けると考えました。極論ですが、勉強は才能がない人が絶望しないための最後の手段だと思ったんです。

松島さん:それこそ紙とペンがあれば、どこでも勉強はできますよね。今から頑張れば、もしかしたら世界が変わるかもしれないという可能性に私は賭けました。才能があって見られる世界があるように、努力にしか開けない世界もあると、勉強してはじめて思えたのです。そのため、私は努力を一歩ずつ積み重ねて、いつか自分を信じられるようになりたい、と感じました。

東京大学農学部 水圏生物科学専修4年生の松島さん

--紙とペンがあれば…となると、あまりデジタルに触れずに勉強をしてきたのでしょうか。いつごろからパソコンやタブレット、外付けモニターを使いはじめましたか。

縹さん:中1のときにWindowsのデスクトップパソコンを自作したのがはじまりです。SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)だった高校では、物理部に所属して画像解析やデータ処理などにパソコンを使いました。こうした活動から自分の興味を発見できて、東大に行こうというモチベーションにつながりました。大学生になってからは自宅でWindowsのデスクトップパソコンにモニターを2台つなぎ、資料を見ながら数式コードを書いています。持ち歩く時はMacBookを使っています。

松島さん:私はアナログが基本で、小学校では授業の時に先生がテレビをもってくるだけで大喜びでした。中高ではいくつかパソコンでの授業がありましたが、自宅では使っていませんでした。大学入学後は、論文の読み書きなどでパソコン漬けの毎日です。最近だと、私は本を執筆していて、原稿を校正する際に手書きでできるiPadも活用しています。

 中学校や高校に講演に行く機会もあるのですが、今の中高生は、課題の提出をはじめとして一連の学習がタブレットやノートパソコンを使う前提になっていますね。

学生生活や研究では「ないと困る」外付けモニター

--小中高校で1人1台端末の環境が整いつつありますが、大学はいかがでしょうか。東大の教室とご自宅ではどのように外付けモニターを活用していますか。

縹さん:研究室には1人の席に1台の外付けモニターが置いてあり、ノートパソコンをつないで論文を読んだり、書いたり、プログラミングしたりしています。研究は画面が1つでは作業効率が悪いので、外付けモニターはないと困りますね。外付けモニターには論文や資料を表示して読むことが多く、入力は手元のノートパソコンが楽です。自宅ではコーディングする画面と資料を参照する画面の2つを使いますが、モニターがもう1台あれば、音楽を聴いたり、ゲームをやりながらDiscordでコミュニケーションできたりするので3台目のモニターを検討中です。

研究は画面が1つでは作業効率が悪いので外付けモニターは「ないと困る」という縹さん。3台目の購入を検討中
「USB Type-Cで画面表示と給電を同時にできるのは便利ですし、コードが減ってデスクもスッキリして良いですね」

松島さん:私は貝の遺伝子の塩基配列を見るために、解析ソフトでいろいろな画面を同時に開いています。外付けモニターで映して研究室の皆と一緒に確認しながら、自分は手元のノートパソコンで作業します。また解析結果と論文を比較して何が異なるかを見るために外付けモニターを利用することも多いです。自宅には外付けモニターがなく、MacとWindowsのノートパソコンを2台、あるいはiPadを置くこともあります。やはり私も自宅に外付けモニターが欲しいと思っているところです。

ノートPC2台とiPadを使っている松島さん。「外付けモニターがあると5画面も並べられる!」と感嘆

--複数の画面が必須なんですね。最近話題の生成AIを使えば作業が省力化でき、必ずしも複数画面を使わなくても良さそうな気がしますが、お2人は活用されていますか?

松島さん:友達と旅行している際に「あれは何?」とAIに聞くことがある程度です。私は文章を書くことが大好きなので、自分の心と向き合い、新しい感情や言葉を常に探しています。そのため、他者や生成AIの眼鏡で見ているものを自分に取り込んだときに、自分自身の発想や感情はどこへ行くのだろうと思ってしまうんです。私の場合はおそらく、一度生成AIを使いはじめると、いろいろな知識をインプットすることに満足してしまい、それがすべてのように勘違いしてしまう瞬間も生じうると感じています。そうならないよう、自己の内面と向き合うためには、生成AIとの間に適度な距離が必要かなと。今は自分の感情を大切にする意味でも、あえて生成AIを使わないようにしています。

縹さん:僕は率直に、「楽なら使ったら良いじゃん」と思います。今、もっとも使うのはデータ解析です。たとえば、ChatGPTにデータをこう解析したい、とお願いすれば、さまざまな言語でコードを出してくれます。早く解析して結果を得るために時間を買う感覚です。本来なら自分で調べてコードを書き、エラーが出る中で試行錯誤しないとプログラミングスキルは身に付きませんが、解析にプログラミングを少し使う程度という場合は、その時間がもったいないという判断です。でも、コードには自分の書き方みたいなのあるので、生成AIが作ったものをそのまま使うことはあまりありません。目的によってどこを楽するか判断していますね。

縹さんのLaTeXコーディング画面を縦型で表示。プログラミングにもデータ解析にも外付けモニターは欠かせない

洞察力を磨いて、思考を深める

--保護者と小中高生に向けて、これからの生成AIやデジタルデバイスとの付き合い方、勉強への向き合い方を教えてください。

松島さん:生成AIがすごいのは、学びとの距離が近くなることです。今まで植物図鑑を開かないとわからないような花の名前もパッと出る。「これは何だろう?」という疑問にすぐ答えをくれるので、学びとの距離を縮めてくれて、これまで通り過ぎていたものにも気が付けるようになります。その一方で、「なぜ?」を積み重ねるときに物事の本質を見抜いたり、いろいろな知識をつなぎ、組み立てたりするのは、依然として人間に必要な力だと思います。AIを活用しつつも、そのAIの言っていることは本当なのか。その「洞察力」を鍛えることが小中高生の間は大事ではないでしょうか。たとえば生成AIは、古文を現代語訳してくれて、とても面白いし身近になります。でも面白かっただけで終わるのではなく、そのもう一歩先を切り開く力が必要かもしれません。中高生ではレポートを書く機会も増えます。今後は、レポートで生成AIを活用する場面もあるかもしれませんが、そのときに生成AIを使ったとしても自分はどう思うのか、自分自身の思考を深めることが大切です。

「AIは便利だがAIが言っていることが正しいのかを見極める洞察力は大切」(松島さん)、「周辺情報を自分から探すことを意識してみると良い」(縹さん)

縹さん:確かに生成AIは便利ですが、同時に自分で深掘りできる時間を失っていると理解しておくことは大切ですね。たとえば、目の前にある植物の名前は簡単にわかるかもしれないけれど、紙の植物図鑑で調べると、ツツジ科ならツツジ科の植物が同じページに並び、周辺知識も得られやすい気がします。デジタルを活用する場合は、外付けモニターを活用して複数画面を並べ、周辺情報を自分から探すことを意識してみると良いのではないでしょうか。

--外付けモニターはどんな活用をお勧めしますか。

松島さん:普段、紙の手帳を使っているのですが、受験生のときもっとデジタルも活用しながら受験勉強できる環境があっても良かったのかなと思います。たとえば、モニターにタイマーを表示してカウントダウンすれば、もっと楽しく頑張れたかもしれません。また英語の長文読解も、わからない単語を調べて書き込むなど、モニターがあればやりやすかったと思います。問題、参考書、ノートや単語帳、辞書など色々と机の上に並べていたので、それがすべて1つのモニター画面の中でできるのは良いですよね。また、私はとても目が悪く、偏頭痛持ちでブルーライトがとてもしんどいため、中高生のころもパソコンに向かうときにはサングラスをかけていました。このBenQのモニターは明るさを自動調整してくれて、ブルーライトもカットしてくれるので健康面でもお勧めです。

縹さん:お子さんがプログラミングでも他のものでも、何かに興味をもったら、パソコンや外付けモニターを準備して好きに使わせてあげれば、自発的に勉強するきっかけが得られるのではないでしょうか。私の場合、大学に入るまでは、パソコンや外付けモニターを受験勉強では使わなかったものの、趣味や部活では活用していました。興味の幅が広がったりコミュニケーションが広がったり、使い方は人によってさまざまだと思いますが、環境として備えておけば自分にあう活用法を子供自身が見つけていくと思います。

高さや縦横自在、コーディングモードの見やすさにこだわり

--今日使っていただいた「GW2790QT」「GW3290QT 」の感想をお聞かせください。

縹さん:モニターの画面を上下に簡単に動かせて、自分の望んだ位置にすぐ止められるのは良いですね。縦横や角度も変えられるし、台座を動かさなくても左右にモニター画面が動かせるのも便利です。ロボットの処理をコーディングするときには、より複雑なプログラムになり、少し前の行に書いたコードを参照したりする場合があります。そんなときに画面を簡単に縦に変えられるのは良いと思います。

文字色際立つコーディングモードで数式コードを表示。縦型使用時は106行表示(「GW2790QT」でLaTeXを使用)
横型使用時は58行表示(「GW2790QT」でLaTeXを使用)

松島さん:縦型にできるのも良いですね。横だと原稿を読むときに1枚ずつになってしまうのですが、縦にすれば一連で読めるので、この文脈はおかしいかなどと読み直しができ、執筆するにはとても良い環境です。

小説を執筆中という松島さん。縦書きの見開き原稿を3ページ分並べ、便利さを実感

縹さん:USB Type-Cの給電は楽ですね。自分のパソコンにUSB Type-Cが2つしかないと、たとえば、モニターにつなぎながらもう1つで充電すると、他の機器をつなごうとする際に厄介ですが、USB Type-Cで画面表示と給電を同時にできるのはうれしいです。

松島さん:USB Type-CだけでなくUSB-AやHDMIなどもあるので、iPadやスマートフォンなどもつなぎやすいです。視力があまり良くないので、パソコンだと文字が小さく姿勢も悪くなりがちです。このモニターがあれば姿勢も整いますし、「こんな文章があってね」など家族と一緒に大きな画面で見られます。

給電可能なUSB Type-CだけでなくUSB-AやHDMIも装備

縹さん:画質や明るさなどをセンサーで自動調節してくれるのも良いですね。コーディングやゲームは自分好みの見え方にこだわりがあるので「コーディングモード」「ゲームモード」「動画」などいろいろなモードに切替えが可能なので助かります。

小さなジョイスティック型の5wayコントローラーで、コーディングやゲームなど、こだわりのカラーモードに簡単に切り替えることができる

松島さん:マイクとスピーカーが付いてワンタッチでオンオフできるのも良いですね。大きい画面でオンラインでつながって世界各地の人と話せたら楽しそうです。地方にいる祖母とも話してみたいです。

部屋のサイズや自分の好みに合わせて選べる2サイズ展開。身長190cmの縹さん(左)がもっているのは31.5インチ。身長155cmの松島さん(右)がもっているのは27インチ

--ありがとうございました。

27インチ 製品詳細はこちら31.5インチ 製品詳細はこちら

 言葉で世界を変える仕事がしたいという松島さん、楽しい将来を探しているという縹さん。洞察力を鍛え、その頭脳をフル回転しながら勉学に励む東大生の毎日には、外付けモニターはもはや欠かせないアイテムだと強く感じたインタビューだった。1人1台端末が小中高生の学習環境に浸透してきた今、子供たちがプログラミングやデータ活用スキルを身に付ける機会はどんどん増えていく。身に付けたスキルをフルに発揮するためにも、アイケアモニター「GW2790QT」「GW3290QT」は有効なデバイスとなるだろう。

東大生に聞いた、BenQのアイケアモニター「GW2790QT」「GW3290QT」
5つのお勧めポイント

1.長時間のプログラミングや研究活動にもやさしい「エルゴノミクスデザイン」

 プログラミングや研究活動では長時間の使用が想定される。チルト(上下-5度/20度)やスウィーベル(左右20度)、回転(90度)が特長の「エルゴノミクスデザイン」は、自分に合った高さや角度、縦横へと自在に調整でき、姿勢にもやさしい。

2.文字色が際立つ「コーディングモード」

 プログラミングでは文字が読みやすいことが大切。コーディングモードに設定すれば、黒い画面をベースとするコーディングでも文字色が際立つので、見やすさが確保できて能率も高まる。

3.今や必須。画面出力と65W給電が同時にできる「USB Type-C接続」

 USB PD(Power Delivery)に対応したパソコンにUSB Type-Cのケーブルをつなげば、画面出力と給電の双方が可能。またUSB Type-AやHDMIなど多様な接続ができるので、デスク周りはすっきり。

4.センサー検知で明るさを自動調整する「ブライトネスインテリジェンス」

 子供たちがスクリーンを目にする時間は年々増えている。周囲の明るさを検知して、自動的に画面の明るさを調節するブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)機能は、子供たちの目の健康を守る。

5.手動で簡単に画面設定を変更できる「5wayコントローラー」

 モニターは自分に合った見やすさにするため、すぐに設定を変えたいときがある。小さなジョイスティック型の「5wayコントローラー」は、位置も迷わずわかりやすく手動でさまざまな設定ができる。

楽天 27インチ(GW2790QT)
BenQダイレクト 27インチ(GW2790QT)BenQダイレクト 31.5インチ(GW3290QT)
《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top