【大学受験2024】国公私立大の学部新設や定員増…入試概要

 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは2023年10月19日、2024年度入試の概要を掲載した。大学志願者数減など受験環境についての解説のほか、国公私立大学の学部・学科の新設・改組などについてもまとめている。

教育・受験 高校生
18歳人口・大学志願者数の推移
  • 18歳人口・大学志願者数の推移
  • 国公立大 おもな学部・学科の新設・改組の動き
  • 私立大 おもな学部・学科の新設・改組の動き
  • 私立大 入学定員に動きがある大学

 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは2023年10月19日、2024年度入試の概要を掲載した。大学志願者数減など受験環境についての解説のほか、国公私立大学の学部・学科の新設・改組などについてもまとめている。

 2024年度入試の概要によると、18歳人口が減少傾向にある中、2024年度は前年からさらに約3万4,000人減少。それにともない、大学志願者数も緩やかな減少基調となっている。一方で、大学入学定員は増加が続いており、特に2024年度は国の施策により、理工系や情報系を中心に拡大。大学入試の競争緩和は一層進むと推測されるという。

 国公立大学では、宇都宮大学(データサイエンス経営)、千葉大学(情報・データサイエンス)など情報・データサイエンス系で学部の新設が多くみられる。また、国の施策による情報系学科の定員増に加え、「魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学」の定員増として金沢大学が増員。公立大学でも入学定員増があることから、2024年度は国公立大学だけで約800名の増員となる。

 私立大学では、麗澤大学(工)、明治学院大学(情報数理)など、理工系学部を有していない大学での理系学部新設がみられる。また、実践女子大学(国際など)や日本女子大学(建築デザイン)など、女子大学の学部新設や再編が目立つ。しかし、入学定員の増員を予定している大学がある一方、減員する大学もあり、定員減としては首都圏近郊の大学や女子大学、学部の系統では、教育・国際など人文系のほか薬学部が目につくという。

 サイトではそのほか、河合塾が2023年夏に実施した全統共通テスト模試の結果より、受験生の志望動向について分析。また、2025年より共通テストに登場する新教科「情報」の最新情報も掲載している。それぞれの詳しい内容はKei-Netで確認できる。
 

《木村 薫》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top