世界で人気の言語「日本語」5位…国内Z世代には「韓国語」

 Duolingoは2023年12月6日、語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」および「日本国内における語学学習に関する調査」の結果を公表した。世界で人気がある語学は、英語、スペイン語に続き、日本語が5位となった。

教育業界ニュース 英語・語学
Duolingo Language Report 2023
  • Duolingo Language Report 2023
  • 2023年もっとも人気のある言語
  • 学習している言語、興味がある言語の世代別結果

 Duolingoは2023年12月6日、語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」および「日本国内における語学学習に関する調査」の結果を公表した。世界で人気がある語学は、英語、スペイン語に続き、日本語が5位となった。

 Duolingoは、世界で人気のある無料語学アプリ。科学的に証明されたひとくちサイズのレッスンで、英語、中国語、スペイン語、フランス語など42言語、合計100種類以上のコースを提供している。日本版では、英語、中国語、韓国語、フランス語の4か国語が学べる。

 年次レポート「Duolingo Language Report 2023」では、世界5億人を超えるDuolingoのユーザーデータに基づき、語学学習の動向を調査した。2022年10月1日から2023年9月30日までの間に、Duolingoで言語を学習した学習者の情報が含まれる。

 「世界でもっとも人気のある言語ランキング」では、1位「英語」、2位「スペイン語」、3位「フランス語」、4位「ドイツ語」に続き、5位に「日本語」がランクインした。日本語は2022年にも5位に入っており、根強い日本文化への関心の高さがうかがえる結果となった。

 「もっとも学習熱心な国」は、1位「ベラルーシ」、2位「日本」、3位「ハンガリー」、4位「ロシア」、5位「ウクライナ」となった。2022年1位の日本は2位に後退した。そして、チェコがランキング外になり、ウクライナが5位にランクインした。

 年次調査「日本国内における語学学習に関する調査 」では、Duolingoのユーザーに限らない、日本語を母国語とする15歳から59歳の男女4,700名に対してインターネット調査を実施。調査期間は、2023年11月10日から11月15日。各都道府県100名の回答を収集し、都道府県ごとの傾向も明らかにした。

 「英語力に自信がある都道府県トップ5」は、1位「東京都」20.0%、2位「神奈川県」19.0%、3位「京都府」「大阪府」15.0% 、5位「福島県」「栃木県」「鹿児島県」14.0%だった。

 「義務教育などでの学習を除く、自発的な語学学習を行っているか」という質問では、15.6%が「はい」と回答。そのうち38.6%が10代、23.0%が20代で、60%以上を若年層が占める結果となった。

 「自主的に語学学習を行っている都道府県トップ5」では、1位「福岡県」26.0%、2位「神奈川県」23.0%、3位「千葉県」22.0%、4位「福島県」「大阪府」21.0%となった。

 「日本で学習されている言語トップ5」は、1位「英語」84.1%、2位「韓国語」25.0%、3位「中国語」12.5%、4位「フランス語」6.0%となった。1位の英語は8割以上と、どの世代にも人気があった。一方、2位の韓国語は、30代以降で各年代10~15%だが、20代は26%、10代は37%が韓国語を学習しており「推しの言葉を理解したい」などZ世代に人気があることがわかった。

 そのほかの調査結果は「Duolingo Language Report 2023」より閲覧できる。

《宮内みりる》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top