東京大学は2023年12月6日、2025年度（令和7年度）入学者選抜の出題教科・科目を発表した。大学入学共通テスト（以下、共通テスト）では、「情報I」を全科類で必須とし、配点を100点とする。共通テスト6教科8科目または7教科8科目の配点合計は1,000点で、「情報I」の配点比は10%となる。
高等学校の新学習指導要領に対応して変更となる2025年度入学者選抜について、東京大学は12月6日、一般選抜の出題教科・科目、学校推薦型選抜の利用教科・科目の予告・補遺を行った。
新教科「情報」では、文科各類、理科各類とも新科目「情報I」を必須とする。ただし、旧教育課程履修者は「旧情報」を選択することができる。配点は100点。共通テスト6教科8科目または7教科8科目の配点合計は1,000点。「情報I」の配点比は10%。
一般選抜（前期日程）では、共通テストの成績1,000点満点を110点満点に換算し、第2次学力検査の配点（440点満点）との合計点（550点満点）を算出して合否を決定する。理科三類の面接は総合判定の資料とされる。
なお、既卒者向けには、共通テスト「地理歴史」「公民」「数学」でも旧教育課程の内容を出題範囲とした経過措置科目を設ける。第2次学力検査でも旧教育課程履修者に対して、出題する教科・科目の問題の内容によって配慮を行うとしている。
