英語を好きになって未来を拓く…ベネッセ「Challenge English」が支持される理由

 イード・アワード2023「子供英語教材」小学生で、最優秀賞を受賞したベネッセコーポレーション「Challenge English」。サービス開発や企画を担当する同社の池松恭子氏と内山昭子氏に同サービスにおけるこだわりや今後の展望などを聞いた。

教育・受験 小学生
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イード・アワード2023「子供英語教材」小学生で最優秀賞を受賞した、ベネッセコーポレーション「Challenge English」
  • イード・アワード2023「子供英語教材」小学生で最優秀賞を受賞した、ベネッセコーポレーション「Challenge English」
  • ベネッセコーポレーション校外学習カンパニー 新サービス事業本部 オプション開発部・副部長の池松恭子氏
  • ベネッセコーポレーション校外学習カンパニー 新サービス事業本部 オプション開発部・副部長の池松恭子氏
  • ベネッセコーポレーション校外学習カンパニー 新サービス事業本部 横断サービス課/CE・OS企画課 課長の内山昭子氏
  • ベネッセコーポレーション校外学習カンパニー 新サービス事業本部 横断サービス課/CE・OS企画課 課長の内山昭子氏
  • 「Challenge English」と「オンラインスピーイング」で英語4技能を習得
  • 「Challenge English」12段階のレベル
  • オンラインスピーキングで導入した表情認識AI

 小学校の英語教科化を契機に拡大した、幼児期から小学生の英語学習ニーズ。一方で、数多くある教材や英会話サービスの中から、どれがわが子に適しているのかに悩む保護者の方も多いのではないだろうか。

 イード・アワード2023「子供英語教材」小学生で最優秀賞を受賞した、ベネッセコーポレーション「Challenge English」。合わせて部門賞「コスパが良い英語教材」も獲得した。同社の校外学習カンパニー 新サービス事業本部 オプション開発部・副部長の池松恭子氏と、同部 横断サービス課/CE・OS企画課 課長の内山昭子氏に、Challenge Englishにおけるサービスのこだわりや今後の展望などを聞いた。

子供英語教材の最優秀賞を受賞

--イード・アワード2023「子供英語教材」小学生で最優秀賞を受賞されました。さらに部門賞「コスパが良い英語教材」も受賞されています。ご感想を教えてください。

池松氏:部署の皆、大喜びしています。ありがたいことに、Challenge Englishは非常に多くの小学生にご利用いただいていますが、人数だけでなく「満足」「良かった」と思ってくださっていることがわかり、安心しました。小学生の時期は英語に初めて触れる方も多く、「楽しみながら、人に伝えるために学びたいと感じてほしい」という私たちの想いが届いたことが、とても嬉しいです。

取材に応じてくれたベネッセコーポレーション校外学習カンパニーの池松恭子氏

内山氏:トロフィーを受け取ったときに、真っ先に写真を撮ってチームに共有したところ、すぐに皆から反応があり、チーム全体として、とても嬉しく受け止めました。「Seek the Future(ひらけ、英語で、ミライ。)」が私たちのコンセプトで、小学生のお子さまが大きくなったときに、選択肢や活躍できるフィールドが広がることを願い、サービス開発を行っています。

「Challenge English」と「オンラインスピーキング」で4技能を習得

--今回受賞された「Challenge English」と、それに連動したサービス「オンラインスピーキング」のそれぞれの特徴を教えてください。

内山氏:Challenge Englishは聞く・話す・読む・書くという英語4技能を、ゲーム形式で子供が夢中になりながらバランス良く伸ばしていくデジタル教材です。進研ゼミ小学講座を受講している方は、このChallenge Englishを受講費内でご利用いただけます。また外国人講師と1対1の英会話を深めたい場合は、有料のオプションとして「オンラインスピーキング」があり、Challenge Englishとカリキュラムが連動しています。Challenge Englishやオンラインスピーキングは、進研ゼミ小学講座チャレンジタッチのタブレットで受講可能で、紙で学習されている方はご自分のタブレットやPCにアプリをインストールすることで受講できます。進研ゼミ小学講座を受講していない方には、Challenge Englishとオンラインスピーキング1回分(回数は追加可能)が入ったパッケージをご用意しています。

「Challenge English」と「オンラインスピーキング」のサービス構成

 Challenge Englishの特徴は、まず4技能のバランスが良いこと、次にインプットだけでなく「話す力」まで習得できることです。失敗や間違いを恐れずに、1つずつステップを刻んで、子供たちが緊張せずに話せるペットやお友達といったキャラクターを相手にしたAIスピーキングや、ネイティブと日本人のダブル講師体制による月1回のライブ配信型レッスンを通じて、発話の機会を増やしています。

 また楽しく続けられるように、ゲーム性があるものや動画が出てくるものなど、子供の身近な状況を設定して、日常ですぐ使える「楽しみながら自然と英語が飛び出す仕掛け」にもこだわっています。「無学年」も特徴の1つで、小学生版ではレベルを1から8まで設定し、学年を超えて自分のペースで習熟度別に英語力を伸ばせます。英語が初めて、あるいは少し苦手なお子さまの場合でも、自分に合ったレベルからスタートできます。

--レベルチェックはあるのでしょうか。

内山氏:Challenge Englishのスタートでチェックテストを受けてレベルを判定することもできますし、テストを受けず、ガイドに沿ってご家庭でレベルをご判断いただくこともできます。レベルが決まれば、レベル内にある12ステップのレッスンを受講していきます。レッスンは小学生でも取り組みやすい5分から10分。およそ1か月に1ステップずつを受講してチェックテストに合格すると次のステップへと進みます。

習熟度別に12段階のレベルで学べる「Challenge English」

 現在、小学生版で提供しているレベル8は中学校卒業レベル・英検3級レベルです。Challenge Englishには中高生版もあって、そちらではレベル12、高3卒業程度・英検準1級レベルまで設定しています。小学生であっても習熟度やご希望次第で、進研ゼミ小学講座の受講費内で中高生版の利用も可能です。ただ教材内の演出などが学齢に合ったものになっていますので、小学生版と中高生版ではアプリの切り替えが必要です。

 今はChallenge EnglishのデジタルレッスンとAIスピーキングで、インプットとアウトプットのサイクルを回しながら英語の発話に慣れていき、さらにネイティブ講師との会話の機会を増やすオンラインスピーキングを追加で受講される方がかなり増えていますね。

英検対策のニーズ拡大…発話を増やす取り組みも

--これまでのアップデートのポイントを教えてください。

内山氏:この1年ほどで小学生、特に高学年の英検に対する意識が変わってきて、多くのお子さまが英検にチャレンジしている印象です。小学生向けには、試験前に英検対策のライブ配信イベントを開催し、多くの方が参加しています。

 また数年前からAIスピーキングを導入し、オンラインスピーキングも追加受講いただくことが増え、発話の機会増への期待を感じています。この2年くらいでオンラインスピーキングは、月3回コースを受講するご家庭がメインになりました。コロナ禍で学校の授業やお友達との会話が難しくなったことも1つの要因だと思います。

受講する目的は多様化

--どのような目的を持って受講されるご家庭が多いのでしょうか。

池松氏:低学年では、お子さまに「英語を好きになってほしい」という思いから受講を始めるケースが多いようですが、続けるに連れ、英語系の資格試験を受けられる英語力がついてきて「ならば英検対策も」という方が増えています。小3ごろに他の子たちが英語を習っていることに影響を受け、授業対策を目的に受講を始めるご家庭もあります。また、中学受験においても入試科目に英語があったり、英検の級によって加点などの優遇があったりするので、その対策として受講される方もいらっしゃいますね。

内山氏:とは言え、小学生では「学校の授業に役立てたい」というニーズが圧倒的なので、Challenge Englishもオンラインスピーキングも、学校で自信をもって発話できるようになることにこだわっています。「学校でALTの先生と話せた」「授業で発音が良いと褒められた」などのお声をいただくことも多いです。

取材に応じてくれたベネッセコーポレーション校外学習カンパニーの内山昭子氏

マンツーマンにメリットがある「オンラインスピーキング」

--どのようなタイミングでオンラインスピーキングを追加受講されるご家庭が多いですか。

内山氏:オンラインスピーキングを始めるタイミングはさまざまです。近年は英語レッスンを頻繁に実施する幼稚園や保育園も増えていますので、「続けて英語力を伸ばしたい」「耳が良い時期にスピーキングの練習を継続したい」というご家庭が多くいらっしゃいます。また保護者の方のご意向として「読む・書く」より「話す・聞く」を重視される方はオンラインスピーキングを組み合わせることが多いですね。

池松氏:英会話教室ではクラスレッスンが多く、小学生だと同じ子ばかりが発言の機会が偏ってしまうとか、お友達と比較して自信をなくしてしまうなどの問題が出てきます。オンラインスピーキングは1対1のレッスンなので、その心配がありません。フィリピンの先生方のモチベーションの引き出し方が素晴らしく、マンツーマンのレッスンでも緊張せず、楽しく受講できるはずです。

内山氏:人前では話せない子がChallenge EnglishのAIスピーキングで発話できるようになり、オンラインスピーキングに進んで、実際の先生とのレッスンを繰り返すうちに、より自信をもって楽しんで会話しているなどのお声をいただきます。わが子の見たことがない一面が見られたという親御さんもいらっしゃいます。

 フィリピンにいる先生方とは密にコミュニケーションをとり、レッスンの質向上に努めています。私たちベネッセが定期的にトレーニングや研修、イベントなどを開催する場合もありますが、そもそも小学生向け英語指導のプロフェッショナルを採用しているので、先生同士どうしたらもっと良いレッスンができるかを考えて、模擬レッスンをするなど、切磋琢磨してくれています。モチベーションの引き出し方だけでなく、わからなくて黙りこんでしまったときのフォローや、的確なヒントが出せるか、わかりやすく言い換えてあげられるかなどはとても重要です。私たちからは先生方に、いつも “patience(忍耐・辛抱)”の大切さを伝え、子供が話すのを待つ、ペースを合わせることを大切にしています

池松氏:1年半前からオンラインスピーキングではAIの表情解析を導入し、先生の表情やジェスチャーを認識しています。たとえば、先生の表情やジェスチャーをカメラが認識して、画面上に「Good Job!」というコメントと共にキャラクターのマークが表示されます。子供を飽きさせないよう、華やかな画面になるように工夫しています。笑顔が多いと発話量が増えるという調査結果があり、先生の笑顔だけでなく、楽しいアイコンやマークを表示することでモチベートしています。

 数多くいる先生の全レッスンをAIで表情解析し、数値化することで、レッスンのクオリティを担保し、向上させるための取り組みに生かすことができます。たとえば普段は笑顔もジェスチャーも使ってアクティブなレッスンをしている先生でも、レッスンが続くと数値が落ちることがあります。集中してレッスンを行うことで疲労も重なりますので、データを見ながら先生のシフトを調整することもあります。

表情・感情認識AI導入によるレッスン品質向上の仕組み(2022年3月のリリースより)

内山氏:レッスンを数値化することで先生方を褒める機会も作りやすくなりました。数値が下がっているところを改善するだけではなく、うまくいっている例を見つけて横展開したり、良い例を表彰したりとAIの活用がレッスンクオリティの平準化につながっています。

 はじめて受講されるお子さまは緊張しているので、初回の15分間をいかに楽しめるかがとても重要です。いつ、どの先生を受講しても満足してもらえるレッスンを目指しています。

他教科含めた学習予定が立てやすく、保護者の声掛けもしやすくなる

--進研ゼミの他の教材との連携について利点をお聞かせください。

池松氏:1週間の学習予定が組みやすいのは大きいですね。特にチャレンジタッチであれば、お子さまの学習の進捗状況に合わせて、必要な学習や足りていない学習をお勧めする通知が表示されます。チャレンジタッチの端末1つさえあれば、他教科を学びながら英語4技能も学べます。また、お子さま自身でタブレットの立ち上げからレッスンまですべてできるようにデザインされていますので、保護者の方のお手間も掛かりません。

--子供の英語学習に保護者はどのように関われば良いでしょうか。

内山氏:Challenge Englishではレッスン終了後、保護者の方にメールを送信することができます。今日のレッスン内容が届きますので、内容をご確認いただき、ぜひ「頑張ったね」と褒めてあげるなど、コミュニケーションのきっかけにしてください。またChallenge Englishでは週何回やるか、何曜日に勉強するかの学習計画をご家庭ごと自由に設定できます。習い事などお子さまの生活に合わせた設定が可能ですので、ご家庭で相談しながら設定してみてください。先日、お話を伺ったお父さまは、非常に上手くご活用されているようで「歯磨きのようにやっています」とご報告いただきました。

英語を好きになって生きる力を獲得

--小学生の英語教材や英語学習を検討されている方へメッセージをお願いいたします。

池松氏:まず英語を好きになることがいちばん大切です。小学生の時期に、英語を好きになり自信をもてると、その後も継続して英語力をつけていく礎になります。教材選びに迷っている方は、楽しく毎日取り組めるChallenge Englishをぜひ一度体験していただきたいです。Webページ上でもデジタルレッスンのサンプル動画を公開していますし、オンラインスピーキングも進研ゼミ小学講座を受講されている方なら無料レッスンが体験できます。

内山氏:「言えた!できた!」というときに、子供の表情はぱっと変わります。これからも、そうしたお子さま自身が手応えや自信を得られる瞬間をたくさん作っていきたいです。

 今は検索するとすぐ答えが出る便利な時代ですし、答えのわからない不確実な問いを苦手に感じる子が増えていると聞きます。その点、英語でのコミュニケーションは一言一句を聞き逃さずにやり取りできることは非常に稀で、自分が知っている語彙や表現から推測して相手が言っていることを想像すること、わかる範囲の内容から最大限の返答をすることの繰り返しです。答えがすべてわからなくても、自分が知っている情報から相手のメッセージを想像しながら受け取る力が英語学習では鍛えられます。これらの力は、子供たちが成長していく中で、辛抱強く、少しずつ手がかりを見つけて生きていくことにも通じると思います。そうした力をChallenge Englishやオンラインスピーキングを通じて、身に付けてもらえたら嬉しいです。

--ありがとうございました。


楽しいから続く、自信がもてる英語教材

 進研ゼミ小学講座を受講しているご家庭は受講費内で、会員外の方でもお得なパッケージで質の高いレッスンを受けられる「Challenge English」。オプションとなる「オンラインスピーキング」では、日本の英語教育で課題とされる発話の機会創出も担っている。楽しさに起因して学習を継続させる仕組みは、ベネッセコーポレーションのもっとも得意とするところだ。幼児期から小学生の保護者の方は、ぜひ一度、検討してほしい。

英語4技能をバランス良く身に付ける「Challenge English」
《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

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