【高校受験2024】ESAT-J、評価別「英語力アップのためのアドバイス」公開

 東京都教育委員会は2024年1月11日、2023年11月と12月に実施された2023年度(令和5年度)中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果に応じた「英語力アップのためのアドバイス」を特設Webページに掲載した。6段階で示されるテストの評価に応じて、それぞれ今後の英語力アップに向けた学習方法やお勧めの教材を提示している。

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【特設ページ】中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)
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  • 英語力アップのためのアドバイス:ESAT-J GRADE A
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 東京都教育委員会は2024年1月11日、2023年11月と12月に実施された2023年度(令和5年度)中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果に応じた「英語力アップのためのアドバイス」を特設Webページに掲載した。6段階で示されるテストの評価に応じて、それぞれ今後の英語力アップに向けた学習方法やお勧めの教材を提示している。

 ESAT-Jは、中学校の英語学習で身に付けた「話すこと」の能力を客観的に評価し、英語で話す力を高めることを目指して2022年度より導入された都内公立中学生を対象とした到達度テスト。中学3年生のテスト結果は、東京都立高校入学者選抜の評価資料として用いられる。

 2023年度の中学3年生対象のESAT-Jは、11月26日に本試験を実施し約7万人が受験。インフルエンザなどに罹患し、本試験当日に受験できなかった者を対象とした予備日試験は12月17日に行われ、約1,200人が受験した。

 ESAT-Jの結果は、ESAT-J GRADE A~Fの6段階で評価される。都立高入試では、ESAT-J GRADE Aを20点(満点)、Bを16点、と4点差刻みで換算し、ESAT-J GRADE Fは0点扱いとなる。

 今回、「英語力アップのためのアドバイス」として、ESAT-Jの結果に基づく各評価段階別の英語力アップに向けた学習方法やお勧めの教材をWebサイトに掲載。授業の受け方や家庭での学習方法などを工夫して取り組むことで、さらなる英語力向上を促している。

 たとえば、ESAT-J GRADE Aでは、身近な話題についての意見交換や、まとまりのある内容、自分の考えや理由、具体例を話したりすることができる段階にあるとし、目指すこととして、身近な話題に加え社会的な話題についての意見交換や、気持ちを伝えるときに理由や根拠を明らかにするといったレベルを示唆。学習方法としては、「ニュースなどで見聞きした内容のよい点や問題点などを考え、英語の先生に話してみるなど、英語で話す機会を増やす」「授業で聞いたり読んだりした内容について、1分間話し続ける練習をする」といった方法を紹介している。

 学習教材としては、東京都が提供する「Tokyo GLOBAL Studio」「中学校英語『話すこと』トレーニング」「WELCOME TO TOKYO」の活用を勧めており、それぞれ評価段階にあったパートを紹介している。アドバイスは、ESAT-J特設Webページから見ることができる。

《畑山望》

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