埼玉県教育委員会は2024年1月11日、2024年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査（2023年12月15日現在）の結果を公表した。高等学校等進学希望数の割合は98.3％。学校別の倍率は市立川越（普通）2.64倍、市立浦和（普通）2.34倍などが高くなっている。
埼玉県の進路希望状況調査は、2024年3月に県内の中学校等卒業予定者の進路状況を2023年12月15日時点で取りまとめたもの。調査対象校は488校（国公私立中学校、義務教育学校、特別特別支援学校中学部）。
中学校等卒業予定者数は、前年度同期比690人減の6万2,737人。このうち、高等学校等進学希望者は98.3％にあたる6万1,690人で前年同期より0.3ポイント低下した（進学希望校未定者をあわせると98.9％）。
全日制高校への進学希望者は88.4％（前年同期比1.1pt減）にあたる5万5,438人。このうち、県内の高校への進学希望者は国立271人、公立4万27人、私立1万855人の計5万1,153人で全体の81.5％（同1.0pt減）を占める。定時制高等学校は1.6％（同0.1pt増）にあたる1,025人、通信制高等学校は6.1％（同0.7pt増）にあたる3,822人で、いずれも前年度より割合が増加した。
県内公立高校の全日制課程の進学希望者4万27人から、内部進学希望者233人を除いた人数は3万9,794人。転編入枠と内部進学予定者を除く募集人員3万5,120人に対する倍率は1.13倍で、前年同期より0.01ポイント上昇した。学科別では、普通科1.19倍、専門学科0.96倍、総合学科0.99倍。
学校・学科別の倍率は、市立川越（普通）2.64倍、市立浦和（普通）2.34倍、大宮光陵（美術）1.95倍、大宮（理数）1.88倍、 浦和西（普通）1.72倍、越ケ谷（普通）1.72倍、 川口市立（普通）1.71倍、 杉戸農業（食品流通）1.70倍、市立川越（情報処理） 1.70倍、市立大宮北（理数）1.70倍の順に高かった。
このほか、県立浦和（普通）1.33倍、浦和第一女子（普通）1.32倍、春日部（普通）1.25倍、県立川越（普通）1.55倍、所沢北（普通）1.14倍、所沢北（理数）1.33倍など。
2024年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査結果は、埼玉県教育委員会Webサイトから確認できる。
