【大学受験2025】西南女学院、短期大学部の募集停止

 学校法人西南女学院は2024年3月25日、短期大学部の2025年度以降の学生募集を停止すると発表した。2024年度入学生を含むすべての在学生に対する教育、進路支援などは、これまでと同様に全力を挙げて取組み、卒業後の手続き、西南女学院同窓会の活動についても、支障のない体制を整えていくとしている。

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西南女学院大学
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 学校法人西南女学院は2024年3月25日、短期大学部の2025年度以降の学生募集を停止すると発表した。2024年度入学生を含むすべての在学生に対する教育、進路支援などは、これまでと同様に全力を挙げて取組み、卒業後の手続き、西南女学院同窓会の活動についても、支障のない体制を整えていくとしている。

 西南女学院の短期大学部は、1922年に創立した西南女学院高等女学校(修業年限5か年)が前身で、女性の高等教育の普及や実践的職業教育の場として大きな役割を果たしてきた。西南女学院の建学の精神「感恩奉仕(かんおん ほうし)」を根幹に置き、キリスト教を教育の基本として女子に高い教養を授けるとともに生活に必要な専門の教育を施し、よき社会人を育成することをその目的として、有為な人材の育成に努めてきたという。これまでに3万2,000人あまりの卒業生を輩出。

 しかしながら、18歳人口の減少と4年制大学志向など近年の社会状況の変化による影響は大きく、全国的に短期大学への志願者は激減している。慎重に検討を重ねた結果、2024年度入学生を最後に2025年度以降の学生募集を停止することを決定したという。

 西南女学院は「2024年度入学生を含むすべての在学生に対する教育、進路支援などについては、これまでと同様、全力を挙げて取り組むとともに、卒業後の証明書発行の手続き、西南女学院同窓会の活動についても、支障のない体制を整えていく」と説明している。

 また、短期大学部保育科が担ってきたキリスト教保育の理念に基づく保育者養成という使命とこれまで築いてきた実績は、発展的に継承する形で西南女学院大学の幼児教育・保育分野が受け継ぎ、保育者養成に対する社会的要請に応じていくとしている。

《中川和佳》

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