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英語学習法

TOEIC初心者におすすめの勉強法【L&R905/S&W350保有者が解説】まずやることは?

編集部メンバーのプロフィール
  • TOEIC L&R 905, S&W 350 保有
  • IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2023 受賞
  • オンライン英会話の継続で、約3か月で145点スコアアップした経験(455→600点)
  • アメリカ居住経験・日英翻訳経験あり
  • 現在は英語力を活かしライター・翻訳家・英語講師としても活動

★当サイトは株式会社イード(コード:60380)ミツカル英会話編集部一丸となって運営しています!!
またミツカル英会話は教育情報サイト”リセマム“のグループブランドとして、英会話に特化した発信を日々続けています。

「TOEIC」は、英語学習者に留まらず、非常に知名度の高い試験です。2021年度には、TOEIC Programの総受験者数は、約230万人(※)に達しています。

そのため、英語を勉強し始めたばかりの初心者であっても、「実力を試すためにTOEICを受けてみたい」と考える人は多いでしょう。

しかし、このような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • TOEICがどんな試験なのか詳しくわからない
  • 初心者が目指すべきTOEICのスコアがわからない
  • どんな参考書やアプリを使って勉強すればいいかわからない
  • パート別にどんな対策をすべきかわからない

TOEICは特に市場が大きいため、対策のための情報・参考書・サービスが、世の中には非常に多く溢れています。情報が多すぎるあまり「一体、何から手を付けたらいいの?」と混乱してしまう初心者も多いのではないでしょうか。

本ページには、そんな「TOEIC初心者」がTOEIC受験を目指すにあたって必要な情報を、ぎゅっと詰め込みました。このページを最後まで読めば、ゼロからの初心者がTOEIC受験を目指すために必要なことが見えてきます。

中には【簡易版!スコア予測ミニテスト】など、楽しみながらTOEICに親しめるお役立ちコンテンツも用意しています。ぜひ、最後まで目を通してみてください。

※引用元:2021年度TOEIC® Program総受験者数は約230万人(IIBC公式)

なお、本ページでの「TOEIC」とは、受験者ボリュームの多い、聞く・読む力を測る「TOEIC® Listening & Reading Test」のことを指しています。話す・書く力を測る「TOEIC® Speaking & Writing Tests」については、本ページでは言及しませんのでご注意ください。

このページを読んでわかること
  • ゼロからの初心者がTOEICを目指すロードマップ
  • 初心者向けのTOEICパート別勉強法
  • 初心者におすすめの参考書・問題集
  • 大学生・社会人それぞれにおすすめの勉強スケジュール
  • TOEIC勉強期間を短縮できるサービス紹介
編集部
編集部
編集部メンバーのL&R905/S&W350保有者も実際に使っているTOEIC対策アプリです!!

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まずはTOEICについて知る!!初心者が目指すべきスコアは?

はじめに、これから目指す「TOEIC」について知っていきましょう。

ここでは、TOEICに関するよくある質問を、Q&A形式で紹介していきます。

 Q1)そもそも「TOEIC」ってどんな試験?

「TOEIC」とは、「Test of English for International Communication」の略称です。この試験は、英語を母国語としない人々の、ビジネスシーンにおける英語コミュニケーション能力を測るために作られました。

TOEIC(本ページで扱うのは TOEIC L&R)は、「リスニングセクション(約45分間・100問)」と「リーディングセクション(75分・100問)」の2つのセクションから構成されています。

リスニングセクションでは、録音された音声を聞いて質問に答える問題が出題されます。リーディングセクションでは、文章を読んで理解し、それに関する質問に答える問題が出題されます。

TOEICのスコアは、各セクションごとに0から495点までの範囲で得点され、合計スコアは0から990点までの範囲で表されます。合否ではなく、スコアで評価されるのが特徴で、現時点での自分の英語力を数値で測ることが可能です。

なお、本ページでは言及する「TOEIC L&R」の他に、話す力(スピーキング)・書く力(ライティング)を測る「TOEIC S&W」も提供されています。両方を受験することによって、英語の4技能全ての実力を図ることも可能です。

 Q2)就職や転職に役立つTOEICスコアとは? 

TOEICの日本における知名度は抜群で、そのスコアは就職・転職時にも活用することができます。

特に大企業や有名企業は、一定以上の点数を採用条件にしている場合も多いです。

以下、大手企業が新卒・中途採用で掲げているTOEICスコアをまとめました。

社名TOEICスコア職種
三井物産800点新卒・一般
丸紅730点中途・人事
伊藤忠オートモービル努力目標700点以上新卒・総合
双日730点中途・企画/立案
三菱商事800点中途・DX事業戦略作成
ニトリ750点入社後、グローバルトレーニー公募を希望する場合
楽天800点新卒・一般

「どれくらいのスコアから、履歴書に書いてアピールできるの?」という疑問を持つ方もいると思います。最後にそんな疑問にお答えしていきましょう。

IIBCが公開している「英語活用実態調査2019」によれば、社員・職員に期待するTOEICの平均スコアは、以下のように公表されています。

職種期待するスコア(平均)
新入社員535
中途社員560
海外部門690

※引用元:英語活用実態調査2019(IIBC発行)

さらに、2022年度のTOEIC 公開テストの平均スコアは、608点というデータもあります。

これよりも高いスコアであれば、相対的な英語力の高さをアピールできそうですね。

※引用元:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)

これらのデータからも、履歴書に書ける最低ラインは600点以上、英語力のアピールとなるのは700点以上からと言えるでしょう。ただし、企業・職種によって判断基準は異なるため、あくまで参考程度にしていただければと思います。

 Q3)初心者はまずどの程度のスコアを目指せばいい?

上記Q.2を読んで「企業で評価されるために、800点以上を目指そう!」と意気込んでいる方もいるかもしれません。

しかし、英語初心者がいきなり高い点数を目標に置いてしまうと、思うように点数が伸びず、勉強に挫折してしまう可能性があります。

最終的には高いレベルを目指すにしても、まずは今の自分のレベルから無理なく目指せる点数を目標に据えましょう。

初めてTOEICを受験する際の目標としては、平均点前後の「600点程度」を目指すのがおすすめです。可能であれば600点台、難しそうであれば500点台後半を目安に、無理のないスコアを目指しましょう。

一度本番テストを受験すると、自分の実力と手応えを実感することができると思います。

そこから改めて弱点の分析を行い、現実的な目標スコア設定をすることをおすすめします。

初心者が「最終的には900点を取得したい」と高い目標を立てたい場合であっても、そのための短期的・中期的な目標に落とし込むのがよいでしょう。

例えば、まず3か月後の初受験で600点を目指し、半年後に750点、1年後に900点といったイメージでマイルストーンを組むのがおすすめです。もちろん、計画を進めていく中で、自分の実力の伸びと相談しながら、スケジュールを随時組みなおしていくのが望ましいでしょう。

Q4)ゼロからの初心者でTOEICを受ける自信がないんだけど…

まったくの英語初心者で、TOEICの公式問題集を見ても、ほとんど理解できないという人もいるかもしれません。実際、中学英語が不安なレベルだと、TOEIC専門の勉強を始める前にもやるべきことは他にもあります。

「今の自分では、TOEICには歯が立たず、意味がないかもしれない…」と感じる場合は、本格的にTOEICの学習を始める前に、まず英語に親しむところからスタートしましょう。

興味があるジャンルの海外YouTubeや海外ドラマを見てみたり、ポッドキャストや洋楽を聞いてみるのもよいでしょう。英語圏の文化に親しむことで、「もっと英語を理解できるようになりたい!」とモチベーションアップに繋がるはずです。

オンライン英会話に挑戦してみるのもおすすめです。まったくスピーキングに自信がなくても、初心者をしっかりサポートしてくれる講師はたくさんいます。英語でのコミュニケーションの楽しさやワクワク感を知ると、学習意欲も湧いてきます。

このように、まず英語に親しむところからスタートし、十分にモチベーションが高まった状態から英語学習を開始すると、前向きに取り組むことができると思います。

まったくの英語初心者の英語学習は、TOEIC対策は一旦置いておいて、以下のようなことに取り組むことをオススメします。

  • 中学文法のやり直し学習
  • 基本単語の復習

「文法」と「単語」は、全ての英語力のベースとなる非常に大切な要素です。

まずはこの2つに絞って、焦らず基礎的なところから「やり直し学習」を進めてみてください。TOEIC対策は、基礎がしっかりと固まってから行う方が、むしろ効率的に力を伸ばしていけると思いますよ。

ミツカル英会話(株式会社イード)がオリジナル製作!!スコア予測ミニテスト

さて、目指すべきスコアを確認したところで…少し気分転換のトレーニングです!

TOEIC頻出の単語テストで、あなたの予測スコア判定をしてみましょう!

各グループの単語を見て、意味を言えるかチェックしてみてください。

【A】→【D】の順で難易度が上がっていきます。

【4問以上】正解できたグループをチェックしてみてください。

<問題>

【A】①customer ②product ③explain ④improve ⑤opportunity

【B】①branch ②strategy ③organization ④accomplish ⑤directly

【C】①venue ②enhance ③household ④allocate ⑤sustainable

【D】①voucher ②specification ③adjacent ④proofread ⑤comprehensive

 

<答え>

【A】①顧客 ②製品・商品 ③説明する ④改善する ⑤機会

【B】①支店 ②戦略 ③団体 ④成し遂げる ⑤直接

【C】①会場 ②高める ③家庭用の ④割り当てる ⑤持続可能な

【D】①引換券 ②仕様書 ③隣接した ④校正する ⑤包括的な

<判定>

【A】グループ:450点レベル

【B】グループ:600点レベル

【C】グループ:730点レベル

【D】グループ:860点レベル

(各グループ5個中)4個以上正解できたグループのスコア周辺である可能性が高いです。

※本テストはあくまで簡易的なものであり、実際のスコアを保証するものではありません。TOEICのスコアはリスニング・リーディングの能力も含めて判断されるため、このテストだけで正確なスコアを得ることは難しいです。

より精密なスコア予測テストを受けてみたい場合は、アプリの「santa」や「abceed」を活用してみることをオススメします。AIによる精密なスコア判定を受けることが可能です!

なお、ミツカル英会話でも、さらに詳しい判定テストをご用意しています。

こちらのミツカル英会話が製作したTOEICスコア予測ミニテスト詳細版もぜひ確認してみてください。

ゼロからの初心者がTOEICを目指すロードマップ

TOEICをこれから目指そうと考えている初心者は、以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。

  • そもそも「TOEIC」がどんな試験なのかわからない
  • 何から勉強を始めたら良いのかわからない
  • どんな参考書を使ったら良いのかわからない
  • 自分の現時点のレベルと、目指すべきスコアがわからない

初心者は学習を始めようにも分からないことだらけで、迷ってしまいますよね。

でも安心してください。ここからは、ゼロからの完全初心者がTOEICを受験するためのロードマップを、段階を追って丁寧に解説していきます。

以下ステップに沿って、1つずつやるべきことを積み上げていきましょう。

それでは解説していきます。

編集部
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STEP 1)公式問題集で「TOEIC」について知る

ゼロからの初心者がまず最初にやるべきこと、それは「相手を知ること」です。

つまり「TOEICがどのような試験なのか」を十分理解してから、具体的な対策に進む必要があります。

前述でも解説した通り、TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションに分かれており、それぞれのセクションには様々な形式の問題が出題されます。解答はマークシートを使用して行いますが、マークシートの様式を事前に確認しておくことも重要です。

本番の出題形式を把握するために、最初に必ず行うべきなのは、「公式問題集に目を通す」ことです。TOEICの公式問題集には、以下のような特徴があります。

  • TOEICのテスト開発機構であるETSが制作
  • 本番のTOEICとまったく同じプロセスで制作
  • テスト2回分(計400問)を収録
  • 本番の問題用紙と同じサイズ・レイアウト
  • 本番と同じ公式スピーカーによるリスニング音声

つまり、公式問題集に目を通すことが、本番の形式を知るもっとも良い方法なのです。

余裕があれば、本番同様に時間を測って、1回分のテストを一度解いてみることをオススメします。公式問題集では、正答数をもとにした参考スコア範囲も示されており、自分の現時点の予測スコアも把握することができますよ。

公式問題集を一通り解いてみることで、本番形式をリアルに体感することができます。

このあとのステップと対策にも活かしていきましょう。

STEP 2)現時点での自分の英語力と弱点を確認する

「相手(=TOEIC)」を知った後にすべきことは、「自分」を知ることです。

特に初心者にとっては、自分の英語力のレベルと、伸ばすべき課題がどこにあるのかを明確にすることが重要です。現時点での自分の実力と弱点をしっかりと把握することで、今後の学習の指針が立てやすくなります。

そのためには、時間を測って、公式問題集のテスト1回分を解いてみましょう。

問題を解いた後は、パート別の得点率をチェックして、自分の苦手分野はどこなのかも確認してみてください。例えば、以下のような点に気付けるはずです。

  • リスニングとリーディング、どちらが苦手なのか
  • 短文リスニング(Part 2)と長文リスニング(Part 3,4)どちらが苦手なのか
  • 文法・語法(Part 5)の理解度はどれくらいか
  • 長文読解(Part 7)は時間内にどこまで解け切れたか
  • 出てきた単語は何割くらい知っていたか

これらの点を詳しく分析することで、自分の課題が見えてきます。例えば…「ボキャブラリー強化にもっと力をいれるべきだ」や「長文読解のスピードアップをするべきだ」などという気付きを得ることができます。

自分の課題を明確にすることで、優先度高く取り組むべきテーマも見えてきます。公式問題集を解き終わったら、答え合わせと分析までをセットで必ず行うようにしましょう。

STEP 3)自分のレベルから無理のない目標を設定する

公式問題集を解くと、正答数をもとにした参考スコア範囲を知ることができます。

その予測スコアを元に、無理のない目標を設定してみましょう。

現実的なラインとしては、目標スコアは、予測スコアから+100点程度までで設定するとよいでしょう。あまりに高い目標スコアを設定してしまうと、達成が難しく逆にモチベーション維持が難しいこともあります。

自分の現時点での実力から、無理のない範囲で目標にしたいスコアを決定しましょう。

そこから逆算して、何をどれくらい勉強していけばよいのか、学習計画を立てていきます。

以下は、各スコア帯が「受験生の上位何%に位置するか」というデータと、それぞれのレベル感をまとめたものです。目標スコア設定の際の参考にしてみてください。

スコア上位何%レベル感
895~990点4.2%900点台:上級レベル

ほとんどのビジネス文書や会話を高い精度で理解でき、専門的なトピックやネイティブとの議論にも対応できます。

日本人の中でも、かなり上位の英語力と言うことができます。

就職・転職やキャリアにおいても、希少性の高い人材です。

ただし、英語専門職(通訳・翻訳)としては入口レベルです。

795~895点15.9%800点台:中上級レベル

ほとんどのビジネス文書や会話を高い精度で理解できるようになってきます。ただ、ネイティブとの複雑な議論にはまだ不安が残ります。800点台からは、特に就職・転職やキャリアでも強みとしてPRできるでしょう。

695~795点33.1%700点台:中級レベル

多くのビジネス関連の文章や会話を高い理解度で処理できるようになってきます。専門的なトピックにも対応できますが、若干の誤解が生じることがあります。ネイティブとの議論にも不安が残ります。

平均よりは高い英語力で、履歴書にも書けるスコアと言えるでしょう。

595~695点53.6%600点台:中級レベル

ビジネス関連の文章や会話を十分に理解できるようになってきます。

ただし、専門的で複雑なトピックに関する理解には、まだ課題があります。平均スコア付近で、英語力アピールにはあともう一歩です。

495~595点73.4%500点台:初中級レベル

ビジネス関連の文章や会話をある程度理解できますが、まだ完全に自信が持てず、あやふやな理解であるケースも多いです。

高校英語の範囲に不安が残ります。

395~495点88.4%400点台:初級レベル

日常会話や簡単なビジネス関連の文章を理解することもできますが、まだ中学英語レベルの基本的な語彙・文法に不安が残ります。

295~395点97.2%300点台:初心者レベル

簡単な日常会話や文章なら理解できることもありますが、かなりコミュニケーションが限られています。

~295点100%~200点台:超初心者

基本的な英語理解も難しい状態です。

 

※「上位何%か」の数字は、公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)より引用。

 

STEP 4)受験日を決めて、学習計画を立てる

最後に、受験日を決定し、そこに向けた学習計画を立てていきます。

受験スケジュールは、IIBC公式サイトにて確認することができ、テスト受験申込もWEB上で行うことができます。

しっかり勉強時間をとってから、少し先(数か月後など)の受験日程で挑戦したいという場合もあるかもしれません。その場合、公式サイトで「年間テスト日程」も公開されているため、あらかじめ先の日程を確認することもできますよ。

学習計画は、試験日から逆算して、「いつまでに」・「何をすべきなのか」を丁寧にスケジューリングするようにしましょう。この時に、STEP 3 までに行った内容が意味を持ってきます。

例えば、以下のように学習計画を立てると良いでしょう。

<例>現時点での予測スコアが「600点」だったAさんの場合

 ✅受験日:3か月後

 ✅目標 :720点取得(+120点)

弱点やること
長文リスニング(Part 3,4)・長文リスニングをシャドーイングで鍛える

・先読みのトレーニングを行う

文法語法(Part 5)・高校文法をおさらいしておく

・参考書「文法問題でる1000問」を1周する

長文読解スピード(Part 7)・単語帳「金フレ」で語彙力を鍛える

・毎日1長文を必ず読む

 

このように、これまでのステップで確認してきた「自分の弱点」に対するアプローチを中心に、「何をすべきか」を具体的に洗い出してみましょう。

具体性を持たせた計画が、実行と継続のためには大切になってきます。

次のパートからは、初心者向けの「TOEICパート別勉強法」を紹介していきます。

より詳しい勉強法を、ぜひチェックして実践してみてくださいね。

【徹底解説】初心者向けのTOEICパート別勉強法

TOEIC L&R はリスニングセクションが Part 1〜 Part 4(約45分間・100問)、リーディングセクションが Part 5〜 Part 7(75分間・100問)という構成となっています。

各パートごとの出題形式・傾向をしっかりと押さえて、対策を行うことが重要です。

ここからは、実際にパート別の勉強法について解説していきます。

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Part 1)写真全体で何が描かれているか捉えよう

Part 1は「写真描写問題」で、問題数は6問です。

問題用紙には写真が印刷されており、以下の例のように流される4つの英文の中から、写真の内容を最も適切に描写している選択肢を選択します。

【選択肢の例】 ※選択肢は問題用紙に印刷されておらず、音声として流れます。

  1.  The woman is reading a book. (女性は本を読んでいる。)
  2.  The woman is wearing a jacket. (女性はジャケットを着用している。)
  3.  Notebooks are stacked on the desk. (机の上にノートが積みあがっている。)
  4.  A PC is placed by the window. (窓際にPCが置いてある。)

Part 1 は、リスニングセクションの中でも比較的得点しやすいパートであるため、落とさず確実に正解したいところです。

そのためには、「写真全体」にしっかりと注意を払うことが必要です。写っている人間が何をしているところか、物の配置や状態、背景(場所)などにも注目しましょう。

この時、写っている「人」に注意が向きがちなのですが、Part 1では、実は目立たない位置にある「物」に関する選択肢が正解だった…ということも起こります。したがって、写真全体にまんべんなく注意を向けることが重要です。

選択肢の音声を正確に聞き取るためには、「語彙力の強化」が欠かせません。よって、単語を覚える際には、できるだけ発音も一緒にチェックして覚えることをオススメします。

Part 2)疑問詞を聞き逃さずチェックしよう

Part 2は「応答問題」で、問題数は25問です。

1つの短い質問または発言と、それに対する答えの選択肢が3つ、それぞれ1度だけ放送されます。問いかけに対して最も適切な選択肢を選択します。

【問題の例】

 ※問いかけ・選択肢とも、問題用紙には印刷されておらず、音声として流れます。

 Q:Who is the team leader?(チームリーダーは誰ですか?)

 

 (A) It starts at 3 p.m. (3時に始まります。)

 (B) It’s decided to be Mr. Smith. (スミスさんに決まりました。)

 (C) It’s on the third floor meeting room. (3階のミーティングルームです。)

Part 2 は非常に短い応答問題であり、また早いペースでどんどん先に進んでいくため、集中力を途切れさせることなく、しっかりと聞き取る必要があります。

ポイントは、問いかけの内容(質問または発言)を、しっかり正確に聞き取ることです。

Part 2 の前半部分の設問では、疑問詞(5W1H:What / When / Where / Why / Which / How)がよく登場します。ここは特に聞き逃さないよう全神経を集中させ、「何を問われているのか」を正確に捉えましょう。

上記の例題であれば、冒頭の「Who」を聞き取れるかがポイントです。「Who」つまり「誰が」を問われているということを聞き取ることができれば、人物について言及している、選択肢「B」が正解だと導くことができますね。

実は、最近のTOEICは難化傾向にあり、Part 2も後半では、ひっかけや複雑な問題が増えてきています。その分、初心者は前半の比較的シンプルな応答問題で、確実に正解しておきたいところです。

また、Part 2 の出題ペースは早く、どんどん先に進んでいくため、遅れずついていくことも大切です。マークシートの上にシャープペンシルを置きながら聞き、正解だと思ったらすぐに塗りつぶしていく方法がおすすめです。

Part 3&4)設問の「先読み」で内容を予測しながら聞こう

Part 3は「会話問題」で、問題数は39問です。

2人または3人の人物による「会話」を聞き、問題用紙に印刷された設問と解答を読んで、4つの選択肢の中から最も適当なものを選びます。

Part 4は「説明文問題」で、問題数は30問です。

アナウンスやナレーションのような「説明文」を聞き、問題用紙に印刷された設問と解答を読んで、4つの選択肢の中から最も適当なものを選びます。

Part 3,4 ではリスニング音声も長くなり、難易度が上がってきます。初心者にとってはかなり難しいと感じる人も多いはず。

また、どんどん先に進んでいく出題のペースについていくことも大変です。

このパートでの最大のポイントは「先読み」です。

問題用紙には、以下のように、設問と選択肢が記載されています。

【例】

Why is the man calling?(男性はなぜ電話をかけていますか?)

 

(A) To cancel an order (注文をキャンセルするため)

(B) To extend a warranty (保証期間を延長するため)

(C) To complain about a product (商品についてクレームを言うため)

(D) To redeem a gift card (ギフトカードを利用するため)

この設問と選択肢を見ると、次に流れてくる音声について、以下のことが予測できますね。

  • 男性が電話をかけている状況
  • 電話の相手はカスタマーサポートの担当者
  • 注文した商品について、何らかの問合せを行っている

これらの情報があるだけで、まったく何も事前情報がない場合と比べて、ずいぶん心の準備ができます。また、「男性が問い合わせている内容を聞き取ろう」と、聞き取るべきポイントに狙いを定めて集中することができます。

このように、「設問と選択肢の先読み」を行うことによって、話の内容を事前にある程度予測しながら、リスニングを行うようにしましょう。

初心者で余裕がないという場合は、「設問」だけ先読みをしてもOKです(4つの「選択肢」は先読みしない)。設問の先読みだけであっても、何が問われているのかを事前にチェックして心づもりすることが可能です。

前の問題の解答をできるだけ早く済ませ、次の問題の先読みに移る、という解答ペースを維持できるよう、トレーニングを行っていきましょう。日々の学習から、先読みを意識して取り組むことが大切です。

Part 5&6)文法・語法知識を徹底的に反復学習しよう

Part 5 は「短文穴埋め問題」で、問題数は30問です。

短い英文中の空欄に入る、最も適切な選択肢を選びます。

Part 6 は「長文穴埋め問題」で、問題数は16問です。

長文の中にある空欄に入る、最も適切な選択肢を選びます。

長文は全部で4問出題され、それぞれの長文には4つの空欄があります。

Part 5と6は、形式は異なるもののいずれも空欄補充問題で、主に「語彙」・「文法」について問われます(Part 6 では文脈から判断する、文章選択問題もあります)。

そのため、TOEIC用の文法問題を扱っている参考書などを活用し、問題演習のトレーニングをできるだけたくさん積むことをオススメします。こちらでも紹介している「文法問題 出る1000問」は、網羅的に文法・語法問題を扱っており、実力をつけるのにピッタリです。

また、大量の英文をスピーディに読み進める必要のある Part 7 に十分に時間を残しておくためにも、Part 5と6 はできるだけ早く解き終えたいところ。

文法・語法問題は、知識があるかないかで解けるかどうかが決まるため、問題を読んでも全くわからない場合、その問題については潔く諦め、すぐに次に進むことも大切です。

なお、Part 6 については、英文の展開をしっかり理解できているかも問われる問題が出題されるため、Part 7 と同様に、正確に長文を読むトレーニングも重要となってきます。以下の Part 7 の学習法も参考にしてくださいね。

Part 7)正確に早く長文を読むトレーニングを積もう

いよいよ最難関の Part 7 ですね。Part 7 は「長文読解問題」です。

1つの文章を読んで答える問題が29問、複数の文章を読んで答える問題が25問あります。

さまざまな種類の英文を読み、それに関する質問について、最も適切な選択肢を選びます。

文章の種類は、手紙・E-mail・ビジネス文書・広告チラシ・チャット履歴など、多岐にわたります。

Part 7 は大量の英文を正確かつスピーディに読む必要があり、とにかく時間との勝負です。日頃からたくさんの英文に目を通すトレーニングを積むことをオススメしますが、初心者向けのポイントもお伝えしておきましょう。

まずは、英文を読む前に、設問に先に目を通しておくことです。

1つの英文に対して、2〜5問という複数の設問が用意されていますが、先に設問に目を通すことで「何に注目して読み進めていけばよいのか」が明確になります。答えを見つけにいく意識で、長文を読み進めるのが効率的でオススメです。

つぎに、文章の構成に着目しましょう。具体的には、E-mail であれば「誰から誰宛のメールなのか」や「どんな件に関するメールか」といった情報を、宛先・差出人・件名などから把握することができますね。

このように、文章全体を頭から読む前に、情報をピックアップして文章全体の要旨を掴んでおくと、スムーズに内容理解をすることができますよ。

とはいえ、初心者にとってはとにかくボリュームが多く苦戦しがちなのが Part 7 です。

語彙力・文法力・読解力と、さまざまな英語力が試されるパートであるため、地道な問題演習を積み重ね、トレーニングをしていくことがやはり必要です。

初心者におすすめの参考書・問題集 ~単語編・文法編・実践編~

独学でTOEIC対策をする場合、市販の参考書が必須となります。

英会話教室やコーチングサービスは比較的高額な費用がかかることが多いのに対し、参考書を使って独学することはコスト面で安く済むため、その点が大きなメリットです。

しかし、世の中には本当に多くの「TOEIC用の参考書」が溢れており、一体どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

今回は、TOEICの勉強を進めるうえで必須ともいえる、ミツカル英会話編集部厳選「おすすめ参考書4冊」をご紹介します。

この4冊を何度もやりこむことで、TOEIC対策はもちろんのこと、ベースとなる英語力を大きく伸ばすことができるでしょう。

1)【単語編】TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ:TOEIC L&R 受験に欠かせない最強のバイブル!

料金:979円(税込)

【おすすめできる理由】

  • 累計230万部突破!言わずと知れた超人気の「TOEIC単語帳」
  • TOEICの本番テストを徹底分析し、頻出する単語を網羅した優良単語帳
  • スコア別にレベル分けされた英単語を全1,000単語収録
  • すべての単語とフレーズに無料音声つきで、発音もしっかり確認可能
  • 類義語やマニアックな単語も覚えやすい工夫がなされている

【調査ポイント】

最初のおすすめ参考書は【単語編】です。

TOEIC対策に欠かせない人気単語帳として、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」通称「金フレ」は、全てのTOEIC学習者にオススメできます。

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「金フレ」の著者は、TOEIC公開テストで何度も990点満点を取得しており、本番テストを徹底分析、頻出する英単語のみを厳選しました。

600点 / 730点 / 860点 / 990点 とスコア別にレベル分けされた英単語が、合計1,000単語収録されているため、自分の目指したいスコアに合わせて勉強することも可能です。

実際に使用してTOEICを受験してみた感覚としても、「金フレからそのまま出た!」というケースが非常に多く、この単語帳を信じてしっかりやりこむ価値は大いにあると言えるでしょう。

すべての単語とフレーズには無料音声も付いており、発音も確認することができます。リスニングで出題されたときのために、発音もしっかり押さえておきたいため、これも嬉しいポイントですね。

公式問題集に歯が立たなかった初心者も、「金のフレーズ」で勉強した後にもう1回過去問を確認しましょう。以前よりも問題の意味が理解でき、回答を導き出せるようになっているはず。TOEIC初心者から上級者まで、全レベルの学習者が持っておきたい必読書です。

2)【文法編】TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問:文法問題1000本ノック!リーディング最初の関門 Part 5 対策に必須

料金:2,530円(税込)

【おすすめできる理由】

  • TOEIC 満点著者が徹底研究した文法問題が「1049問」も収録
  • リーディング最初の関門 Part 5 で出題される文法事項を網羅
  • 論理的でわかりやすい解説は、間違いの選択肢がダメな理由まで丁寧に説明
  • 左ページに問題・右ページに解説の見開き構成で、サクサク学習を進められる
  • 持ち歩き可能なコンパクトな別冊付きで、外出先でのスキマ時間学習も可能

【調査ポイント】

2冊目のおすすめ参考書は【文法編】です。

「文法」は、「単語」と並んで英語力のベースとなる超重要要素。かつ TOEIC でもリーディング最初の関門 Part 5 で30問も出題されるため、スコアへの影響は非常に大きいです。

そんな文法対策としてオススメしたいのが、TOEIC文法対策の決定版ともいえる、この「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」です。著者は先述の「金フレ」と同じ、TOEIC満点講師のTEX加藤氏。こちらも「金フレ」同様、本番テストの徹底分析から、よく出題される文法項目を網羅的にカバーしています。

特筆すべきは、解説の分かりやすさです。正解の選択肢が「なぜ正解なのか」だけでなく、間違いの選択肢が「なぜダメなのか」という観点まで丁寧に解説されているため、なんとなく理解していた文法項目をしっかり腹落ちさせて理解することが可能です。

ボリュームが多いため最初は圧倒されるかもしれませんが、何周もやりこんで文法項目を理解することで、TOEIC Part 5対策だけではなく、総合的な英語力を底上げできること間違いなしです。

TOEIC必読書として、「金フレ」と合わせて名前が挙がることも多い「出る1000」。

TOEICを目指す学習者なら、こちらも必ず入手して取り組むことをオススメします。

3)【実践編】はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略:初心者にもおすすめ!TOEIC対策を完結できる総合参考書

料金:1,980円

【おすすめできる理由】

  • TOEICスコアアップに必要な内容が「一冊で完結」できる総合対策本
  • この1冊に取り組むことで、TOEICが初めての学習者でも600点到達を目指せる
  • スコアアップだけでなく、英語力底上げのための学習法も伝授
  • 本番同様200問の「完全模試」も収録、時間配分も含めた予行練習ができる
  • 頻出語彙・表現セレクション・読解トレーニングなど無料ダウンロード特典あり

【調査ポイント】

3冊目のおすすめ参考書は【実践編】です。

単語・文法というベースを固めた後は、実際にTOEICの問題形式に慣れていきましょう。

実践編として、初心者におすすめの参考書がこの「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略」です。TOEICのスコアアップに必要な対策が、この1冊で完結できる内容となっており、TOEICがはじめての学習者にとっても取り組みやすい参考書です。

各パートを丁寧に解説し、解法テクニックを伝授する「パート別攻略」、スコアアップに留まらない英語力アップのための「実力アップ勉強法」、本番に備える「200問完全模試」という3ステップで、初心者であっても600点到達を目指せる内容となっています。

付属のCD-ROMや無料ダウンロードコンテンツなど、学習に活用できる特典も数多く付属しており、初心者のTOEIC学習の強い味方となってくれるでしょう。

4)【実践編】公式TOEIC Listening & Reading 問題集:本番さながらの問題演習が可能な公式問題集はマスト入手

料金:3,300円(税込)

【おすすめできる理由】

  • 米国のTOEIC開発機構ETSが、本番テストと同じプロセスで制作
  • 1冊にテスト2回分(計400問)が収録されており、万全な対策が可能
  • 本番の問題用紙・解答用紙と同じサイズ・レイアウトに慣れることができる
  • リスニング音声は、本番のテストと同じ公式スピーカーが担当
  • テストの正答数をもとに、推定スコア範囲がわかる

【調査ポイント】

最後のおすすめ参考書は「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」です。

「TOEICを知る」という意味で、この公式問題集も対策には欠かすことができません。

前述でもご紹介した通り、公式問題集はまずはじめに入手することをおすすめします。

初心者がはじめてTOEIC受験を目指す上で、「相手を知る」ことは非常に大切だからです。

おすすめポイントにも記載の通り、TOEICの開発機構が本番テストと全く同じプロセスで作成しているため、本番の形式を最もリアルに体感することができるのが公式問題集です。

さらに、問題用紙や解答用紙が本番同様のサイズ・レイアウトであったり、公式スピーカーによるリスニング音声だったりと、非公式の問題集では替えがきかないメリットが盛りだくさんであるため、必ず入手しておきたいところ。本番とまったく同じ条件で問題演習を行えるのは、公式本だけの強みですね。

付属している参考スコアの換算表を見れば、現時点でのスコアの目安が一目でわかります。自分の実力を把握し、目標スコアに照準を合わせた学習計画を立てることも可能ですよ。

大学生・社会人それぞれにおすすめの勉強スケジュール

TOEICは月に1〜2回の受験日が設定されています。

IIBC公式サイトでは、あらかじめ年間テスト日程も確認することができますので、自分の受験したい時期を決め、そこから逆算して勉強スケジュールを立てましょう。

望ましい勉強の順序としては、以下3ステップとなります。

▼STEP 1:インプット学習

 単語・文法理解を深め、知識を増やす

▼STEP 2:アウトプット学習

 各パートごとに問題を解き、出題傾向を知る

▼STEP 3:本番予行練習

 本番同様の制限時間で公式問題集を一通り解いてみる

 自分の弱点を見つけ、繰り返し復習する

ベースとなる単語や文法の理解が不足していると、解ける問題が少なくなり、根拠のない解答になってしまうこともあります。これではせっかくの問題演習も意味がありません。したがって、問題演習に取り組む前に、ある程度の知識をインプットしておくことが重要です。

知識インプット後のアウトプット学習で、各パートの出題傾向を掴んだら、本番同様に時間を測って予行練習をしてみましょう。模擬テストは解きっぱなしで終わりではなく、必ず答え合わせをして解説も読み、自分の弱点を分析することが重要です。1回の模擬テストを繰り返し復習し、活用することで、着実に力をつけることができますよ。

以下では、「大学生」と「社会人」に分けて、初心者向けの勉強スケジュールを解説していきます。

大学生におすすめの勉強スケジュール

勉強開始から受験日程までの目標期間の目安:2カ月

TOEICはこれまで解説してきたように、合否が判定される試験ではありません。

スコアによって自分の英語力を把握できるため、一度受けてみることで、現状を把握し、今後の学習指針を立てる参考になります。

よって、自信がなくても、まず受けてみることをおすすめします。

初心者の場合は、長い時間をかけて完璧を目指すのは非効率であるため、まずは「2カ月」を目安に学習を始めてみましょう。大学生であればまとまった勉強時間を取りやすいため、これくらいの期間でも目標スコア到達を十分目指せるはずです。

▼大学生におすすめの勉強スケジュール

受験2ヶ月前・公式問題集のテスト1回分を、時間を測って解いてみる

・TOEICの全体像を把握し、自分の弱点を把握する

(まったく歯が立たない場合は、一通り眺めるだけでもOK)

受験2ヶ月前

 ~1カ月前

・単語&文法のインプット

(「金フレ」や「出る1000」など、TOEIC対策用の参考書がおすすめ)

受験1カ月前

 ~2週間前

・苦手分野の集中対策

(全体像把握の際に弱点だと分析した分野に集中的に取り組む)

受験2週間前~・パートごとに時間を測って解いてみる
受験1週間前~・全パート通して時間を測って解いてみる

・解説を読んで、何度も繰り返し復習し定着させる

TOEIC対策をはじめる時に、最初にやることは「公式問題集」に目を通すことです。

本番でどんな問題がどれくらい出題されるのか、また制限時間はどれくらいか、イメージを掴んでおくことが大切です。

余裕があれば、公式問題集のテスト1回分を、本番同様に時間を計って解いてみましょう。はじめての場合、集中力が続かないかもしれませんが、まずは「TOEICの全体像を把握すること」に意識を集中してみてください。

必ず答え合わせまで行い、パートごとの正答率をチェックするなど、自分が特に苦手な分野を分析しておくこともオススメします。

TOEICの全体像を掴んだ後、前半の1か月は、インプット期間に充てましょう。具体的には「単語」と「文法」の知識を徹底的に詰め込みます。こちらでもご紹介している、TOEIC対策専用の参考書である「金フレ」や「出る1000」を活用することをオススメします。

1か月間しっかり知識のインプットができたら、問題を解く基礎力がついているはずです。

残りの1ヶ月で、アウトプットの問題演習をどんどん行っていきましょう。

最初の2週間は、特に苦手なパートの問題演習に集中的に取り組み、弱点をできるだけ克服しておくことが望ましいです。数をこなすことで、形式に慣れることができます。

受験2週間前からは、パートごとに時間を計って解いてみましょう。

パートごとであれば、スキマ時間でも学習しやすく、集中力も持続しやすいです。またTOEICは時間との勝負の試験でもあるため、パートごとにかけられる時間をしっかり計った上で、制限時間内に解ききれるようトレーニングを積むとよいでしょう。

さて、いよいよ本番1週間前になったら、全体を通して模擬テストを解いてみてください。

本番を想定した時間配分の練習をしておくのがおすすめです。全パートを通して解くのは時間と気力を消費するため、最低1回でも大丈夫です。ただしその分、解きっぱなしで終わるのではなく、必ず解説をしっかりと読み、繰り返し復習を行ってください。

以上が「大学生におすすめの勉強スケジュール」です。

時間に比較的余裕のある大学生であれば、上記スケジュールで、準備期間2ヵ月ほどでも十分実力を伸ばせるはずです。

就職活動やキャリアに有利など、学生のうちにTOEICハイスコアを獲得しておくことのメリットは数多くあります。

一度の受験で納得いくスコアを取得できなかったとしても、英語学習を継続し、目標スコアに到達できるよう繰り返し受験してみてください。

社会人におすすめの勉強スケジュール

勉強開始から受験日程までの目標期間の目安:3カ月

TOEICを目指す社会人にとっての最大の課題は、時間確保の難しさではないでしょうか。

忙しい社会人はまとまった勉強時間がとりづらいため、通勤時間やお昼休みなど、わずかなスキマ時間を活用して、学習アプリなどでこまめに勉強を進めるのがおすすめです。

はじめてTOEICを受験する社会人は、少し余裕を持たせて「3か月」ほどの学習時間を確保し、スケジュールを組んでみましょう。

▼社会人におすすめの勉強スケジュール

受験3ヶ月前・公式問題集のテスト1回分を、時間を測って解いてみる

・TOEICの全体像を把握し、自分の弱点を把握する

(まったく歯が立たない場合は、一通り眺めるだけでもOK)

受験3ヶ月前

 ~1カ月前

・単語&文法のインプット

(通勤時間などに、スマホアプリを活用して学習するのがおすすめ)

受験1カ月前

 ~2週間前

・苦手分野の集中対策

(ここから、1日30分でもよいので机に向かう時間を確保する)

受験2週間前~・パートごとに時間を測って解いてみる
受験1週間前~・全パート通して時間を測って解いてみる

(土日や休日などにしっかり時間を確保する)

・解説を読んで、何度も繰り返し復習し定着させる

(スキマ時間を活用する)

基本的な学習の流れは、大学生でも社会人でも同様です。

まず、英語力のベースとなる「単語」と「文法」をしっかりインプットしてから、問題演習でアウトプットを繰り返します。最後の仕上げとして、本番形式のテストで予行練習を行います。

社会人の勉強スケジュールのポイントは「スキマ時間の活用」です。

まとまった勉強時間の確保が難しいビジネスパーソンでも、通勤時間・お昼休み・待ち時間・家事時間・就寝前など、ちょっとしたスキマ時間に学習を積み重ねていきましょう。

以下は「スキマ時間」を活用した勉強方法の具体例です。

  • アプリで単語を覚える
  • アプリで文法問題を解く
  • TOEICの動画講義を視聴する
  • リスニングパートの音声をシャドーイングする

最初の2か月は特に「インプット」に重点を置き、これらの学習を継続していきましょう。ちょっとした時間の積み重ねでも、毎日続ければ大きな力となります。

受験の1か月前からは「アウトプット」にも意識を向け、1日30分でよいので机に向かう時間を確保しましょう。苦手分野やパートごとの勉強であれば、30分程度の短い時間でも完結しやすいです。しっかり集中して積み重ねることで、効果もきちんと発揮されます。

本番1週間前になったら、全体を通して模擬テストを解いてみましょう。本番の時間配分や感覚を掴んでおくことは、とても大切です。

この直前期だけは、どうしてもまとまった時間が必要なため、平日が難しければ、土日や休日を使ってなんとか時間を確保してみてください。解いた問題の復習は、また通勤時間中などのスキマ時間に行うこともできます。

以上が「社会人におすすめの勉強スケジュール」です。

忙しいビジネスパーソンでも、スキマ時間を有効活用し積み上げることで、準備期間3か月でもTOEICに向けた対策を十分行えるはずです。「スキマ時間」の学習は、TOEIC対策に留まらず、英語学習の継続に非常によい影響をもたらします。

また、TOEICでハイスコアを取得すると、日本のビジネスシーンでは高く評価され、仕事やキャリアにプラスの影響を与えてくれます。TOEICでハイスコアを獲得し、キャリアをさらに飛躍させていきましょう。

【社会人におすすめ】TOEIC勉強期間を短縮できるサービス

社会人は日々仕事で忙しく、まとまった勉強時間を確保することが難しいです。

そんな社会人がTOEICを目指す場合、学習を正しく効率的に進める必要があります。

独学でマイペースに勉強をしていると、手を付けるべき優先順位がわからず、ダラダラと的外れな勉強をしてしまう可能性もありますね。

少ない時間の中で、なるべく効率的に目標スコアを達成するために、学習アプリを活用するのもオススメです。

ここからは、社会人が「スキマ時間」を活用し、効率的にTOEIC学習を進められる4つのアプリをご紹介します。学習内容や使い勝手、自分のレベルと合致しているかなどを確認し、理想的なものを選んでみてください。

1)Santaアルク:AIが精度95%のスコア診断!個々に適したカリキュラムを自動提供

【おすすめできる理由】

  • TOEIC初心者~上級者まで、全レベルの学習者に対応
  • AIがユーザーのTOEICスコアを予測・ニーズを把握し、個別カリキュラムを提供
  • TOEIC学習に必要な学習を全てを詰め込んだ、オールインワンアプリ

【初心者ポイント】

 

AIが個別カリキュラムを組んでくれるから、学習内容を迷わず進められる!

1)TOEIC初心者~上級者まで、全レベルの学習者に対応

Santaは、アジアでユーザー数600万人を突破している人気TOEIC学習アプリです。

3億以上の学習データに基づき、ユーザー個々に合わせたスコアアップへの最短ルートをAIが提示してくれます。そのため、初心者〜上級者まで、全レベルの学習者が自分に合った学習を効率的に進められます。

2)AIがユーザーのTOEICスコアを予測・ニーズを把握し、個別カリキュラムを提供

Santaの強みは、精度95%のAIによるスコア診断です。たった12問の簡易診断テストで、TOEICのスコアを多角的に分析・予測します。分析結果を元に、AIがユーザーにパーソナライズした個別カリキュラムを提供してくれるので、日々の英語学習を効率的に進めることが可能です。自分の実力をこまめに把握しながら、効果的な学習ができます。

3)TOEIC学習に必要な学習を全てを詰め込んだ、オールインワンアプリ

TOEICでは、リスニング・リーディング・語彙・文法と、幅広い英語力が求められます。

Santaでは、無料で単語学習・動画文法講義・ミニ模試・おすすめ学習の受講が可能で、TOEIC学習に必要な学習が全て詰め込まれています。アウトプットだけではなく、インプット学習も可能で、SantaのみでTOEIC対策を完結できるよう作られているオールインアプリであることが大きな強みです。

※ここでのTOEICは「TOEIC Listening&Reading Test」のことを指しています。

【アプリを使用した感想】

Santa のクオリティは、一般的なアプリとは比べ物にならないほど高いです。

特にコンテンツ量が豊富で、動画に関しては約350も収録されてます。問題演習を通して、少し難しいと感じた問題でも、動画コンテンツを視聴することですっきり理解できるようになりました。

そして、santa の強みでもある、AIによるTOEICスコア診断はとても役立ちました。スキマ時間にサクッと問題を解けば、現時点での本番点数予測が分かるので、日々少しずつ成長していることが実感でき、モチベーションの維持に効果的でした。他にも、苦手を整理してくれるマイノート機能など便利な機能が多いので、TOEIC対策をしているすべての人におすすめしたいアプリです。

【こんな人におすすめ】

  • 全レベルのTOEIC学習者
  • 最新AIによる機能を試してみたい人
  • アプリ1つでTOEIC対策を完結したい人
対策内容TOEIC対策全般

(単語・文法・リスニング対策・リーディング対策など)

対応端末ios / android
料金無料
インストールApp Store / Google Play

2)スタディサプリENGLISH:TOEIC対策で人気のオールインワンアプリ!今なら7日間無料で利用可能

【おすすめできる理由】

  • 「TOEIC® L&R TEST対策コース」は、TOEIC対策オールインワンアプリ
  • 「1回3分」のスキマ時間で手軽にTOEIC対策を進められる
  • カリスマ講師・関正生先生の解説動画が、約580本収録されている

【初心者ポイント】

スキマ時間に視聴できる、人気講師のわかりやすい解説動画が豊富に収録!

1)「TOEIC® L&R TEST対策コース」は、TOEIC対策オールインワンアプリ

スタディサプリの「TOEIC® L&R TEST対策コース」は、TOEIC対策を進める上での学習内容・機能が網羅的にそろったオールインワンアプリです。豊富な問題演習(テスト本番20回分相当)・分かりやすい解説動画・AIによるランク判定が、アプリ1つに収録されています。TOEIC対策がこのアプリ1つで完結するのは、とても心強いですね。

2)「1回3分」のスキマ時間で手軽にTOEIC対策を進められる

スタディサプリは、アプリという特性上、いつでもどこでも学習が可能です。コンテンツは1回3分から学習できるようになっており、通勤電車やちょっとできた空き時間など、「スキマ時間」を有効活用しながら簡単に勉強できます。限られた時間の中で、効率的にスコアアップを目指したいという方におすすめです。

3)カリスマ講師・関正生先生の解説動画が、約580本収録されている

満足度93パーセント(※)のカリスマ講師・関正生先生による解説動画では、1回5分のショートレッスンで、文法・単語を分かりやすく解説してくれます。最新のパート別傾向と対策にも触れるなど、常にTOEICの最新状況をアップデートしているのも嬉しいポイント。動画総数はなんと約580本という充実ぶりです。

※2023年9月TOEICベーシックプランの利用者満足度アンケートにおいて、「とても満足」「満足」と回答したユーザーの割合(公式サイトより)。

【アプリを使用した感想】

「スタディサプリ ENGLISH」は、TOEIC人気アプリランキングでも、常に上位に入っています。アプリの特性を活かして、いつでもどこでも簡単にTOEICの対策ができるので、通勤時間やちょっとしたスキマ時間を有効活用できるのがありがたかったです。コンテンツは最短3分で取り組めるものもあり、忙しいビジネスパーソンでも継続することができそうだと感じました。

英語学習では継続が何よりも大切です。その点においても、スタディサプリENGLISHは「学習記録機能」でモチベーションがアップし、毎日続けるのが苦になりませんでした。

AIによるランク判定では、自分の現在地を確認を確認することができるとともに、問題最適化によりスコアアップを最短ルートで目指すことができそうです。

さらに、レッスン内で発音チェックができるのも良かったです。1人でいるときでも気軽に発音の確認ができるため、周りの目を気にしなくてよいのは嬉しいポイントでした。

【こんな人におすすめ】

  • 全レベルのTOEIC学習者
  • 課金してでも、高品質なオールインワンアプリで対策をしたい人
  • 有名講師の解説動画に魅力を感じる人
対策内容TOEIC対策全般 ※ L&R, S&W いずれも含む。

(単語・文法・リスニング対策・リーディング対策など)

対応端末ios / android
料金スタディサプリ TOEIC®TEST対策コース

公式サイトから申し込み:月額 3,278円(税込)

App Storeからの申し込み :月額 3,700円(税込)

※App Storeだと手数料が上乗せされるため、公式サイトからの申し込みをおすすめします。

インストールApp Store / Google Play

3)レシピー(旧POLYGLOTS):累計200万人利用!5年連続3冠受賞&継続率・ユーザー満足度第1位

出典:レシピー

【おすすめできる理由】

  • 英語ニュースを活用した効果的なリーディング学習
  • AIが学習者にパーソナライズしたカリキュラムを作成
  • TOEICの最難関「Part 7」が苦手な人に特におすすめ

【初心者ポイント】

TOEICはもちろん、英語学習全体をサポートしてくれるオールインワンアプリ!

1)英語ニュースを活用した効果的なリーディング学習

無料版でも使えるリーディング学習は、最新の英語ニュースを題材としています。英語学習がなかなか続けられないという人でも、自分の興味・関心の強いテーマのニュースを選ぶことで、学習の継続率がアップします。英語多読は「英語脳」を作るためにも、非常に有効な学習法です。

2)AIが学習者にパーソナライズしたカリキュラムを作成

レシピーでは、200万人もの学習データを分析したAIが、学習者一人一人に合わせた学習カリキュラムを提案してくれます(マイレシピ)。現在の英語レベル診断をもとに、自分だけに最適化されたカリキュラムを実践していくことで、最短ルートで英語力を伸ばしていくことができるでしょう。

3)TOEICの最難関「Part 7」が苦手な人に特におすすめ

TOEICの勉強をしたことがある方なら知っている通り、「Part 7」では、時間内に大量の長文を読む必要があります。かなりのスピード感と正確性が求められ、苦手に感じる人も多いですよね。レシピーでは、時間を計って「Part 7」の問題を解く練習をしていきます。スピード感を意識したリーディング訓練に最適なアプリと言えるでしょう。

【アプリを使用した感想】

レシピーは「英語が趣味になるアプリ」を掲げており、非常に幅広い学習内容・機能を揃えています。5年連続で英語学習アプリにおいて3冠を獲得しており、ユーザー満足度も高いので、安心して学習を進めていくことができます。

「リーディング」・「リスニング」・「ライティング」・「スピーキング」・「単語」・「文法」の6技能全てをオールインワンで学べることが特徴で、TOEICやTOEFLなどの試験対策にももちろんオススメです。

特に注目の機能は、AIが学習者個々のカリキュラムを自動作成してくれる「マイレシピ」です。200万人もの学習データを分析し、自分にぴったりの学習プランを提案してくれますよ。学習内容や機能によって4つのプランが用意されており、有料プランでも月額480円〜と手頃に始めることができます。

【こんな人におすすめ】

  • AIによる個別学習カリキュラムに魅力を感じる人
  • TOEIC Part 7 が苦手な人(リーディングを強化したい人)
  • TOEIC以外にもさまざまな英語学習を行いたい人
対策内容TOEIC対策全般 ※ L&R, S&W いずれも含む。

(単語・文法・リスニング対策・リーディング対策など)

対応端末ios / android
料金無料:英文ニュース記事、単語学習(一部)

有料:Entryプラン(月額 480円)

   Basicプラン(月額 1300円)

   Standardプラン(月額 2500円)

   Advancedプラン(月額 4900円)

※リスニング記事学習、理解度チェックテスト、スピーキング対策コンテンツ、AIによる個別学習カリキュラム作成(マイレシピ)、先生への質問など、各プランで利用できる機能により、金額が異なります。

インストールApp Store / Google Play

4)abceed:利用者300万人突破!AIを活用した人気英語学習アプリ

出典:abceed

【おすすめできる理由】

  • AIを活用した最先端の英語学習アプリ
  • Pro プランでは400冊以上の人気教材が使い放題
  • 音声再生機能も充実で、スキマ時間の学習にもピッタリ

【初心者ポイント】

「金フレ」や「出る1000」をはじめとする人気市販教材がアプリで使える!

1)AIを活用した最先端の英語学習アプリ

abceedは、登録ユーザー数300万人を突破した、最新AIを取り入れた英語学習アプリです。「学習量×学習効率を最大化する」というミッションに基づき作られており、AIを活用したTOEICスコア予測・問題レコメンド・レベル判定テストを利用することができます。AIを活用することで学習効率が最大化し、最短ルートでスコアアップを目指すことが可能です。

2)Proプランでは400冊以上の人気教材が使い放題

無料版でも一部機能を利用することができますが、有料のProプランがおすすめです。Proプランでは、400冊以上の教材がアプリ内で使い放題となり、「金フレ」や「出る1000」(※)といったTOEIC対策における超人気教材も含まれています。書籍で個別に購入するよりも、教材使い放題はコストパフォーマンスに優れています。

※「金フレ」  :TEX加藤著『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』
 「出る1000」:TEX加藤著『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』

3)音声再生機能も充実で、スキマ時間の学習にもピッタリ

abceedでは、320タイトル以上の音声にアクセスすることができます。個別に音声ダウンロードする手間が不必要で、スマホアプリならではの高い利便性がポイントです。倍速再生・シャッフル・区間リピート再生機能もついており、通勤電車や家事中など、スキマ時間に耳だけで学習するのにもピッタリです。

【アプリを使用した感想】

abceedは、App StoreやGoogle Playのアプリランキングでも常に上位にランクインしている人気アプリです。最新のAIを活用したスコア予測や問題レコメンドなどを利用することで、効率的に学習を進めることができ、効率的にTOEICスコアアップを目指すことができます。

特におすすめなのはProプランで、400冊以上の教材がアプリ内で使い放題となります。このアプリ1つで人気の教材である「金フレ」や「出る1000」も学習できるため、有料であっても非常にコストパフォーマンスが高いと感じました。

勉強した時間は、そのままアプリ内に学習記録されるため、毎日の学習継続のモチベーションにもなります。また、スキマ時間に耳だけでの音声学習ができるため、TOEIC受験を目指す忙しいビジネスパーソンには強力な味方となってくれるでしょう。

【こんな人におすすめ】

  • さまざまな市販教材にアプリで取り組みたい人
  • 最新AIによるスコア予測・問題レコメンド機能を使いたい人
  • 課金してでも、高品質なオールインワンアプリで対策をしたい人
対策内容TOEIC対策全般

(単語・文法・リスニング対策・リーディング対策など)

その他の資格試験対策、英語学習も可能

対応端末ios / android
料金1ヶ月プラン:月額 3,300円(税込)

3ヶ月プラン:月額 2,666円(税込)

12か月プラン:月額 1,983円(税込)

インストールApp Store / Google Play

【Q&A】よくある質問集

最後に、初心者がTOEIC対策に取り組む際に、よくある質問を5つまとめました。

ぜひ確認してみてください。

Q1)超初心者でもこのページの勉強は役立ちますか?

このページでは、超初心者の方でも始めやすい、ベーシックな学習方法に絞って記載しています。TOEICを受けるのが初めてという方であっても、理解しやすく、始めやすい勉強法のみを提示しているため、安心して取り組んでもらえる内容です。

上級者になればなるほど、自分の弱点に特化した対策や、TOEICに留まらない幅広い英語学習が必要になってきますが、初心者はそうではありません。単語・文法対策など、まず最低限やるべきことは決まっています。基本を着実に押さえることが、スコアアップへの近道です。

迷ったら何度も記事を読み返し、ロードマップやおすすめ参考書を参考に、コツコツ学習を進めていってください。

Q2)初心者がハイスコアを目指す方法はありますか?

初心者であっても、ハイスコアを目指すことはもちろん可能です。ただし、まず自分の現時点の実力を正確に測り、目標スコアとのギャップを明確にする必要があります。その上で、やるべき勉強をひたすらコツコツ積み重ねていくことが重要です。

具体的なロードマップや学習方法は、本記事の内容を参考にしてもらえればと思いますが、ここではもう1つおすすめツールをご紹介しましょう。それは「オンライン英会話」です。

オンライン英会話によっては、TOEIC対策コースが設けられているプラットフォームも存在します(ネイティブキャンプ・QQ English など)。

そのようなTOEICコースを活用しつつ、講師との英会話レッスンを行うことで、自然と語彙力・文法力・リスニング力なども鍛えることができます。英語力を総合的に底上げすることができ、結果としてTOEICスコアも向上していきます。

TOEICハイスコアとともに、ベースとなる英語力を着実に向上させたい方には、オンライン英会話の活用もおすすめです。

Q3)独学だけでTOEICを目指すことはできますか?

独学だけでTOEICを目指すことも、もちろん可能です。

筆者含め、独学のみで900点以上のハイスコアを達成した学習者は多く存在します。

本記事で紹介した「初心者におすすめの参考書」や「アプリ」を活用することで、初心者であってもやるべきことが明確化され、迷わず学習を進めていくことはできると思います。

ただし、独学をする上で問題となってくるのは、「モチベーション維持」です。取り組むべきことは理解していても、計画通りに学習を進めるのが難しいということも多いですよね。

そのような場合は、英会話スクールやコーチングサービスを利用し、第三者(講師・コーチ)の力を借りながら勉強を進めていくことも1つの手段です。

テキストや参考書を解いていて「ここがどうしてもわからない」という時に、すぐに質問できる相手がいるのも心強いですよね。

自分の性格や生活スタイルによっても、独学が向いているかそうでないかは変わってきます。モチベーション維持やサポートを外部に求めたい場合は、外部サービスの利用を検討してみても良いでしょう。

Q4)短期的にスコアを上げる方法はありますか?

「会社からの指示で、3ヵ月以内に150点アップが必要になった」

「転職活動を見据え、半年以内に900点を達成したい」

このように、仕事・キャリア面で必要性に迫られ、短期的に大きなTOEICスコアアップを叶えたいと考える人もいるかもしれません。しかし、短期間で大幅スコアアップを目指すのは、独学だけでは不安ですよね。

そのような場合におすすめのサービスが「英語コーチング」です。数か月という短期スパンで、TOEICのハイスコアを目指すことに特化したコーチングコースも多く存在します。専属コーチによる丁寧な指導を受けられるのが特徴で、効率的に最短ルートで目標スコアを目指すことが可能なカリキュラムとなっています。

ただし、個別指導という特性上、予算が高額となるケースも多いです。本当に自分に必要かどうかを、無料体験なども併せて活用しながらじっくり検討してみてくださいね。

Q5)まずやることを1つに絞るなら何ですか?

やることを1つだけに絞るのであれば、「単語強化」をおすすめします。英単語は、リーディング・リスニングいずれのセクションにおいても、ベースとなる重要な要素です。

単語力が不足していると、英語を正確に理解することが難しく、読解にも時間がかかってしまいます。単語力不足のまま、いくら問題演習を積んでもなかなかスコアの伸びを感じられないことも多いです。

「単調な単語学習は苦手…」という方も多いと思いますが、語彙力が増せばそれだけ、スコアの伸びにも直結してきます。

特に、本記事でもご紹介した「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」は、TOEICでも頻出の英単語を多く取り扱った必須単語帳です。TOEICの学習を、何から始めたらよいか迷っている人は、まずこの「金フレ」で単語力強化に取り組んでみてください。

※当ページにて記載されている内容は執筆時点での情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。