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英語学習法

英語リスニング勉強法は何から?初心者ができる上達のコツ!

英語のリスニングが苦手で悩んでいる人は多いでしょう。自己流で勉強をしてみても、一向にレベルアップしている気がしない……なんてこともあるかもしれません。

では、英語のリスニングはどのように勉強すればレベルアップすることができるのでしょうか。

この記事では英語のリスニング勉強法について、どんな勉強法がNGなのか、そしてどんな勉強法を取り入れれば良いのかを解説します。

リスニング力を向上させたいと願う人は、ぜひこちらを参考に、今までの勉強法を見直してみてくださいね。

英語リスニングにおける間違った勉強法

勉強をしているにもかかわらず、リスニング力に伸び悩んでいる人は、勉強法自体が間違っているのかもしれません。

リスニング力がアップすると考えられている勉強法も、実は個人個人のレベルや状況によっては、合わない場合もあります。

そこでまずは、英語のリスニング勉強法について、よくある間違った方法をご紹介します

なぜその方法だとリスニング力が伸び悩むのかも一緒に解説するので、これまで間違った方法を取り入れていた方は勉強法を改善してみましょう。

英語の聞き流しをする

英語の聞き流しは、リスニング力向上に良いとされています。聞き流し勉強法のようなものもありますし、聞き流しで大量の英語音源を聞くことになるので、リスニング力がアップしそうですよね。

確かにたくさん英語の聞き流しをすれば、英語の音に慣れることができます。

しかし、それだけでは、単に英語を音としてとらえているだけです。意味を理解しようとはしていないため、まるでBGMのように英語を聞くクセがついてしまうのです。

聞き流しも勉強法の1つとして取り入れる分には効果が発揮されることもあります。たとえば、他のリスニング勉強法の補助として、エクササイズ中や家事をしている最中に聞き流しをする形なら、より耳を英語に慣れさせるのに効果的だと言えます。

しかし聞き流ししかしていない場合は、音楽を聞いているのと同じこと。リスニングで大切なのは、聞いている音源が何を言っているのかを理解すること、そして何がどう発音されているかを知識として蓄えることなのです。

海外ドラマや洋画で勉強する

海外ドラマや洋画をオリジナルの英語音声と英語字幕で見ることを、リスニングの勉強として取り入れている人もいるでしょう。確かに海外ドラマや洋画は、リスニング勉強として効果的な方法のひとつです。

しかし、海外ドラマや洋画がリスニング力アップに効果を発揮するのは、すでにリスニングを含めた英語が上級レベルの人で、よりネイティブに近い英語力を身につけようとしている場合です。

海外ドラマや洋画は、本当に自然な英語が使われていますし、歴史や文化的背景や、専門用語がある程度わからなければ理解しづらいものもあります。

上級レベルの人だと、その辺りの背景を海外ドラマや洋画を通して学ぶことができるでしょう。

しかし、まだ英語が中級レベル以下の人だと、海外ドラマや洋画を理解しようとするのは、ちょっとハードルが高すぎます。理解しづらいことも多く、かえってストレスになってしまうかもしれません。

耳だけに頼った練習をする

リスニング力をアップするためには、その音源が何を言っているのか正しく把握する必要があります。そのため、耳だけに頼ったリスニングの練習は、効果的とは言えません。

なぜなら、聞き間違いをしていても気づかないからです。また、知らない単語のスペルも正しく把握できませんよね。

リスニングの勉強をするなら、耳だけではなく、文字からの情報も取り入れることが大事

特にリスニングをしていると、前置詞や冠詞がハッキリ聞き取れないことが多いですが、文字があれば、そのあたりもなあなあにすることなく、しっかり学習することが可能です。

全く理解できていないのに同じ教材を使い続ける

リスニングの勉強をする際には、聞いていて全く理解できない教材は使うべきではありません。全く理解できないものは、何度聞いても理解することが難しいからです。

全く理解できないということは、音源の読み上げスピードが自分にとって速すぎるか、使われている語彙が難しすぎるか、もしくはその両方だと考えられます。つまり、レベルが合っていないのです。

繰り返し聞いてみても、さっぱり何を言っているかわからないほど難しい教材は、一度使うのをやめて他のもっと簡単な教材を取り入れてみましょう。

週末だけ・週1回だけリスニングに取り組む

英語リスニングの勉強を、週末だけやったり、週1回だけ取り組んだりという人もいるかもしれませんね。

しかし、その頻度だと、たとえ素晴らしい勉強法を取り入れていたとしても、なかなかリスニング力がレベルアップしないかもしれません。

これはなぜかというと、週1回英語を聞くだけでは、耳を英語に慣れさせることは難しいからです。

さらにリーディングなどの他の勉強も週1しかしない場合、英語の語順や文順に慣れるのも難しいですし、語彙や文法も記憶が定着しづらいです。

週1回程度の頻度で猛勉強をしていて、英語力に伸び悩みを感じている人は、頻度がその原因となっているかもしれません。週1回がっつり勉強するのではなく、細切れでも良いので、英語を毎日の習慣にすることをおすすめします。

リスニング力を向上するための6つの必須条件

効果的なリスニング勉強法をご紹介する前に、リスニング力を向上させるために必要な条件についても解説します。

この記事でご紹介する勉強法は、多くの人におすすめできる方法ばかりなのですが、全ての人に当てはまるわけではないかもしれません。

自分に合う勉強法がないと感じた際、こちらの必須条件を知っていれば、自分に合っていて効果的なリスニング勉強法を思いつくかもしれませんよ。

英語リスニングの勉強をする際には、ここでご紹介する6つの条件を意識してみてくださいね。

1. リスニング勉強は日々の習慣にする

英語のリスニング力をアップするのに、非常に重要な要素となるのが、習慣化です。英語の音と日本語の音はかなり違います。

そのため、私たち日本人の耳は、日本語をキャッチしやすいように出来上がっているため、英語を聞こうとする場合、英語にも慣れさせる必要があります。

ですから、リスニング勉強は日々の習慣にすることが大事。1日短時間でも良いので、リスニングに取り組み、英語の音に慣れましょう。

習慣化は音に慣れるという以外にも、英語の語順や文順に慣れる、英語を英語で理解するという面でも効果があります。

週1の頻度だと、なかなか英語に慣れるのが難しいですが、毎日やれば自然と英語に慣れていきます。

毎日は難しい場合は、1日おきくらいのペースならOK。もしくは、3日やって1日休むというようなペースもおすすめです。

2. 自分のレベルに合ったリスニング教材を使う

リスニング力をあげたいとき、ついつい難しい教材にチャレンジして、スピーディーにレベルアップしたいと思うかもしれません。

しかしこれは逆効果で、現在の自分のレベルに合っていない教材を使っても、リスニング力の向上はあまり期待できません。

ですから、自分のレベルに合ったリスニング教材を使うのは鉄則です。目安としては、音源を聞いていて、スクリプトなどがなくても7~8割は理解できるものなら、ストレスフリーでリスニング力を高めていけるでしょう。

よりチャレンジングな学習をしたい場合も、5割以上理解できないなら、その教材はあなたに合っていません。レベル的に無理のない学習をするように心がけましょう。

3. スクリプトが確認できる教材を準備

リスニングはスクリプトなしで理解できなければなりませんが、勉強中はスクリプトは必須です。

なぜならスクリプトがなければ、聞き間違いや聞き取れなかったところをチェックできないからです。

知らない単語、聞き取れないものは、何度聞いてもわかるようにはなりづらいです。わからない箇所は正確に把握できるよう、スクリプトがある教材をリスニング勉強に取り入れてください。

また、聞き取れていると思っている部分も、何か聞き漏らしているところがあるかもしれません。スクリプトがあれば、そうした聞き漏らしにも気づけるため、より効果的な学習ができますよ。

4. わからない語彙を放置しない

わからない部分があっても、何度も聞いていればリスニング力がつくと思っている人もいるかもしれませんが、意味がハッキリわからない語彙や表現は、意味を正確に確認しなければ身につけるのは非常に難しいです。

文脈からなんとなく推察した場合、意味を間違って覚えてしまうおそれもあります。日本語でも、よく聞く言葉の意味を間違って覚えていた……なんて経験はないでしょうか?

これを防ぐためには、わからない語彙が出てきたら、放置せずにその都度意味を調べることが大事です。リスニング力アップのためには、語彙力も必要だということを忘れないでくださいね。

5. 音源に耳を傾け理解しようとすること

リスニングの勉強をする際には、音源にしっかり耳を傾け、意味を理解しようとしてください。

わからない単語がある場合は、すべてを理解できなくても大丈夫です。もしも概要が理解できていたなら、「理解しようとして聞く」という作業はできています。

聞き流し学習が良くないのは、この「理解しようとして聞く」という作業を怠ってしまうためです。

もしも、何かの作業中やエクササイズ中などに聞き流し学習を取り入れたいなら、音源を聴きながら理解しようとしてください。

ただ、理解しようと思って集中して聞くと、そのときやっていることに集中できないかもしれないので、聞き流しをするなら単純作業中がおすすめです。

6. 日本語に訳さず英語のままで理解する

上記の「理解しようとして聞く」をしていると、ついつい日本語訳をしようとしてしまう人もいるでしょう。

しかしリスニングで日本語に訳していると、音源の速さについていけずに意味がわからなくなってしまいます。

ですから、リスニング学習をする際には、日本語に訳さないことが必須条件。英語のままで理解できるように意識してみましょう。

英語のままで理解するためにも、リスニング音源は7~8割くらい聞き取れるものがおすすめなのです。

意味がわからない箇所が多いと、英語のままで理解する練習ができませんし、なんとか理解しようと日本語訳をしてしまうでしょう。

ただし、スクリプトで分からなかった箇所や単語の意味を調べる際に、日本語を挟むのはOKです。

スクリプトを見ても意味が理解できない場合は、まず日本語訳を見て内容を理解すれば、英語も理解しやすくなるでしょう。

おすすめ英語リスニング勉強法

ではここからは、どんな勉強法を取り入れればリスニング力が向上するのか、その方法を具体的に解説していきます。

ここでご紹介する方法はどれもおすすめですが、すべての方法を学習に取り入れる必要はありません。いくつか自分に合うと思うもの、やってみたいと感じるものを取り入れ、無理のない学習計画を作ってみてくださいね。

1回15分を数セット繰り返す

リスニングは習慣化が大事ですが、毎日リスニング勉強をするのは難しいと感じる人もいるでしょう。

しかし、1回15分のリスニング学習を数セット繰り返すなら、ほぼ毎日でも取り組めるのではないでしょうか。

朝起きて1回、お昼休みに1回、帰宅してからリラックスする前に1回という風にくめば、合計で45分もリスニング学習ができます。

通勤通学や何かの待ち時間などを使える人は、その時間も上手に使って、リスニング学習に取り組みましょう。

リスニング音源をスマホに入れたり、リスニング学習用のアプリを取り入れたりすれば、隙間時間の学習がしやすくなりますよ。

ちなみに1回15分では長すぎる場合は、10分でもOK。「リスニング問題に取り組み、わからないところをチェックしておく」「わからなかったところの意味を確認し、もう一度問題を解く」「さらにもう一度同じ問題に取り組む」という風にわければ、1回10分でも勉強ができるでしょう。

使うリスニング音源は、1~2分くらいのものだと、細切れ学習がしやすいですよ。

知らない語彙・表現は書き留めておく

リスニングに取り組んだ時は、知らなかった語彙や表現はどこかに意味と一緒に書き留めておきましょう。

移動中にリスニング学習に取り組んだ場合、スマホのメモ機能が便利です。できれば、例文と一緒に書き留めておけると良いですね。

どこかに書き留めておけば、時間が空いた時にチラッと見て、語彙・表現の勉強も可能です。英語の知識を育てることは、リスニング力アップにもつながりますよ。

問題集をひたすら繰り返し解く

色々な勉強法を取り入れるのが難しいと感じる人におすすめなのが、とにかく問題集を繰り返し解くことです。このとき、間違えた部分や聞き取れなかった部分は集中的に取り組みましょう。

1つの問題集を3周くらいすれば、リスニング力が底上げされるでしょう。

4回以上繰り返すと、その問題集の内容を覚えてしまったのか、リスニングができるようになったのか判断がつかないため、同じ問題集を繰り返すのは、3回くらいがおすすめです。
もちろん、もっと繰り返したいと思う場合は、気が済むまでやってみましょう。

シャドーイング・リピーティングを取り入れる

シャドーイングとは、音源を聞いて追いかけ再生のように音源を真似しながら発音する手法です。

リピーティングは、一文ごとなど、短い文章の塊ずつで音を止め、聞いたままを真似して発音する手法です。

シャドーイングは慣れていないと難しいので、最初はリピーティングに取り組むと良いでしょう。

どちらを取り入れるにしても、自分の発音を録音しておくことをおすすめします。

録音したものは、あとからオリジナルの音源と聴き比べ、発音が合っていないところなどをチェックしてみてください。

シャドーイングもリピーティングも、音源に耳をしっかり傾けることになるため、小さな音の変化を聞き取ることができるようになります。そのため、英語の音が聞き取れず、リスニングができないということがなくなるのです。

ただし、シャドーイングもリピーティングも、「意味を理解しながら聞く」という練習が難しい方法です。

そのため、リスニングの勉強法としてシャドーイング、もしくはリピーティングのみを取り入れるのはNG。他の方法と合わせて、音を聞き取る訓練として取り入れてみてくださいね。

語彙や文法の学習も並行して行う

リスニングとは全く関係ないように感じるかもしれませんが、リスニング力を向上したいなら、語彙や文法の学習も一緒に行いましょう。語彙力・文法力をつけておくことで、リスニングが格段に簡単になるはずです。

語彙・文法の学習は、問題集を使ったり、アプリを使ったりするのがおすすめ。

また、リスニング教材でスクリプトがついたものなら、語彙や文法の説明がついている場合もあります。こちらをしっかりチェックすることも、語彙力・文法力の向上に繋がります。

スクリプトを用いたリスニング学習をしている場合、自然と語彙力や文法力が伸びていくのですが、別途、語彙力・文法力を鍛える学習を行うことで、さらにスピーディーにリスニング力をレベルアップさせることができますよ。

【中上級者以上向け】ラジオやポッドキャストを聞く

基本的にリスニングの勉強は、スクリプトがあるもので行うべきです。

しかし、中上級以上のレベルの人なら、ラジオやポッドキャストをリスニングの勉強に取り入れても良いでしょう。

特に、英語学習者向けの番組は、とても丁寧に説明してくれますから、理解しながら英語を聞くという訓練にも役立ちます。

また、英語学習者向けの番組は、番組内で使った会話などのスクリプトを公開していることもあります。このスクリプトがあれば、聞き取れなかった語彙などもチェックできますね。

スクリプトがない番組でリスニング学習をする際には、ラジオやポッドキャストを聞き流し学習に用いると良いでしょう。

そのほかに、スクリプトありのリスニング学習を並行して行っていれば、リスニング力が格段にレベルアップするかもしれませんよ。

【上級者向け】海外ドラマ・洋画を見る

すでに英語の総合的なレベルが上級レベルなら、海外ドラマや洋画、そして英語ニュースなどもリスニング学習に取り入れましょう。

上級レベルの人の場合、聞き取れなかった単語のスペルも推察して、自分で調べることができるはずです。気になる単語や表現があったら、インターネットなどを利用して調べてみてくださいね。

海外ドラマや洋画を学習に取り入れるなら、英語字幕があるものの方がおすすめです。文章単位で理解できなかった場合は、上級レベルの人でもスクリプトが合った方が学習がしやすいでしょう。

さらに、医療系や科学系、法律ものなど、自分が学びたい分野の英語が使われているドラマや映画を選ぶことで、その方面の語彙力も強化することができます。

特定の分野の英語を伸ばしたい場合は、ぜひその分野に関するドラマ・映画を探してみてくださいね。

英語リスニングは効果的な勉強法で取り組もう!

ただ何も考えずにリスニングをしているだけでは、英語のリスニング力はなかなかレベルアップしません。

リスニングを強化したいなら、リスニング力がしっかり伸びるような勉強法が必要なのです。

大きなポイントとなるのは、「習慣化」「理解しながら聞く」「正しい文章を確認する」の3点。このポイントを意識しつつ、リスニングの勉強を行えば、徐々にレベルアップしていくのを感じるはずです。

ただし、英語は一朝一夕でレベルアップするものではありません。数日やってレベルアップできないからといって諦めないことが肝心です。

レベルアップしたかどうかは、最低でも1ヶ月しっかりリスニング学習に取り組んでから、判断してくださいね。

※当ページにて記載されている内容は執筆時点での情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。