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男子の身長がストップ…文科省の22年度学校保健統計調査速報

生活・健康 健康

年齢別身長の平均値
  • 年齢別身長の平均値
  • 身長の平均値の推移
  • 裸眼視力1.0未満の者の推移
  • 年齢別裸眼視力1.0未満の者の割合
  • むし歯の者の割合の推移
  • 年齢別むし歯の者の割合等
  • 12歳の永久歯の1人当たり平均むし歯等数
  • 中学校におけるむし歯の被患者率等の推移
 文部科学省は12月10日、平成22年度学校保健統計調査速報を発表した。同調査は、昭和23年度から「学校衛生統計」として毎年実施されているもの。

 学校における児童等の発育および健康状態を明らかにすることが目的で、満5歳から17歳までの児童・生徒を対象に、身長や体重などの計測と健康状態について調べている。

 今年度の結果で注目したいのは、男子の身長の全国平均値が、7歳〜12歳、14歳、15歳および17歳で前年度より減少している点だ。その他の年齢では、前年度と同じ数値となっている。同省によると、全年齢で前年度より伸びがみられなかったのは、調査開始以来初めてのことだという。女子の身長は、13歳と17歳で前年度より増加しているが、5歳、8歳、10歳、11歳、14歳、15歳で前年より減少している。

 親の世代(30年前の数値)の身長と比較すると、もっとも差がある年齢は、男子が13歳で2.8センチ高くなっている。女子は10歳、11歳で親世代より1.9センチ高くなっているようだ。男女共に身長は昭和23年度以降、増加傾向が続いていたのだが、平成9年度から13年度をピークに、その後は横ばいとなっている。

 体重について、親の世代と比べると、もっとも差がある年齢は、男子では12歳で2.7kg重くなっている。女子では11歳で1.7kg重くなっている。体重に関しても、昭和23年以降、増加傾向であったが、平成10年度から平成15年にピークを迎え、その後は減少傾向にある。

 健康状態についてみてみると、幼稚園、小学校、高等学校においては、「むし歯」がもっとも多く、次が「裸眼視力1.0未満の者」となっている。中学校では、この順が入れ替わっている。

 「12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等数」は前年度より0.11本減少し、1.29本と過去最低となっている。なお、昭和59年度の4.75本以降、減少が続いている。

 肥満傾向児の出現率については、男子は6歳、8歳から10歳、12歳から14歳で低下。女子は7歳から10歳、12歳から14歳、16歳と17歳で低下傾向となっている。痩身傾向児は男子では5歳、6歳と16歳を除く各年齢で低下しているが、女子は8歳から10歳、12歳と15歳以外では変化なし、または上昇している。

 肥満・痩身傾向児については、平成17年度まで、性別・年齢別に身長別平均体重を求め、その平均体重の120%以上の体重の者を肥満傾向児、80%以下の者を痩身傾向児としていたが、18年度から、性別、年齢別、身長別標準体重から肥満度を算出するように変更し、肥満度が20%以上の者を肥満傾向児、20%以下の者を痩身傾向児としている。
《前田 有香》

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