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今年を象徴する食材は牛肉、おせちの予算は西高東低

生活・健康

2010年を象徴する食材(農畜産物)
  • 2010年を象徴する食材(農畜産物)
  • これからの日本に必要と思うもの
  • おせちの準備状況(関東と関西の比較)
  • おせちの予算について(関東と関西の比較)
  • おせちの準備状況(年代別)
  • おせちの予算について(関東と関西の比較)
  • おせちの準備期間について(全体:単純集計)
 全国農業協同組合中央会(JA全中)は12月14日、「今年の食材(農畜産物)とおせち料理」に関して、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に調査した結果を発表した。調査期間は11月12日〜15日、電通リサーチによるインターネット調査。

 結果によると、2010年を象徴する食材として1位は「牛肉(16.2%)」、2位は「米(14.6%)」。3位には「もやし(8.2%)」がランクインした。牛肉と答えた理由には、口蹄疫問題を挙げている回答が大半となっており、「口蹄疫が日本のリスク管理の欠如を象徴している」、「食の安全について考えさせられた」などの声があった。

 同調査において食の安全に対する意識を聞いたところ、「不安である」と回答した人は約7割にのぼっている。口蹄疫の発生を背景に「牛肉」が1位となった理由として、食の安全性に対する不安の高まりがあると考えられるようだ。

 続く2位は「米」で、その理由に「戸別所得補償制度が開始されたから」「食料自給率を上げるためにも大事だから」という意見が多くみられた。その他の理由として、「日本の米はおいしい」「日本の主食だから」「米粉を利用したパンやパスタなどの新しい食品が出たから」などのポジティブな意見が寄せられた。

 同調査においては、6割以上が国内農業問題に「関心あり」と答え、今年は特に戸別所得補償制度の実施や米価下落等への注目度の高さがうかがえるようだ。また、お米を食べる頻度について聞いたところ、夕食では週平均5.8回お米を食べているという結果となった。

 3位の「もやし」は猛暑で他の野菜が高騰したことを受け「安価でよく食べた」「家計を支えてくれた」などの理由が上位に入った。食品の購入基準についての問いに対しては、1位に「価格」があがっており、「もやし」が3位の背景には、家計への考慮がうかがえるといえる。

 これからの日本に必要なもの、1位は「安全な食料がいつでも入手できる社会(79%)」で、その他では「地方が退廃しない社会(61%)」「弱者を切り捨てない社会(52%)」「地域での助け合いがある社会(44%)」など、安心して暮らせる社会への志向が高まっている。一方で、「経済が成長する社会」と回答した人は約半分に留まっている。

 関東と関西で「おせちの準備状況と予算」を比べてみたところ、関東では「おせち」は自宅で手作りが37.1%で、平均予算は9,307円。関西では自宅で手作りが45.8%で平均予算は11,759円となり、関西のほうが関東よりもおせちを手作りする率が高く、平均でも2,452円高く予算をかけているという結果になった。また、20,000円以上の予算をかける家庭の割合も多く、関西の方が、手作り・高級志向のようだ。

 一方で関東ではデパートなどでおせちを購入する率が高く、予算としても3,000円未満の割合が高いなど、関西に比べおせちに手間やお金をかけない傾向が強いことがわかった。

 おせちを手作りする人は全体の約4割で、とくに20代では「家では作らない」「お正月を過ごす先で用意してくれる」が約7割を占め、若い世代になるほどおせちを準備しない人が多いようだ。

 おせちの準備日数は「1~2日」と回答した人が全体の7割弱で、多くの家庭がおせちの準備を2日以内で済ませているといえる。4日以上準備にかける家庭は全体の約1割に留まっており、「手間がかかる」と思われがちなおせち料理は、実は1~2日の短期間で用意しているようだ。
《前田 有香》

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