12月1日時点の就職内定率は68.8%で過去最低…文科省・厚労省

 厚生労働省及び文部科学省では、平成23年3月大学等卒業予定者の就職内定状況等を共同で調査し、平成22年12月1日現在の状況を取りまとめて公表した。

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大学、短期大学及び高等専門学校の状況
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  • 就職(内定)率の推移 (専修学校)
 文部科学省および厚生労働省は1月18日、平成23年3月大学等卒業予定者の就職内定状況等を共同で調査し、平成22年12月1日現在の状況を取りまとめて公表した。

 調査対象は全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から、設置者・地域の別等を考慮して抽出した112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校)。調査対象人員は6,250人(大学、短期大学、高等専門学校あわせて5,690人、専修学校560人)。各大学等において、対象学生を抽出した後、電話、面接等により、性別、就職希望の有無、内定状況等について調査。内定率とは、就職希望者のうちの内定取得者の割合をいう。

 調査によると、大学の就職内定率は68.8%で、前年同期を4.3ポイント下回っており、平成8年度の調査開始以来過去最低の水準となった。ただし、前回よりも前年同期との差は縮小している。

 男女別にみると、男子は70.1%(前年同期より2.9ポイントマイナス)、女子は67.4%(前年同期より5.8ポイントマイナス)となっている。短期大学の女子学生の就職内定率については45.3%(前年同期より2.1ポイントマイナス)、高等専門学校の男子学生は94.7%(前年同期より2.2ポイントマイナス)、専修学校(専門課程)では54.1%(前年同期よりマイナス2.6ポイント)と全体的に低下傾向にある。

 大学の文理別にみてみると、全体では文系が68.3%、理系が71.3%となっており、国公立では文系が77.2%、理系が75.6%、私立では文系が66.1%、理系が67.8%という結果になった。
《前田 有香》

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