リセマム6周年

学習・体験・食育から送迎まで、私設学童「BunBu学院」の取組み

生活・健康 その他

株式会社ニリア・バニー 代表取締役社長 細川眞紀子氏
  • 株式会社ニリア・バニー 代表取締役社長 細川眞紀子氏
  • BunBu学院の外観。中目黒から徒歩6分のところにあり、学童保育もカリキュラムもすべてここで行われる
  • 文章表現の第一人者である宮川俊彦氏による文章表現(作文)のクラス。大人が受けてもためになるとのことで、教室脇ではお母様方も聴講していた
  • 子どもたちが過ごすリビングダイニングスペース。グランドピアノもある
 前編に続き、BunBu学院を運営するニリア・バニーの代表取締役社長、細川眞紀子氏のインタビューの後編を紹介する。

Q.塾のカリキュラムと講師陣について教えてください。

 学問の分野では、文章表現の第一人者である宮川俊彦先生による作文や、NBS日本速読教育連盟理事の佐々木美枝子先生による速読、「フラッシュ暗算」開発者の宮本裕史先生によるそろばん、脳科学研究所所長の桑原清四郎先生による算数の文章題を開講しています。

 また、教養・スポーツ・伝統の分野でも、英語、ダンス、演技、体操、音感教育、マナー、柔道、書道など、バランスのとれたカリキュラムを用意しています。学問の分野と同様、オリンピック金メダリストの古賀稔彦先生など、著名な講師が直接指導します。

 以上は小学生向けのカリキュラムですが、未就学児が受けられるものもたくさんあります。特にそろばんは、小学生からしか受け入れない塾が多いこともあり、大変人気です。

 また、サバイバル教育の一環として、カリキュラムで学んだことを生かせるイベントを、休日を利用して月に2~3回開催しています。これまでにも、マナーで学んだことを実践する大使との晩餐会や、プロのクラシックオーケストラの舞台を見ることができるバックステージツアー、海釣り、宇宙飛行士体験ツアー、ブリティッシュヒルズツアーなどを企画してきました。

 2月は、表千家教授の西田宗樟先生による茶道、国立西洋美術館での体験学習とロダンやモネの作品の美術鑑賞、ブリックパックを使ってポンポン蒸気船を作る科学工作を予定しています。こうしたイベントは、会員以外の方もご参加いただけます。

Q.学童保育の子どもたちは、BunBu学院で放課後をどのように過ごしますか?

 学童保育は午後2時から始まります。3時までは各々が宿題や自習をして過ごし、みんながそろったら「キッズミーティング」と呼ばれる討論会で、その日のリーダーと予定を決めます。4時までみんなでひとしきり遊んだら、カリキュラムを受ける子どもは教室へ移り、学童の子どもは自分で決めた予定を実行します。そして6時半になれば、帰宅組は帰り、残る子は7時から夕食。オーガニック食材を使い、食育に配慮した献立をご用意します。

 基本のお預かりは8時までですが、オプションで最長10時までの延長も可能で、BunBu学院でシャワーを浴びてから帰る子もいます。また、長期休暇期間中の学童保育は平日朝9時から始まり、昼食もご用意します。

Q.会員からはどのような反応がありますか?

 現在の会員数は約50人で、2割が幼稚園児、残りのほとんどは小学校低学年の子どもたちで、クラスの受講者の割合が多くなってきています。勉強が嫌いと言っていた子がそろばんにはまったり、集中力がついてじっと座っていられるようになったりと、目に見える効果も出ています。子どもたちのやる気や遊び心を引き出すのがとても上手な先生ばかりなので、週5日通ってくる子も、毎日楽しみに来てくれています。

 BunBu学院は一か所でいろいろな教科を受けることができるので、送迎をするお母様方の負担も軽減しているようです。クラス受講のみの子も、授業の前後1時間は無料でお預かりしていますので、送迎時間の融通もききますし、お迎えにいらした時にお子様がおにぎりを食べているアットホームな雰囲気を喜んでくださったりもしています。

 ありがたいことにクチコミで遠方から来るお子様も多くなってきたので、現在行っている指定校8校(青山学院初等部、慶應義塾幼稚舎、成城学園初等学校、東京学芸大学附属世田谷小学校、東京女学館小学校、東洋英和女子学院小学部、トキワ松学園小学校、目黒星美学園小学校)および約2km圏内の小学校へのお迎えサービスは、エリア拡大を予定しています。また現在、学童を行っていない午前中の時間を利用して、ご近所で未就学児のいらっしゃる方々にBunBu学院を開放する「ママカフェ」をオープンしていますが、4月からはこの時間帯に、脳科学分野の新しいカリキュラムを取り入れる準備を進めています。
Q.BunBu学院の将来目標を教えてください。

 いつかは、BunBu学院を各都道府県に1つでいいから作っていきたいですね。引っ越して地方に行ってしまったら、せっかく伸びていた才能が止まってしまいますから、どこに行っても通おうと思えば通える場所に、みんなが通いたいと思うような塾を作っていきたいです。

 もう1つは、「小1の壁」のない“保育園と学童の一体化”の普及です。小学校にあがっても引き続き同じところで見てもらえるのが親にとっては一番安心なことにもかかわらず、私が国に直談判したときも「国の役割は環境を与えること」で、それ以上は関知しないというスタンスでした。脳が構築される10歳までの大切な時期、放課後に何もしないでただ時間を過ごさせるのはもったいないです。BunBu学院のような幼児から小学6年生までを預かって教育を受けさせてくれる施設を、誰もが利用できるようになるために、これからも様々な活動をしていきたいと思っています。

--ありがとうございました。
《柏木由美子》

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