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少年非行を防止するのに大きな役割を果たすのは?…内閣府

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少年非行は増加しているか
  • 少年非行は増加しているか
  • 少年自身の問題点
  • 社会風潮の問題点
  • 不良行為をしている少年を発見した場合の対応
  • 少年非行防止の役割
  • 家庭での対応
  • 学校の対応
  • 地域住民の対応
 内閣府は1月31日、少年非行に関する国民の意識を把握し今度の施策の参考とすることを目的とした「少年非行に関する世論調査」の結果を公表した。

 調査対象は、全国20歳以上の人3,000人(層化2段階無作為抽出法)で有効回収数は1,886人。調査期間は平成22年11月25日〜12月5日、調査員による個別面接聴取法で実施(中央調査社調べ)。

 調査は、「少年非行に関する意識」「少年非行の問題点」「少年による不良行為への対応」「少年非行の防止と立ち直りの支援」「警察などの行政機関に対する要望等」の項目に関して行った。

 少年非行に関して、実感としておおむね5年前と比べた状況についての設問では、「増えている(75.6%)」「変わらない(18.7%)」「減っている(3.0%)」となった。「増えている」とする人の割合は、大学生の子どもがいる人で高くなっている。増加している少年非行としては「自分の感情をコントロールできなくて行うもの(62.5%)」を挙げた人が最も高かった。また都市規模別でみると、大都市で「明確な動機がないもの」を挙げた割合が高い。

 最近の少年非行は、どのような少年が起こしていると思うかという設問については、「保護者が教育やしつけに無関心な家庭の少年(55.9%)」を挙げた割合が最も高かった。大都市では「保護者などから虐待を受けたことがある少年」「何ら問題がないと思われている少年」を挙げた割合も高くなっている。

 社会的にみて問題だと思う少年非行については、「いじめ(53.0%)」「ささいなこどに腹を立てて暴力を振るう(48.8%)」「刃物などを使った殺傷事件(46.4%)」「覚せい剤や大麻などの薬物乱用(42.4%)」が挙げられている(複数回答)。前回の調査(平成17年実施)と比較すると、「いじめ」「薬物乱用」を挙げた割合が増加している。

 最近の少年の性格や資質について、問題だと思う点を聞いたところ、「忍耐力がない、すぐキレる(72.5%)」を挙げた割合が一番高く、次に「他人とのコミュニケーションがうまくできない(51.2%)」となっている。

 少年非行について社会環境の問題点だと思うことについては「携帯電話等の普及により、簡単に見知らぬ人と出会える環境にある(63.4%)」「携帯やインターネットで、簡単に暴力や性、自殺に関する情報を手に入れられる(47.3%)」「カラオケボックス、ゲームセンターなどが深夜まで営業している(40.1%)」「携帯電話などの普及で、少年の交友関係などが把握しにくくなっている(38.9%)」などの順になっている。

 少年非行について、問題だと思う社会風潮としては「他人の子どもに無関心である、地域の絆が希薄化している(57.4%)」「社会全般のモラルが低下している(48.5%)」「社会全般に心の豊かさや思いやりの心が失われている(42.8%)」「保護者と子どもの接する時間が不足しがちである(36.1%)」(複数回答)などとなっている。

 少年非行を防止するために、特に大きな役割を果たすのはどれか聞いたところ「家庭(76.4%)」「地域社会(12.9%)」「警察などの行政機関(5.2%)」「学校(3.7%)」となっており、「家庭」と答えた人の割合は女性で高くなっている。
《前田 有香》

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