厚労省など3大臣、247団体に平成24年学校卒業予定者の採用枠拡大を要請

 厚生労働省は2月16日、厚生労働・文部科学・経済産業の3大臣連名で、247団体に平成24年3月卒の新規学校卒業予定者の採用枠拡大等を要請したと発表した。

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平成24年3月卒の新規学校卒業予定者の採用枠拡大等を要請
  • 平成24年3月卒の新規学校卒業予定者の採用枠拡大等を要請
  • 新規大学卒業者の就職状況の推移
 厚生労働省は2月16日、厚生労働・文部科学・経済産業の3大臣連名で、247団体に平成24年3月卒の新規学校卒業予定者の採用枠拡大等を要請したと発表した。

 大学生等の就職活動が依然、厳しいことから、細川律夫厚生労働大臣は、髙木義明文部科学大臣、海江田万里経済産業大臣との連名で、主要経済団体・業界団体計247団体に対し、「平成24年3月卒の新規学校卒業予定者のための採用枠の拡大」「卒業後3年以内の既卒者に対する新卒枠での応募受付」「学事日程に配慮した採用活動の実施」「平成23年3月卒の未内定者のための追加求人の提出」を求める要請書を送付することとした。

 さらに、47都道府県労働局および新卒応援ハローワーク等からも、主要企業や公的企業等に対して同要請書を送付するなど、新卒者等の採用枠の拡大等について働きかけを行っていくという。

 同省はこれまでも、就職活動中の学生などに、「新卒応援ハローワーク」等に配置している「ジョブサポーター」が相談に乗り、支援を行うよう努めており、その結果、新卒応援ハローワークには延べ124,800人が来所、12,545人の就職が決定している(平成22年9月24日〜平成23年1月末)。また、ジョブサポーターの支援により25,140人の就職が決定(平成22年9月〜平成23年1月末)しているという。

 さらに、文部科学省及び経済産業省との連携による「卒業前最後の集中支援」により、すでに延べ27,390人(平成23年1月18日〜2月6日)に対しジョブサポーター等が電話連絡を行うとともに、特例的に拡充した奨励金を活用する求人を新たに52,981人分(平成23年2月6日現在)確保するなど、取組が進んでいる。同省では、今後も一人でも多くの新卒者の皆様が就職できるよう取り組んでいくとしている。
《前田 有香》

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