中学生の6割がチェーンメールの受信経験あり…日本PTA協議会調べ

 日本PTA全国協議会は、「平成22年度子どもとメディアに関する意識調査」の結果報告書を公開している。

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1日のメール送受信数
  • 1日のメール送受信数
  • 1日の通話時間
  • メールの相手
  • チェーンメールなどの迷惑メールの受信と対応状況(小学5年生)
  • チェーンメールなどの迷惑メールの受信と対応状況(中学2年生)
  • 携帯電話などを利用する際のルール(小学5年生)
  • 携帯電話などを利用する際のルール(中学2年生)
 日本PTA全国協議会は、「平成22年度子どもとメディアに関する意識調査」の結果報告書を公開している。

 同調査は、子どもたちのコミュニケーションおよび学びと遊びの変化について考える上での資料とすることを目的に、「携帯電話の活用について」「テレビの視聴状況」「ゲームソフトの遊び方」「有害図書としての漫画・コミック、雑誌」「パソコンの利用状況」等について調査。調査期間は平成22年11月14日〜27日。全国の小学5年生・中学2年生およびその保護者9,600人を対象に調査票を配布して回収(回収率79.7%)。

 ここでは携帯電話についての調査の結果をみることにする。携帯電話等の所有状況について、小学5年生では「子ども専用機種の携帯電話」または「一般の携帯電話・PHS」を持っているのは合わせて19.9%。中学2年生では「子ども専用」「一般」を合わせ持っているのは40.2%となっている。

 「1日のメール送受信数」では、「1〜5通」が小学5年生(38.3%)、中学2年生(19.9%)でもっとも多く、中学2年生で「51通以上」(12.6%)という回答もあった。

 「1日の通話時間」は、小学5年生では「1〜5分」(45.2%)がもっとも多く、中学2年生では「ほとんど使わない」(34.3%)がもっとも多く、次に「1〜5分」(30.2%)となっている。

 子どものメール相手については、小学5年生では「母親」(77.8%)がもっとも高く、中学2年生では「同じ学校の友人」(87.1%)が高い。

 「チェーンメールを受信したことがある」のは、小学5年生で「よくある」(2.6%)、「時々ある」(7.1%)を合わせると9.7%となっている。中学2年生では、「よくある」(9.0%)、「時々ある」(53.0%)を合わせると62.0%となっている。

 「チェーンメールの対応」については、小学5年生では「返信・転送」(1.0%)、「大人に相談」(7.4%)、「無視」(41.1%)。中学2年生では「返信・転送」(8.6%)、「大人に相談」(6.0%)、「無視」(64.1%)となっている。

 携帯電話の利用についての家庭内ルールについて、小学5年生の「ルールがある」でのもっとも高いポイントは「利用内容について(Webなどは使わない)」(55.9%)、次に「利用法やマナー(食事中は出ないなど)」(50.0%)となっている。中学2年生の「ルールがある」でのもっとも高いポイントは「利用方法やマナー」(49.6%)、次に「利用内容について」(35.4%)。「ルールがない」では、小学5年生は「利用時間(長さ)について(1日通話3分までなど)」(84.5%)、中学2年生は「利用時間(長さ)」と「利用時間帯(夜9時までなど)」(84.5%)でもっとも高くなっている。
《前田 有香》

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