横浜市、放射性物質検出を受け学校給食への牛肉使用を当面停止

 横浜市は7月12日、福島県産の牛肉から放射性物質が検出されたことを受け、市立小学校と市立保育所給食への牛肉の使用を控えることを通達したと発表した。

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  • 小学校給食食材の放射性物質の測定状況
 横浜市は7月12日、福島県産の牛肉から放射性物質が検出されたことを受け、市立小学校と市立保育所給食への牛肉の使用を控えることを通達したと発表した。

 同市によると、福島県南相馬市の緊急避難準備区域から、東京都食肉市場に入荷された肉牛から規制値を上回る放射性セシウムが検出された問題を受け、不安を抱く保護者に配慮して、当面、市内の学校給食への牛肉の使用を控えることとしたという。あわせて、市内の民間保育所および幼稚園等にも通達したという。

 なお、同市においても南相馬市から横浜市中央卸売市場食肉市場に入荷した牛について検査した結果、暫定規制値を超えたものはなかったとしている。今後も引き続き、避難地区域などを中心に、横浜市中央卸市場食肉市場に入荷する牛肉について検査を実施していく予定だという。

 横浜市では、小学校の給食材料の放射性物質の測定を行っている。翌日の給食に使う食材の中から1種類を選び、検査機関に委託して放射性ヨウ素・セシウムを測定している。市内344小学校の給食で使用される県外産の野菜を中心に毎日実施し、翌日、市のホームページで結果を公表している。




 
《前田 有香》

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