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震災後の外遊びの変化を調査、東北・関東に広がる放射能の影響

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一年前と現在を比較して、一番下のお子様が1日の中で外遊びをする時間に変化はありましたか
  • 一年前と現在を比較して、一番下のお子様が1日の中で外遊びをする時間に変化はありましたか
  • 次の項目のうち、あなたが一番下のお子様の外遊びの時間が減ったと思う理由をあげてください(複数回答)
  • 次の項目について、今後、一番下のお子様の成長にとってあなたが重要だと思う項目を3つまで挙げてください
  • あなたは今後、一番下のお子様について、以下の項目の力を育てるために、どれくらい勉強が役に立つと考えますか
  • あなたは今後、一番下のお子様について、以下の項目の力を育てるために、どれくらい遊ぶことが役に立つと考えますか
  • あなたは一番下のお子様が、外で遊ぶ時間が減ることで、そのお子様の成長について不安に感じることがありますか
  • あなたは、一番下のお子様が外で遊ぶ時間が減ることで、以下の項目についてどれくらいマイナスの影響があると考えますか
 教育玩具の輸入・開発・販売を行うボーネルンドは10月4日、「子どもの遊びと成長に関する母親の意識調査」の結果を発表した。

 同調査は、9月上旬に0歳〜6歳の子どもを末子に持つ全国の母親1,000名を対象に、インターネットで実施。

 「1年前と現在を比較して、一番下のお子様が1日の中で外遊びをする時間に変化はありましたか」という質問をしたところ、全体で14.5%の母親が外遊びをする時間が減ったと回答した。東北(20.6%)や関東甲信越(16.5%)では平均より高く、特に福島県に限定すると75.0%の母親が子どもの外遊びの時間が「減った」と回答した。

 一年前と比べて外遊びが減ったと回答した母親122名に外遊びの時間が減った理由を尋ねたところ、「入学・入園」というライフステージの変化によるものがもっと多く、続いて「東日本大震災による放射能の影響」が挙がった。地域別に見ると、東北・関東甲信越地域では、「放射能の影響が心配」(東北:58.3%、関東甲信越:57.1%)が「入学・入園」(東北:25.0%、関東甲信越:32.1%)を大きく上回った。特に福島では83.3%の母親が「放射能の影響が心配」を挙げており、色濃い影響が伺える。

 時間が減った外遊びの種類を尋ねたところ、全体では「砂場での遊び」が54.9%を占めた。特に東北(63.9%)、関東甲信越(64.3%)で高くなっており、東北から関東地方にかけて、砂場の放射能汚染を心配する母親が多いことが分かった。東北地方では、「すべり台など大型遊具」「水遊び」「乗り物遊び」など、すべての項目で平均を上回っており、震災後、東北地方を中心に遊びの環境が失われている傾向が伺える。

 子どもの成長にとって重要だと思う項目については、1位「思いやり」(60.9%)、2位「コミュニケーション力」(54.0%)、3位「話す力・聞く力」(33.4%)の順となった。1位の「思いやり」については、20代の母親で73.7%となり、30代(55.0%)、40代(54.1%)に比べて割合が高くなった。反対に、体力・運動能力(25.6%)については、30代・40代(ともに29.0%)に比べ、20代では18.7%と、若い母親ほど心の成長に重点を置いている傾向にあることがわかった。

 勉強や遊びが子どもの成長にどのくらい役に立つかを尋ねたところ、勉強が役に立つと考える項目は1位「学力」(93.9%)、2位「話す力・聞く力」(86.1%)、3位「自信」(85.0%)となった。遊びが役に立つと考える項目は、1位に「体力・運動能力」「好奇心」(97.9%)が並び、次いで「コミュニケーション力」(97.0%)、「創造力」(96.7%)となった。「学力」以外のすべての項目で、遊ぶことが「役に立つ」という回答が87%を超えており、多くの母親が子どもの成長に遊びは欠かせないと認識していることが伺える。

 また、一番下の子どもが、外遊びの時間が減ることで、その子どもの成長について「不安に感じる」と回答した母親の割合は56.7%に上っている。
《前田 有香》

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