東京都、神奈川県でインフルエンザの流行警報発令

 東京都と神奈川県は2月2日、インフルエンザ定点医療機関からの報告をうけ、インフルエンザ流行警報を発令した。警報の指標となるインフルエンザの定点当たり患者数「30」を、両都県が2012年第4週の報告で超えたという。

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都内におけるインフルエンザ患者報告数(東京都発表)
  • 都内におけるインフルエンザ患者報告数(東京都発表)
  • インフルエンザ様疾患による集団感染事例の報告数(東京都発表)
  • インフルエンザウイルス検出状況(東京都発表)
  • 神奈川県インフルエンザ定点当たり報告数(神奈川県発表)
  • 地域別の状況(神奈川県発表)
 東京都と神奈川県は2月2日、インフルエンザ定点医療機関からの報告をうけ、インフルエンザ流行警報を発令した。警報の指標となるインフルエンザの定点当たり患者数「30」を、両都県が2012年第4週の報告で超えたという。

 両都県の前週の報告では、定点患者数が「10」を超え、注意報を発令したばかり。第4週では、都内で1医療期間当たりの患者報告数が「32.2」、神奈川県では「34.24」と、1週間で約2倍に増加した。

 東京都では、1999年の感染症発生動向調査開始以来、2番目に多い報告数だと発表。人込みを避け、手洗いを徹底するなどの心掛けを呼びかけている。

 一方、神奈川県では、前年に続き同じ第4週での警報発令。相模原市では定点当たりの患者数が「50」を、厚木市、秦野市では「40」を超えており、十分な注意が必要。県は、大きな流行が発生しているとして、こまめな手洗い、マスクの着用などの徹底を呼びかけている。

 なお、インフルエンザウイルスの検出検査結果によると、両都県ともにAH3亜型が9割を占めているという。
《湯浅大資》

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