新社会人、給料は「不測の事態に備えできるだけ貯金」76.2%

 マイナビは3月28日、2012年春入社予定学生の「入社直前の学生意識調査」の結果を公開した。同調査は、2012年春卒業予定者365人を対象にアンケートを実施。調査期間は2月28日〜3月14日。

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 マイナビは3月28日、今春入社予定の学生を対象に行った「入社直前の学生意識調査」の結果を公開した。

 同調査は、学生のための社会人準備応援サイト「フレッシャーズ マイナビスチューデント」の会員365人(2012年春卒業予定者、男性168人、女性197人)を対象にメールによるアンケートを実施。調査期間は2月28日〜3月14日。なお、同調査は2008年から実施しており、今年で5回目となる。

 社会人になるにあたっての現在の心境を尋ねた質問では、「期待が大きい」と答えた学生が49.9%、「不安が大きい」と答えた学生が50.1%となった。

 「期待が大きい」と答えた学生にその一番の理由を尋ねた質問では、2008年の調査開始以降初めて「お金を稼げる」が34.1%(前年比5.6pt増)で1位となった。

 一方、「不安が大きい」と答えた主な理由としては、「ストレスで精神的に持つか」(72.7%)、「体力的に持つか」(53.0%)など、新たな社会人生活に対しての精神面・体力面への不安の声が挙がった。

 入社する会社への満足度については、「とても満足している」(30.1%)、「まあ満足している」(59.7%)を合わせて89.8%が満足していると回答。働くことに対してのモチベーションについても78.6%が「高い」と回答する結果となった。

 また、「就職活動をやり直したいと思いますか?」という質問には、77.2%が「やり直したくない」と回答。その理由としては「希望する会社に入社できたから」(52.8%)がもっとも多く、次いで「次も内定をとれるかどうか自信がないから」(39.0%、前年比7.2pt増)となり、活動の長期化や内定率の低迷など、厳しい就職活動を経てきた学生たちの心境が伺える結果となった。

 初任給の使い道について尋ねた質問では、「親へのプレゼント/ご馳走する」(72.9%)と「貯金」(69.6%、前年比4.8pt増)が上位に挙げられた。また、入社後「貯金をする予定がある」と回答した学生(91.5%)に、貯金の目的を尋ねた質問では、「将来やりたいこと・買いたいものがあるため」(61.1%)がもっとも多く、次いで「最近の不況を受け、不測の事態に備えて」(56.9%、前年比10.9pt増)となった。

 給料の使い道に関しても、「仕事で稼いだお金は不測の事態に備えてできるだけ貯金したい」(76.2%、前年比8.2pt増)となり、「仕事で稼いだお金は人脈を広げたり、経験を積むためにできるだけ使いたい」(23.8%)を大幅に上回るなど、例年以上に不測の事態に備えて堅実にお金の使い方を考える様子が伺えるとしている。
《前田 有香》

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