花粉症デビューの若年化すすむ、平均年齢は7.4歳

 ウェザーニューズは4月24日、同社の提供する気象情報サイトの利用者を対象に行った「第二回花粉症調査」の結果を発表した。今回の調査は、全国の50病院からも調査協力を得ている。

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 ウェザーニューズは4月24日、同社の提供する気象情報サイトの利用者を対象に行った「第二回花粉症調査」の結果を発表した。

 調査は、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」と、携帯サイト「ウェザーニュース」の利用者を対象に、4月12日〜15日に実施し、29,874人の有効回答を得た。また、全国の50病院からも調査協力を得ている。

 「お子さんや周りの子どもで、症状が出ている子は、早い子で何歳くらいから発症していますか?」という設問では、「4〜6歳」という回答が27.4%ともっとも多く、次いで、「7〜9歳」が17.5%、「0〜3歳」が17.4%となった。平均年齢は7.4歳となっている。

 また調査に協力した医師からは、「子どもの花粉症患者が増えている」という回答が約9割に上ったという。食生活が変化し、高タンパク・高カロリーの食事を摂る子どもが増えていることや、免疫力が低下していることをその要因とする医師からの意見もあったという。

 「いつから花粉症ですか?」という設問では、「10年以上前から」という回答がもっとも多く23.9%、次いで「20年以上前から」が22.3%、「5年以上前から」が14.8%となっている。昨シーズンに比べ花粉の飛散量が少なかった「今シーズン」は4.2%という結果に。ただし、大量飛散だった昨シーズンもデビュー率は5.4%と、飛散量による大きな違いは見られなかった。

 なお、地域別にみた今シーズンの花粉症デビュー率は、鳥取と島根で10%を超える高い数字となるなど山陰エリアの発症が目立った。また九州エリアでも長崎を除く全県で、デビュー率が5%を超えている。

 なお医師に対する設問で、「今シーズンから花粉症になった患者の数はどうですか?」と訊いた設問では、「多い」または「同じ」という回答が6割以上となっており、花粉の飛散量が減少しても発症者が減少するわけではないという結果になった。

 花粉シーズンの前半を振り返ってその対策について尋ねた設問では、27.6%が「対策が甘かった」と回答した。今シーズンは、飛散量が少なくなるという予測情報が出たことで、油断してしまった人も多かったようだと同社では分析している。

 さらに調査では、今シーズンの花粉症の症状と対策状況について、くしゃみや鼻をかむ回数、マスクや目薬の使用頻度、通院の有無について各県ごとの平均値を集計した一覧表も公開している。
《田崎 恭子》

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