リセマム6周年

未来の教室で模擬授業…富士通の教育クラウドソリューション

教育ICT その他

未来の教室
  • 未来の教室
  • 富士通の教育クラウドソリューション
  • 授業に参加した来場者
  • 手書き電子ドリル。ペンを近づけると記入枠が広がる
  • ボタン1押しで採点。正しい筆順が表示された
  • 大小2つの風船の変化(気体の流れ)を予測
  • 風船の変化を予想
  • 予想を電子黒板で共有し、意見を出し合う
 「富士通フォーラム2012」が5月17日、東京国際フォーラムで開幕する。昨年は震災の影響で開催が見送られたため2年ぶりの開催となる今回は、「Reshaping ICT - Reshaping Business」をテーマに、全92のセミナーと約110の展示が行われる。一般公開に先立ち15日に行われた報道関係者向け内覧会を取材した。

 教育関連では、「生きる力が育む未来の教室〜富士通の教育クラウドソリューション」と題し、富士通が2010年より西日本エリアを担当する、フューチャースクール推進事業に関する展示と模擬授業を行っていた。富士通の考える新しい教育環境ー「学びの環境の変革」「授業スタイルの変改」「新しい評価軸への対応」が紹介されており、開始から3年目に入った小学校5校、2年目に入り本格稼働する中学校2校でのICT利活用のようすを知ることができる。

 ブースに設置された、電子黒板と3台のタブレットPC(児童生徒1人1台)をWi-Fi接続した「未来の教室」では、来場者を交えた模擬授業が行われた。

◆筆順も確認できる手書き電子ドリル

 2010年より利用されている「手書き電子ドリル」での漢字書き取りでは、紙と同じ感覚でペンを持つ手を画面上に置いて書けること、ペンを近づけると記入枠が広がるようす、ボタン1押しで採点から「はね」「交わり」「形違い」「筆順」の評価までが行えるようすが紹介された。「筆順」まで評価し、正しい筆順を確認できる仕組みは、デジタルならではの良さだと感じた。

◆各自の予想を電子黒板で共有

 管でつないだ大小2つの風船の変化(気体の流れ)の予想を、各自のタブレットPCに書き込み、その予想を電子黒板で共有し、意見を出し合う。「マーナビケーション(意見板)」での授業では、児童生徒の意見を共有して協働教育を実現するようすが紹介された。

◆紙(ペーパーテスト)とデジタルデータの一元管理

 校務支援システムの「プリントの取り込み」では、ペーパーテストをスキャナで取り込むことで、手入力不要で点数をデータ化し、生徒児童の傾向を可視化、各種データとともに管理できるようすが紹介された。教員は、テスト採点後の点数の転記の手間や誤りから解放される。

 紹介されているデジタル教材や校務支援システムには、フューチャースクール推進事業スタート時から利用され改善を重ねているものもあれば、現場からの声に応えるかたちで新たに開発されたものもあるという。

 実施3年目に入る小学校では、ICT利活用を進めていくなかで恊働教育の色合いが濃くなり、また現場からさまざまなアイデアが生まれているという。たとえば、体育実技を体育館上部から動画撮影し、床に投影して、授業に活かしている学校もあるのだという。

 校務支援システムでは、ペーパーテストをデジタルデータとして管理できることが紹介されたが、担当者によると「フューチャースクール推進事業3年目の2012年度は、紙とデジタルデータの一元管理が一つのテーマになっている」のだという。また、校務支援システムのSaaS化についても計画しているそうだ。

 「富士通フォーラム2012」は5月17日〜18日の2日間、10時〜18時に東京国際フォーラムで開催される。入場は無料で、空席のあるセミナーおよび展示・デモは当日受付も行われる。
《田村麻里子》

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