食品中の放射性物質、米・牛肉の基準値引下げ

 厚生労働省は10月1日より、食品中の放射性物質の新たな基準値として、米や牛肉に含まれる放射性セシウムを1キログラムあたり500ベクレルから100ベクレルに引き下げる。出荷や摂取の制限の実施情報は、同省のホームページにて掲載される。

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放射性セシウムの新基準値
  • 放射性セシウムの新基準値
  • 基準値の設定について
 厚生労働省は10月1日より、食品中の放射性物質の新たな基準値として、米や牛肉に含まれる放射性セシウムを1キログラムあたり500ベクレルから100ベクレルに引き下げる。

 同省は、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、食品中の放射性物質の暫定規制値を設定した。より一層、食品の安全と安心を確保するために 新たな基準値を設定し、2012年4月1日より施行している。だたし、準備期間が必要な食品については一定の期間、暫定規制値を適用している。大豆は、2012年12月31日まで暫定基準値を適用する。

 なお、暫定規制値が適用されている期間内に製造・加工された食品は、賞味期限までは流通が認められる。基準値を超える放射性物質が検出された食品については、状況に応じて、出荷や摂取の制限が行われ、同省のホームページにて情報公開される。
《工藤めぐみ》

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