インターンシップのエントリー平均6.8社、前年より増加

 人材採用コンサルティング会社のジョブウェブは、同社会員の2014年度卒学生を対象にインターンシップに関する調査を行った。前年の調査よりエントリー社数、参加社数が上回っていることや、選考に対して対策をしていなかった学生が6割強ということがわかった。

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インターンシップに何社エントリーしたか
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  • インターンシップの選考の中で、もっとも苦労したものは?
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 人材採用コンサルティング会社のジョブウェブは、同社会員の2014年度卒学生を対象にインターンシップに関する調査を行った。前年の調査よりエントリー社数、参加社数が上回っていることや、選考に対して対策をしていなかった学生が6割強ということがわかった。

 同調査は2012年10月2日~10日に、「2014年度卒学生インターンシップ振り返りアンケート」を実施。回答者数は、文系215名、理系101名、その他5名の合計321名。慶応義塾大学や早稲田大学、東京大学などの学生が回答している。

 インターンシップエントリー社数は、7社以上という学生が39.9%、5社が12.6%、6社が6.3%と、6割弱が5社以上にエントリーしている。平均エントリー社数は6.8社となり、前年の13年度卒学生の結果を上回った。

 インターンシップの選考を受けたことがあるかについての質問では、94.7%の学生が「選考を受けたことがある」と回答。しかし、選考にあたっての対策はしていないという学生が65.7%だった。実際に選考を受けてみての感想は、8割弱が予想より難しかったと回答。選考でもっとも苦労したものは、「面接(32.7%)」、次いで「エントリーシート(31.0%)」となった。学生のコメントによると、「インターンシップの選考ではインターンシップであるとタカをくくらず、本選考と同じような対策をしておくべき」などの声があがっていた。

 実際の参加に関しては、7割強が複数社に参加しており、平均参加社数2.7社で前年を上回った。インターンシップ期間は「1週間程度(59.2%)」が参加経験者トップ。同社によると、例年、理想のインターンシップ期間は「1週間程度」という回答がもっとも多かったが、12年度卒までは3割程度にとどまり、学生の要望との乖離がみられたという。しかし、インターンシップは5日以上と明示された2011年の倫理憲章改定により、13年度卒学生から増加。学生の理想に近づいてきているようだ。
《黄金崎綾乃》

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