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大学生の死亡原因トップは「自殺」52%…大学生協調べ

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事故の給付件数と給付金額
  • 事故の給付件数と給付金額
  • 本人死亡の原因
  • 自殺者属性と加入者属性の比較
  • 就職活動による10~20代の自殺者の推移
 大学生の死亡原因トップは「自殺」で51.6%を占めることが、全国大学生協共済生活協同組合連合会の調べで明らかになった。学年別で4年生以上の割合が高いことなどから、近年の就職難が影響している可能性があるという。

 同調査は、大学生の病気やケガについて、大学生協共済連の共済金給付や大学生協保険サービスが取扱う学生賠償責任保険での保険金支払の実績をもとに分析したもの。分析対象は、2006年4月1日~2011年3月31日の共済金給付実績および保険金支払データとなっている。

 生命共済では、病気と事故の双方において給付件数が2009年度から2年連続で増加。2011年度は事故の割合が全体の66%を占めた。事故の内容としては、「スポーツ事故」の割合が高く、給付件数では64%、給付金額では58%を占める。性別では給付件数・金額とも男性が女性を上回っており、85%を占める。

 病気の内容としては、「消化器系の疾患」や「呼吸器系の疾患」が中心であるが、「腫瘍(新生物)」の件数・金額が、いずれも2011年は前年度比25%以上増加している。また、「精神障害」の給付件数が2年連続、給付金額が3年連続で増加している。

 本人死亡の原因は、1位「自殺」51.6%、2位「日常生活の事故」11.3%、3位「交通事故」9.7%となり、自殺が半数以上を占める。自殺について、学年別でみると「4年生」「それ以上」の割合が高いことなどから、近年の就職難や社会に出ることへの不安などが影響していることが考えられる。性別でみると「男性」80.9%、「女性」19.1%と男性が8割以上を占める。地域別でみると「北海道ブロック」「中四ブロック」の割合が高い。

 また、「精神障害」による死亡も毎年発生している。「自殺」や「精神障害」による死亡は、メンタルケアの充実化や周囲のサポートによって無くしていくことが可能であることから、同連合会では、2010年より実施しているメンタルヘルス専門の相談ダイヤルの活用など、さらに踏み込んだ対策が必要であるとしている。
《工藤めぐみ》

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