【EDIX2014】ダイワボウのタブレット模擬授業…一斉・個別・協働学習を実現

 教育ITソリューションEXPO(EDIX)のダイワボウ情報システムブースでは、普通教室での1人1台のタブレットPC環境を想定した模擬授業を実施。模擬授業の参加者にiPadを配布し、一斉学習・個別学習・協働学習を紹介している。

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一斉学習
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  • 生徒はペンツールを使って解答
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  • 注目すべき解答を先生がクローズアップ
  • ペア学習で解答
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  • 先生の説明
  • 情報化の5つのステップ
 教育ITソリューションEXPO(EDIX)のダイワボウ情報システムブースでは、普通教室での1人1台のタブレットPC環境を想定した模擬授業を実施。模擬授業の参加者にiPadを配布し、一斉学習・個別学習・協働学習を紹介している。

 模擬授業は、小学5年生の社会「水産業の変化」について、グラフや画像などの資料をもとに考え、ペア学習を通じて考えを深め、生徒に関心を持ってもらうというもの。電子黒板に表示されたグラフは、配布されたiPadに表示し、先生から与えられた課題をタブレットに書き込む。解答が完了した生徒たちはアップロードボタンを押し、各生徒の解答が電子黒板に一覧表示される。注目すべき解答を先生がピックアップして生徒が発表、先生が説明を加える。インタラクティブでテンポがよく、生徒の集中力を引き出す授業が展開されていた。

 タブレットに入力される生徒の解答には、文字やグラフのほか、撮影した写真などもある。今回の模擬授業に利用されたのはiPadだったが、タブレットのOSを問わず、他メーカーの授業支援システムでも利用できることも特徴だ。

 従来の授業スタイルでは、自信がある生徒が手を挙げて発言することが多かったが、1人1台のタブレット環境を導入することで、すべての生徒の解答をバランスよくピックアップすることが可能になる。手を挙げて発言することが不得意な生徒の見解などもクラス全体で共有できるのだ。

 ダイワボウ情報システムでは、「教育の情報化」の5つのステップを定義。先生に1台(ステップ1)から、グループに1台(ステップ2)、1教室分(ステップ3)、複数教室分(ステップ4)、1人1台(ステップ5)と各段階に応じたICT活用を提案している。

 同社のブースでは、EDIX2日目の22日、3日目の23日にも模擬授業を用意、学年や教科別に複数回実施される予定だ。
《工藤めぐみ》

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